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6/30 新宿 Naked Loft 鎌仲ひとみトークイベント「メディア新世紀開幕・番外編」〜エコ先進国・スウェーデン帰国報告会〜
6月末日月曜夜、おなじみ鎌仲ひとみ監督のトークライブへ。前回は元LUNASEA ・SUGIZOさんがゲストということで、早々に予約は満席となり、参加を断念。今回は事前にゲストの紹介はなかったが、それでも会場 Naked Loft には、25名ほどのお客さんが集まった。

本日のお題は「エコ先進国・スウェーデン帰国報告会」。5/1 渋谷・アップリンク・ファクトリーレポで書いたように、監督は 5月後半からスウェーデン取材に出向き、同月末に帰国。エコ先進国スウェーデンで見たホットな情報が展開される。以下、トークの内容をかいつまんでご紹介。

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本日のトークライブは番外編ということで、いつもとは異なり、前半は監督の一人トーク。その分、核兵器にちなんだ現代アートの映像 「OverKilld」 や、エンデの遺言の映像を紹介するなど、お客さんを飽きさせないよう、監督、いろいろと工夫を凝らしていた。

トークライブ最初のキーワードは「持続可能な社会」。スウェーデンで2番目に大きなNGOであるナチュラル・ステップ。そのナチュラル・ステップは、「持続可能な社会の条件」(4つのシステム条件)を提唱し、スウェーデン環境相や首相、地方自治体、産業界に訴えかけ、スウェーデンが環境先進国となる過程において、大きな役割を果たしてきたという。

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ナチュラル・ステップが提唱する「4つのシステム条件」とは以下の条件。

(1)自然の中で地殻から掘り出した物質の濃度が増え続けない。
(2)自然の中で人間社会が作り出した物質の濃度が増え続けない
(3)自然が物理的な方法で劣化しない
(4)人々が自らの基本的ニーズを満たそうとする行動を妨げる状況を作り出してはならない

日本においてナチュラル・ステップが活動を開始した時、第一の条件を提示しただけで、当時の日本企業から拒絶されてしまったという。

一方、スウェーデンでは、持続可能な社会条件を提示したNGOの試みが大成功し、国レベルでのエコが進み、現在に至っている。バイオガスを使用したバス、ストックホルム市内の自動車規制、実験都市・ハンマービショスタッド、エコ住宅など、プロジェクターを介して豊富な写真や資料が提示され、エコ先進国の模様が紹介された。

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化石燃料に依存しない社会が実現しているスウェーデン

日本に帰国し、ガソリンの高騰に大騒ぎしている社会を目の当たりにする監督。脱化石燃料が進んでいるスウェーデンからしてみれば、今ごろ何を騒いでいるのかと、クビを傾げられるであろうと話す。

ちなみにスウェーデンといえばハノイ・ロックス・・・な〜んて言うのは俺やキャプテンだけど(笑)、ABBAの「ダンシング・クイーン」を思い浮かべる人は多いのではないだろうか? そのABBAが、ナチュラル・ステップ普及のために大きな役割を果たしたという。世界中で大ヒットした「ダンシング・クイーン」、今でも日本で大人気曲。「ダンシング・クイーン」の歌と音楽に乗せて、エコを広めていくってのもいいかもしれない。

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今回のトークライブは、さながらエコ先進国・スウェーデンのプレゼンテーションといった趣であったが、実際に取材してきただけあって、監督の言葉には説得力があり、観客の関心を惹きつけた。恐らく参加した人々は、翌日から監督と同じように、エコ先進国スウェーデンについて語ることになるだろう。

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大と小が分離されたトイレ。混ざるとエネルギーとして利用するにはよくないらしい。

これらスウェーデン取材の結果は、鎌仲監督の新作として映画制作がされる見込みとのこと。この日本社会において、希少価値たる鎌仲ひとみ監督。その監督が「持続可能」に映画制作をするため(笑)「六ヶ所村通信」のDVD、みなさん買ってね〜 多くの人に見てもらいたいから1500円と格安料金になりましたよ〜 ・・・・と、監督からのメッセージ。

全国での上映会が 430 回を超えた 「六ヶ所村ラプソディー」も、ようやくDVDとして発売される予定とのことで、Amazon.com や 楽天で購入できるようになるとのこと。ブログでの紹介もしやすくなるね〜。

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「これは一馬力です」 ⇒ 会場(笑)


トークライブ後半、スペシャルゲストとして武蔵野美術大学大学院生の江藤孝治さんが出演。急に目が輝き出す鎌仲監督(笑)。やっぱりこの人は一人より、誰かと一緒にトークしていたほうが本領を発揮できるみたい。

江藤さんの大学卒業制作として作成された映像作品により、岩手県・葛巻町の模様が紹介される。

タカナシなどの牛乳の産地として有名な葛巻町だが、クリーンエネルギーの町としても有名で、年間50万人もの視察者が訪れるという。町は、風力発電、太陽光発電、バイオマス発電などのクリーンエネルギー発電で180%以上の電力自給率を持つ。

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ただ問題点もあり、いくら電力を自前で生み出したとしても、送電線建設、蓄電池導入には莫大な費用がかかるため、作られた電力は東北電力に売られることとなる。しかし、国及び電力会社の方針で売電単価は下がるばかり。また、時間帯によって発電中の風力発電を電力会社の系統連系から切り離す「解列」なるルールもあり、クリーンエネルギーから生み出された電力より、原発から生み出された電力が優先される電力会社の仕組みがあるとのこと。

監督は日本の倒錯した状況にあきれ返っていたが、国の政策と電力会社の意向という、巨大な壁を動かしていかない限り、この国はどうにもならない・・・。

映画「不都合な真実」のエンディングで訴えられていたように、クリーンエネルギーに積極的な政治家を支持するとか、そんな候補者がいなければ自ら立候補するとか、そういった一人一人の民主主義の実践と行動で変えていくしかないんだろうね。人に訴えるとか、社会を変革するとか、そういったことが当たり前に行われる社会であってこそ、本当に民主主義が実践されている社会って言えるんだと思う。

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質問コーナー中でスウェーデン人と日本人との一番の違いは何かと問われた監督はこう答えていた。
「スウェーデンの人たちは自分で考えている。人生の豊かさの考え方が違う。」
逆に言えば自分で考えないのが日本人の風潮で、他人任せ。積極的に人生を生きようと思うのなら、当然の帰結として積極的に社会の在り様について考えるはず。情報公開や、自分たち自身のフレキシブルさも監督は訴えていたが、まったくそのとおり。

次回トークライブは8月29日の予定。皆様も会場に足を運び、鎌仲パワーの恩恵にあずかりましょう。



※先週金曜日 PARCafe で行われたトークイベントについては 「鎌仲サポーターブログ組」パクさんの記事もご覧になって下さい!
●6/27 PARCafe 鎌仲監督トークイベント:パクさんブログ


<関連リンク>
●『六ヶ所村ラプソディー』〜オフィシャルブログ(鎌仲さんブログ)

<関連過去記事>
●08/05/01 渋谷・アップリンク・ファクトリー 『六ヶ所村通信no.4』 & 鎌仲ひとみトークレポ

●08/03/13 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕vol.2」
●08/01/15 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕」

●最新トレンド映画 『六ヶ所村ラプソディー』
●「世界中に起きているストーリー。人類史に普遍的なストーリ
ー。」 by 坂本龍一




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おまけに新宿の街の情景をパチリ。今はあんまり行くことはないが、昔はなじみの街だった・・・・
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歌舞伎町への道
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ついでに Naked Loftのメニューも。沖縄料理が中心。
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| イベント行ってきました | 07:55 | トラックバック:1コメント:13
5/1 渋谷・アップリンク・ファクトリー 『六ヶ所村通信no.4』 & 鎌仲ひとみトークレポ
木曜日、渋谷・アップリンク・ファクトリー 『六ヶ所村通信no.4』 を観にいく。アップリンク・ファクトリーの前は何度も通ったことがあり、なじみの地域であったが、中に入るのは今回はじめて。

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『六ヶ所村通信no.4』 は映画 『六ヶ所村ラプソディー』 のその後、そして現在までのリアルタイムな動きを描いたドキュメンタリーで、3月に完成したばかり。3月の Naked Loft のトークライブの宣伝が遅れたのは、この作品を完成させることに監督が注力していたからだった・・・

一番の見所は青森県のお役人さんと、放射能除去装置を要望する人たちの議論のシーン。本格操業で日々排出される放射能の量は微々たるものであり、人間は自然界からも被爆していると県は説明。それに対し、自然被爆以上には被爆したくないのだ、おかしくなってから対応しては遅いのだという要望側の論理は極めて説得力があり、問題の本質に迫るものであった。

また、『NO NUKES MORE HEARTS』時のインタビューの中で、六ヶ所の問題にかかわることが様々なことにつながっていくと元LUNASEA の SUGIZOさんは語っていた。この視点はとても重要だと思う。ただ単に反対にエネルギーを使うのではなく、それをきっかけとして各人それぞれが意識の発展をしていくこと、人として花開いていくこと、とても重要な視点だ。

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上映後、監督のトークがあった。前日は Naked Loft で SUGIZOさんをゲストに迎えてのトークライブがあり、アップリンク・ファクトリーでの鎌仲監督特集とあわせこの一週間連日のトーク。少しお疲れかな??とも感じだが、原子力に代わるエネルギーを模索するため、その分野で先進国であるスウェーデンへ取材にいく計画を語った。さすが鎌仲ひとみ、しっかり&着実に未来を見つめているわ〜と、感動。『六ヶ所村通信no.4』以降の新たな展開を語る監督に、一瞬 「神」 が見えた瞬間だった(笑)。歴史は今この瞬間、目の前で動いている。

スウェーデン取材の結果はテレビをターゲットにしているとのこと。鎌仲ひとみ、これからの展開に注目。それと同時に、「鎌仲サポーターブログ組」(N郎♪が勝手に命名)もしっかり情報発信していかないとね・・・。パーソナルメディアであるブログは誰だって自由に発信できるんだから、ちょっとした意識の転回と手間を使えば・・・

一人一人のブログ発信に関連して、ジョン・レノン「イマジン」の一節を紹介しよう。訳は忌野清志郎

♪夢かもしれない、でもその夢を見てるのは、一人だけじゃない
♪世界中にいるのさ


加えて、みんながそれをやればいい、簡単なこと。肝心なことは一人一人が発信者になるということ。おもしろいぜ〜


※アップリンク・ファクトリー鎌仲ひとみ特集についてはパクさんもブログ掲載。そちらの記事もご覧になって下さい!
●5/2 渋谷・アップルリンク・ファクトリー
●4/29 六ヶ所村通信NO.4を渋谷で観ました

※SUGIZOさんをゲストに迎えての 4/30 Naked Loft トークライブの模様は 杉蔵 junky さんのブログに記事が掲載されています。そちらも是非どうぞ!
●アットホームなトークイベだったなぁ〜



<関連リンク>
●『六ヶ所村ラプソディー』〜オフィシャルブログ(鎌仲さんブログ)

<関連過去記事>
●3/13 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕vol.2」
●1/15 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕」

●最新トレンド映画 『六ヶ所村ラプソディー』
●「世界中に起きているストーリー。人類史に普遍的なストーリー。」 by 坂本龍一


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| イベント行ってきました | 23:59 | トラックバック:0コメント:4
3/13 新宿 Naked Loft 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕vol.2」
木曜夜、鎌仲ひとみ監督トークライブへ。今回のイベント、告知がほとんどされていなかったようで、10日前の段階で予約者ゼロの情報あり。しかし会場である Naked Loft に入ると、お客さんはそこそこ入っていた。開演までには立ち見もでるほどの40名近いお客さんが集まり、ピーク時は50名ぐらいまで達したのではないだろうか。

今回のゲストは、イラクへの支援で、ヨルダンから帰国したばかりの高遠菜穂子さん。北海道からいらしたという。鎌仲さんいわく、日本のメディア史の中で最大のバッシングを受けた人ということだが、現在は逆にテレビなどマスメディアからの出演依頼がよくくるとのことで、取りまく環境の変化を語っていた。

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手前(後姿)・高遠菜穂子さん 奥・鎌仲ひとみ監督

マスメディアではほとんど報道されなくなったイラクの現状が今回の話題の中心。日本のジャーナリストに協力した現地のイラクの人たちは、今、どんどん殺されているという。それをまったく伝えようとしない日本のジャーナリストたちへの失望を、鎌仲さんは吐露する。米国のメディアですら伝えているというのに。

同じく、イラク戦争開戦の大義名分となった大量破壊兵器の存在について、デッチあげであったことが後に判明したのだが、誤った報道を垂れ流したメディア自身の検証や反省が米国ではあるにもかかわらず、日本では反省の姿勢もなく、誤った情報が残ったままとも語っていた。まったく同感。

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今回もプレゼンソフトとプロジェクターを活用し、わかりやすくまとめる。

米軍に殺されれば調査もなくテロリストにされてしまうイラクの実情(その発表を検証もなく垂れ流すメディア)、米国の情報操作が最も成功したというザルカウィのキャンペーン(架空の人物とみなされている)、2回目のファルージャー総攻撃でのメディア排除(さまざまな実験兵器が使われ、1回目以上の虐殺が行われた)、アラブ世界で日本より断然注目されている自衛隊の派遣(アラブ世界での日本のイメージ失墜)・・・などなど注目の話題がいろいろ出された。これらについてインターネットを調べれば情報を得ることは出来るが、実際にイラクを取材してきた鎌仲さんや、イラク支援を続けている高遠さんの口からでる言葉には大いなる説得力があった。

ある種の政治的タブーにされてしまっている憲法9条について、メディアの状況のおかしさについても語られていたが、 「タブーって、やぶってみたらこんなものかみたいなつまらないものだ」 と語る鎌仲さんの言葉が印象的だった。個としての表現自体もそうなのだろうが、勝手に自主規制している部分も強いと思う・・・いや、個としての表現自体こそにタブーの核心があるのではないか?

今回のトーク、一番の見所は最後の質疑応答だった。イラク情勢について質問を受けた高遠さんは、「覚醒」の状況など、複雑なイラクの内部事情を説明した。肉親を殺された憎しみによって、暴力でしか争いを解決できなくなってしまっているイラクの人たちに、暴力以外で争いを解決する方法を提示したいと語っていた。

その話しに関連して鎌仲さんは、ヒロシマ・ナガサキで肉親を失いながら生き残った人たちが、これから生きていく拠り所を、その体験を伝えることに求めたという話しをした。戦争によってトラウマをかかえてしまった人たちが、その後、生きていくということがどういったことなのか深く考えずにはいられなかった。イラクではほとんどの人が理不尽に肉親を殺されているという。

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「劣化」ウラン弾の模型を片手に解説する監督。「劣化」 という言葉のまやかしについても言及。

鎌仲監督は 1998年、イラクに取材に行き、14歳の白血病の少女、ラシャと出会った。彼女は 「私を忘れないで」 と書き残して、薬のないまま亡くなった。監督が核の問題に取り組み続けてきた原体験となっている。

●鎌仲ひとみ:確かにそこにある脅威 イラク−アメリカ−日本−そしてボスニアへ

今回のイベントで気付かされたが、監督は驚くぐらい誠実な人だ。多くの人は見て見ぬふりをするだろう・・・自分には関係ないと。しかし鎌仲さんは出会ってきた人、一つ一つの言葉に耳を傾け、自分の中で消化し、そして行動に移してきた人だと気付かされた。イラクでの体験から続いた六ヶ所村は、監督が自身に問いかけてきた一つの道筋となっている。

予約がゼロであっても、メール一つで50人ものお客さんが自発的に集まってくるというその理由は、鎌仲さんの人柄以外の何物でもない。ミュージシャンであるUAも、坂本龍一も、そんな驚くほどの誠実さにひきこまれ、自身の誠実さを問うたのでないだろうか。

鎌仲さんの数ある魅力の中でも最大と思われる「驚くほどの誠実さ」、それを知っただけでも十分収穫のあるトークライブ参加だった。自身のライブの準備など、かなり忙しい日々を送っているが、それでも行ってよかったと思う。また、前回トークライブのライブレポで知り合ったkikiさん、個人的に来ていた某新聞社会部の記者さん、日本イラク医療支援ネットワークの方と会話できたのもよかった。次回トークライブは 4/30 に予定されている。

追伸)
イベントに参加されたkikiさんのブログにてもレポートが掲載されました。こちらをご参照下さい。

<Naked Loft アクセスメモ>
前回の経験を活かし、今回はJR新大久保駅から Naked Loft へ向かった。これまたラブホテルを横目に空いている路地を歩いていき、スムーズに Naked Loftへたどり着くことが出来た。おかげで新宿駅と歌舞伎町の雑踏をくぐり抜けずにすんだ。新大久保からの方が近くていいよ。


<関連リンク>
●『六ヶ所村ラプソディー』〜オフィシャルブログ(鎌仲さんブログ)
●イラク・ホープ・ダイアリー(高遠さんブログ)


<関連過去記事>
●1/15 新宿 Naked Loft 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕」

テーマ:平和を願う - ジャンル:政治・経済

| イベント行ってきました | 23:59 | トラックバック:0コメント:6
1/15 新宿 Naked Loft 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕」
火曜日、ブログ友パクさんに誘われて新宿 Naked Loft での鎌仲ひとみトークイベントへと向かう。JR新宿駅東口を出て歌舞伎町方面へ。かつて西新宿にロフトがあった時、バンドとしてそのステージで演奏したことはあったが、ロフトが歌舞伎町に移転してからは、ロフト本体にも、プラスワンなどのファミリーにも足を運んだことはなかった。
コマ劇場を突っ切り、連なるラブホテルを横目に進んで職安通りを渡ると今回の会場Naked Loftがある。

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●リンク:Naked Loft HP

Naked Loft はカフェ居酒屋風をコンセプトとしたライブスペースで、音楽のみならず様々なイベントが行われている。サブカルチャーのトークもライブイベントにしてしまうのは東京・新宿ならでは。

本日トークを仕切る鎌仲ひとみさんは映画『六ヶ所村ラプソディー』の監督であり、自分は日曜日に東大宮の上映会で映画を観たばかり。上映後に監督のトークも行われ、彼女が只のジャーナリストや映像作家ではないことに気付く。映画の感想は前回記事をご参照いただきたい。

●前回記事:最新トレンド映画 『六ヶ所村ラプソディー』

パクさんら生活クラブ生協の皆様と談話しているうちに開演時間。ハイクオリティーなドキュメンタリー映画の監督でありながら、抜群のタレント性をも持つ鎌仲ひとみ監督。「ど〜も〜〜!」と元気に登場してきた彼女はライブパフォーマーとしても十分にその才能を発揮し、初っ端から会場を盛り上げる。

ノートPCをプロジェクターにつないで、話の要点をリアルタイムにプレゼンソフトに書き込み、観客に解説する。ネットの話になると話題となっているサイトを即検索してスクリーンに映し出し、話の内容にシンクロナイズさせる。さらにトークの模様はスタッフによってビデオ撮影され、ネットにも配信されるという、使えるプレゼン要素はいくらでも使って、最大限の効果をあげようというその姿勢は観客にアピールする表現者として「さすが〜」と思わずにはいられない。

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左からマエキタさん、小田さん、鎌仲さん

ゲストはコピーライターのマエキタミヤコさんとPJニュース編集長の小田光康さん。マエキタさんは広告メディアクリエイティブそしてコピーライターの視点で、小田さんは通信社にいたころの経験と現在のネット市民ニュースの経験からそれぞれメディアの問題について語る。

●リンク:マエキタミヤコ サステナ日記
●リンク:PJニュース

小田さんの話の中に、「これがジャーナリズムだ」と言って一般の人から結婚式の撮りっ放しビデオのような映像を持ってこられる例があるが、見れないというのがあった。PJニュースのプリビュー数をどうアップさせていくのか常日ごろ考え続ける編集長として真っ当な意見であり、まったく同感。人に観てもらいたいのなら、人に観てもらえるだけの工夫が必要であり、ジャーナリズムであっても、受け手側の興味と集中力を途切らせない工夫=エンターテイメント性は必須だ。ましてや映画や音楽、ライブ演奏についてはいわずもがな。

お金を払ってでも観たい読みたいというような情報を提供し、それによって影響力あるメディア運営を目指す立場から、お金の話は必要と語る小田さん。その意見はジャーナリズムのみならずミュージシャンやアーティストにとってもにまったく同様といちいち頷く。その横で、映画の上映費だけでは食べていけず、大学で教えることとの掛け持ちをしないとやっていけない自分はダメだ〜!・・・と嘆く鎌仲さん。プロの映像作家として経済的な自立を目指す者ならではの嘆きであり、マルチな才能を発揮せざるおえない鎌仲ひとみの努力と才能の原動力はそういったところにもあるのだと気付く。

本日のお題は「メディアはなぜ六ヶ所を伝えないか?」。お題についての結局何が話されたのか思い出すと、マスメディアの収支の多くは広告収入で成り立っており、東電などのスポンサーがいるから原発の宣伝はしても批判はできないとか、記者クラブは排他的で接待漬けになっているというような話しが出されていた。

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トークの中で出た記者クラブの問題点を鎌仲さんがまとめる

しかしそういった話は10年も20年も前から延々と言われ続けていることであり、では一体どうすればいいのか?・・・それこそが重要なテーマなわけだが、「国民の知る権利はどうなるんですか?」と繰り返し追求をしましょう!!とか、視聴者がマスコミに意見をどんどん送れば影響があるというような話がマエキタさんから出る。鎌仲さんは「意識改革でーす!」と芸人のように屈託なく叫んでいたが、まぁ、そういったことを楽しく、明るく、愛に満ちて、お洒落に、そして効果的にやっていけば、もう少し広がっていくのかもしれない。何をやるにしてもやる、その行為に人を惹きつけるだけの魅力が必要だと思う。

トークイベント終了後、鎌仲さんと少し話す。鎌仲パワーの源はなんですか?とたずねたところ、当然のごとく「楽しいからよ〜」という答えが返ってきた。何をやるにしても「楽しい」ことは基本だと思うが、英知を尽くして創造的な仕事をすれば、その分、喜びや充実感が味わえることを知っている者の意見とも言える。そんな本当に「楽しい」感覚を知っているならば、キツイことや困難なことも乗り越え、目標に向かって続けていくことが出来るのだろう。恐らく彼女のマルチな才能も、そんな克服の過程でひとつひとつモノにしてきたのではないかと推測する。

このブログを読んでいる皆さんは、本当の「楽しさ」味わっているだろうか? ジャンル問わず、人と関わるすべてチャレンジャー諸氏は鎌仲ひとみの魅力から大いに学びとるべき。N郎♪は強く推奨する。


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鎌仲さんとツーショット。撮影は鎌仲さんが教えているところの生徒さん(感謝)

●リンク:『六ヶ所村ラプソディー』〜オフィシャルブログ

(リンク追加)

●Mango☆さんブログ / 六ヶ所村トークベント /反対の為に出来る事
●パクさんブログ/六ヶ所再処理工場関連記事(当イベントの写真などあります)
●ライブドアニュース/メディアはなぜ六ヶ所を伝えないか? 鎌仲監督によるトークショー


おまけ:ライブハウスメモ

今回のNaked Loftの料金システムは、呑み食いした料金に一律チケット代1500円がプラスされ、帰りの会計時に清算するというものであった。明朗なシステムで、伝票も客席に置かれ、何を注文したのかしっかりとわかるように記載されていた。好印象なイメージを持ち、さすがロフト系と感心したのだが、お店の努力は大したものだと思う。

帰りの電車でNaked Loftで配られた冊子に目を通す。新宿ロフトと下北沢シェルターの店長の対談が掲載されていた。ここ数年でライブハウスの数が増え、その分集客が落ち、2007年は「苦」の年であったという。新宿ロフトですらそうなのだから他のライブハウスも推してしかるべきだ。コンテンツであるバンド側、アーティスト側も、自分らのライブ(コンテンツ)にどれだけの付加価値をつけられるか、大いに模索していくべきだと思う。文化とはそういった負の状況を打開するところから生まれていくのではないだろうか。

(トークライブ続編)
●3/13 新宿 Naked Loft 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕Vol2」

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5/24 埼玉会館 「輝け!日本国憲法のつどい」
木曜日の夕方、時間が空いたので、浦和の埼玉会館で開かれた講演会に行ってみた。「輝け!日本国憲法のつどい」と題された集会で、主旨は憲法9条を守ろうという講演会だった。埼玉会館に入るのは久しぶりだよな〜と思いつつ、どのぐらい人が入るんだろうと思ってみていたところ、大ホールの定員の7割ぐらいは入っていたと思う。

講演者はジャーナリストの堤未果さんと、同じくジャーナリストの伊藤千尋さん。堤さんの話は9・11テロ発生当時の堤さん自身の体験(当時堤さんは崩壊したビルの隣のビルにいたという)から日本に戻り、通訳として働いたときに憲法9条の重みを知ったこと、そしてイラクへ派遣される米軍兵士がどのように徴集されているのか米国の実態について語っていた。格差社会の米国では、貧しい若者はまるで詐欺で騙されるようにイラクへ派遣されていくという。格差社会を作り出す人たちと、戦争を作り出す人たちは同じだと語っていたが、たしかに我が日本ももう半分片足突っ込んでいるんだろう。
伊藤千尋さんの話は9・11発生時、大統領が議会の承認なしでテロの相手国に報復できるという法案を採決した際、ただひとり反対した民主党のバーバラ・リー下院議員の話、そして日本と同じく平和憲法を持っているコスタリカの話など、なかなか面白く示唆に富んだ話しであった。

両者の話で共通していたことは、日本国憲法の第9条について、日本だけの問題ではなく、世界の人々が注目し、そしてうらやましがっているといこと。現在の日本国憲法を護ろうという動きは、マスメディアではなかなか取り上げられないが、これからかなり大きな運動となっていくのではないか・・・そんなふうに思わされた集会であった。なんか久しぶりにおもしろくなってきたぜ・・・って感じだ。

関連リンク
報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか 報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか
堤 未果 (2006/04)
海鳴社
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