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新曲「ひまわり」2023年、夏の記憶
ひまわり2ブログ用

2023年7月25日、実家・青森の父親が急逝したとの連絡を受けた。
ガンでステージが進んでいるとの話は6月に聴いていたけど、まさかこんな急に・・・とびっくり。

その週の土曜日と日曜日は栃木県でライブを予定していた。

土曜日は野木町のひまわりフェスティバルのステージで演奏。その日のための新曲「ひまわり」を作り、ほぼ完成していた。
日曜日は壬生町のライブバーでの演奏、国道4号線にちなんだイベントだった。

取り急ぎ、週末の2つのライブ出演をキャンセルし、翌日の未明、埼玉の自宅から車で実家の青森に向かって出発した。


東北自動車道は群馬方面に少し迂回しているため、深夜だし、栃木県までは県道3号→国道4号→国道新4号のルート走ることにした。
利根川を渡って茨城県に入ってから国道新4号に切り替えようとしたが、曲がるべきポイントで曲がることが出来ず、そのまま国道4号を進んだ。

夜明け少し前、古河を過ぎて、栃木県に入るとそこは土曜日に演奏をするはずの野木町だった。
ひまわり畑は国道4号の東側にあり、運転しながら東側の車窓を見る。

ああ・・・ここで演奏する予定だったんだ、そう思いながら、練習で録音していた新曲「ひまわり」をスマホ経由でカーステレオから流す。


特筆すべきところは大してない平凡な新曲だが、車を運転しながらしっくりきて、繰り返し何度も聴いた。

壬生町を過ぎ、宇都宮を過ぎて、途中ガソリンスタンドを探すため迂回し、最後は矢板から東北自動車道に乗った。



自分の父親が亡くなった夏。

振り返った時、2023年の夏は、この曲とともに思い出されることだろう。


葬儀が終わり、埼玉に帰ってきたあとの土曜日、演奏するはずだった日からちょうど一週間後、野木町のひまわり畑に行って、曲の演奏を撮影した。





<N郎♪ライブ日程>
2023年 8月19日(土)夜  東京・秋葉原⇒岩本町 LiveGarete..秋田犬
2023年 9月 3日(日)午後 埼玉・越谷 HappyWing 羽根さん家 残暑フェス
2023年 9月18日(土)午後 埼玉・岩槻コミュニティーセンター音魂会

| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 18:30 | トラックバック:0コメント:0
自作詞の背景 「ラベンダー」 (1)
2009年の秋、「ハイビスカス」のコード進行が思い浮かび、年が明けた2010年1月の秋田犬ライブの日、その曲の歌詞を一気に書き上げた。
2010年の前半は、いわき田人でのライブをはじめ、活発に活動した時期でもあった。それと同時に、今でも歌えている曲をいろいろ作った時期でもあった。

「ハイビスカス」を完成させた後、4月には「太陽と月」の原曲となる「N郎♪のテーマ2010」を書き上げ、さらに5月には「さよならカルテル」、そして6月には「星降る夜と風吹く朝に」を書き上げた。
当時のライブのメイン曲は2008年から2009年にかけて作成した「Once」であり、先にあげた新曲を加えて、それ以降のおなじみのラインナップが出揃った。


2010年8月、いわき田人での野外イベント

2015年、ピアノインストシリーズ収録曲の3曲までが2010年に生み出した曲ということとなる。


翌2011年、3月に東日本大震災があった年は、2010年とは対照的に、ほとんど曲を作らなかった年となった。「テラ」 のリメイク、”歴史の歌”と呼ばれている 「さよならカルテル2011スペシャル」 など、作品は残してはきたが、新曲は年末に作成したクリスマスソング「メリーメリークリスマス」 のみ。

曲作りよりも、演奏活動に集中したかったということと、2010年に作った作品が充実していたため、急いで新たな曲を書く必要はないと思っていたことによる。



そして2012年。ギターのコード進行をを弾きながら新しい曲が思い浮かんだ。

ロックを感じさせるコード進行。
このインパクト、いけると思った。

いい曲が浮かんだなら、いい歌詞、いいタイトルが必要となる。

「ハイビスカス」 に続き、花の名前をタイトルにしようと思った。

花のイメージ、言葉のごろ
いろいろ考えていくうち 「ラベンダー」 がよいのではないかと判断。
しかしラベンダーという花がどういった花なのか詳しくは知らなかった。

紫色
ハーブ
アロマセラピー

イメージが膨らむキーワード

そして調べていくうちに、花言葉に出合った。

ラベンダーの花言葉

「あなたを待っています」






(次回へ続く)

自作詞の背景 目次





...


前回記事、マースケさん、N郎♪バラードの本質に気付いていただきありがとうございます。まったくそのとおりです。曲を聴く際には黄昏すぎにご注意下さい(笑)

やっとこさん、記事でのご紹介ありがとうございます。同封した「Fine Days Song」のフライヤーは今回新たに作成した新作フライヤーです。いい感じに写真にしていだだき嬉しい限りです(笑)

花大黒さん、先日は非常に楽しい時間、そしていろいろお気遣いいただきまして感謝です。京都に行って、くつろげるお店があるということは非常にありがたい事。和カフェ花大黒さんの様子、京都御苑散策、油小路散歩、その他もろもろ写真については、写真を編集できる環境にもどりましたらご紹介させていただきますね。あらためてありがとうございました(笑)

花ちゃわんさん、CD喜んでいただき嬉しい限りです。ギターのキュッキュッって音、そうなんですよ、自分でもこの音、いいな~と思ってたとこです。よくよく注意して聴くと、いたるところでその音があって、思わぬ効果でサウンドを面白くしてる。ありがとうございます(笑)

夏至子さん、いただいたメールがあまりに素敵でしたので、番組の中でご紹介させていただきました。毎日ご愛聴いただき、嬉しい限りです、ありがとうございます(笑)


そしてメールをいただいたみなさま、感謝感激です。嬉しいメールをたくさんいただき、モチベーションもアップ。気持ちも新たに次なる創作活動に励みたいと思います。本当にありがとうございました。

蔭ながら応援いただいているみなさまにも感謝です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



・・・


Photo-ZERO 南町田写真展、10日までとなっております。N郎♪つながりの方々も記事記載いただいてます。

LMさん
月のつぶやき:五月のお出かけは…

chatnoirさん
北国の黒猫:『自然風景写真クラブ-Photo-ZERO写真展』

ありがとうございます(^-^)/


























| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 08:59 | トラックバック:0コメント:1
自作詞の背景 「Once」 第3回
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自作詞の背景 「Once」 第3回


「Once」2番の歌詞・・・当初は今の歌詞とは異なる歌詞だった。

第1回 で書いたように、強烈な映像イメージをもつ 「Once」 1番の歌詞に対して、2番の歌詞にはどんな歌詞をもってくればいいのか・・・・

当初書いた2番の歌詞は、その後まもなく、2番としては弱いと判断して、現在の歌詞に書き直した。

この曲のテーマにより近い内容に書き直された2番の歌詞は次のような歌詞。

20130622-1.jpg


今、私は、壊れた愛、振り返る人の
悲しみの果てに見えた、希望の歌を聴く

人知れず流した涙、風に乗り天に舞い上がって
曇になる、そして地上に降り注ぐ、時を待つ



(写真:みかげのガーデンより)



1番の歌詞が、海外の戦争から想起された歌詞であるなら、2番の歌詞はより身近な、誰もが体験してきたような、そんな題材を歌詞にしたかった。


「Once」について、これまで何百回ライブで演奏してきたかわからない。
演奏していくにつれ、ボーカル表現としての面白さを追求し、歌い方を少しずつ変えていった。もっとも変化していった部分がこの2番の出だし部分。

ここ1年ばかりのライブ演奏では、この部分をあえて崩し、インパクトのある表現に変えていった。

曲の流れを敢えて止めるのは、聴き手をあきさせず、注意を惹きつけるため。

流れを崩すこと、間を入れること・・・ただだらだらと流れていかないようにするための表現上の工夫だった。

それと同時に、1番のサビでボーカルは最高潮に盛り上がり、間奏のスキャットでさらにもありがって、そしてこの2番の出だしでガクッと落とす・・・それがこの曲の醍醐味の一つ。


20年近く前、声の表現者として師であった福島英先生はいつもそのことを話していた・・・音楽とはメリハリであり、その繰り返しであると。

四ツ谷のリハーサルの後、馬場さんの車に乗り、秋葉原まで送ってもらう車中でも馬場さんとそのことを話した。古典落語のように、結末がわかっていても聴き入る 「芸」 があるということを。

同じ歌を何百回、何千回歌っても、いつも人の心に新鮮な感動を与える・・・それこそが 「芸」 であり、表現者として目指すべきものであり、福島先生の教え示してくれた 「芸」 の道であった。


今回の録音版「Once」、バッキング本録音が終わって、ボーカルを入れる段階となり、逆にその2番の出だしのボーカル表現が一つの課題となった。

自分だけで演奏するライブ、ギターと歌のみの表現なら、思うがままにその間を取ればいい。しかし今回の音源ではそれはできない。

あらかじめ収録された音源にどうボーカルをのせ、どう表現するか・・・課題であった。

しかし本録音までそのことは考えないことにした。その時の感性で、きっといい表現が出来る。そう確信していた。


・・・

2013年6月16日夕方、ボーカルの本録音はバッキングボーカル録音とともに進んでいった。残すところあと2曲、「Once」と 「グッパイ・グンナイ」。

馬場さんから、難しいのはどっちだ?(簡単なほうからやったらいいんじゃないか) と質問があり、自分は  「グッパイ・グンナイ」 と答えた。

N郎♪の返答に、馬場さんは意外な顔をしたが、 「グッパイ・グンナイ」 は一部高音でノドに危険な発声をする箇所があり、そのリスクを考えると 「Once」の前に歌うことはできなかった。


そして 「Once」ボーカル本録音開始

1テイク目、いい感じの表現もあったが、探り探りの箇所もあり、馬場さんのもう1回録ろうという声もあって、再チャレンジ。

2テイク目、1テイク目よりは表現に集中できた。しかしまだ迷いの箇所があった。テイクを聴きながら、よし、次でいける、自分の中でさらによい表現ができる確信が持てた。

「Once」1曲歌うのはかなりの体力を消耗し、不安もあった・・・馬場さんは大丈夫か? と聞いてきがが、それに対してN郎♪・・・大丈夫。


3テイク目、表現への集中はできた。

この3テイク目をベースにして、やり直すべき箇所はやり直し、コーラスパートなどを続けて録音。


サビのボーカルとハモって 「Once」 と歌うコーラスパート、ボーカルの歌が終わってもそのパートだけは続くというのはこの曲を考えた当初からのアイデアであり、アウフヘーベンのライブなどでもベースの SAMMYにやってもらっていること。

前の日の真夜中のサンプル録音でも自分で試し、そのアイデアがイケてることは確信していた。

録音後、機械的な間隔で 「Once」 と入ってくる自分のコーラスパートの声を聴きながら、はじめてこの曲を演奏した日、現在は出演していないライブハウス・四谷コタン店長の木村さんが、ミュージカルの One を 想起したと話したことを思い出した。

・・・この曲のテーマは、再生への願い


曲の出来た 2009年以来、四谷コタンの店長・木村さんをはじめ、たくさんの人と一緒にこの曲にかかわってきた。しかし、今、録音する段階になって、気がつけば、時の流れとともに、多くのことが過去のこととなってしまっていた。途切れたままの人もたくさん。

そしてそうであるが故に、逆に今の自分が、あらためてこの曲の歌詞に考えされられるこことなっていた。

それと同時に、この歌詞を書いた2009年当時も同じことを考え、それまで出会ってきた人、それまでにあった出来事を想起しつつ、この歌詞を書いたんだ・・・そう思い出した。


それら一つ一つに対して、自分は誠実に向き合う義務があるのだと思う。

成し遂げられなかったこと、途切れてしまったこと、道半ばなこと・・・それはこれから自分がどういった活動をしていくのか、そこにかかっていき、ベースとなり、この歌の歌詞とともに、未来の出来事へつながっていくのだと思う。



前の日の真夜中のサンプル録音のおかげで、「Once」本録音のコーラスパートの録音は順調に進んだ。

最後、「Once again 」 をシャウトする箇所も、何回かやり直していくうちにハモりは上手くいき、この曲の最大の魅せ場となった。

歌詞を書いた当初、最後の 「Once again 」というフレーズにはあまり意味はなかった。第1回で書いたように、この曲は 「Once」 というサビのフレーズから思いつき、「Once again 」 はその後考えたフレーズだ。

しかし年月が経ち、今この段階となって、「Once again 」 というフレーズが大きな意味を持つフレーズとなっていることに気付く。


この歌のテーマは再生

戦争により破壊されつくされた街
人と人との壊れた絆

「Once again 」 なのだ。



今、その日収録した「Once」本録音のボーカルを聴いてみると、100%の完璧な出来では決してない。しかし音楽とは完璧なことが大事なのではなく、ハートが伝わることが大事なことなのだと思う。

そういった意味で、熱く、まちがいなくハートの伝わるボーカル表現になっている。何度でも繰返して聴きたくなる出来だ。

それと同時に、N郎♪の代名詞「Once」であるがために、三橋さんのドラム、斉藤さんのベース、まさみちゃんのピアノ、Jimmyのエレキギター、馬場さんのアコースティックギターと、各パートが最高のパフォーマンスを発揮した素晴らしい出来となった。



この世に生まれながら、外国の軍隊の侵攻により、はからずも命を奪われていった人たち、その家族の悲しみ・・・この曲の歌詞を考えるヒントとなった人たちのためにも、

ミュージシャンとして、ライブイベントのスタッフとして、この曲にこれまでN郎♪と一緒にかかわってきた人たちのためにも、

そして何よりこれまでこの曲を歌ってきた無数のライブ会場で、感動したとN郎♪に感想を述べてきてくれた人たち、一緒に歌ってくれたたくさんの人たち、ワンスフラワーを咲かせてくれたたくさんの人たちのためにも、この曲、これからも大事にしていかなければ、そう思う。





自作詞の背景 目次


・・・

今日のひとこと 「自分を大事にするとは、自分自身で到達すべきこと」

前回記事、 みかげさんありがとうございます。おかげさまで完成にむかって着々と進んでいます。まだまだ先になるかと思いますが、Xデーをお楽しみに(笑) お写真、拝借させていただきました、ありがとね~★


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   7.4(木) 秋葉原・秋田犬(ソロ)
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自作詞の背景 「Once」 第2回
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自作詞の背景 「Once」 第2回


2013年6月15日、馬場孝幸プロデュース・N郎♪アルバムのボーカル録音を翌日に控えた土曜日の夜、アウフヘーベンギタリスト Jimmyと約束して、アルバムのトップを飾る 「ラベンダー」 のエレキギターパートを追加録音する予定だった。

朝起きて、その日の行動を考えていくうちに、録音を行うスタジオまでの移動手段がないことに気が付いた。予約しようと思っていたスタジオは駅から離れた場所にあり、電車での移動は不可だった。

スタジオの予約は出来たが、さて、どうやってスタジオまで移動しようか、Jimmyに自宅まで迎えにきてもらおうか・・・などと考えているうちに、前々から利用しようと思っていたカーシェアの利用を思いついた。

しかしカーシェアを利用するためには会員登録が必要であり、今ネットで登録しても、利用カードが届くまでには数日かかって、今日の利用には間に合わない・・・なんとかならないか・・・。そう思ってカーシェアのホームページを見ていると、営業所まで行けば即日発行が可能なことがわかった。

早速ネットで会員申込みをし、昼過ぎ、大宮駅西口にあるカーシェアの営業所まで行って、利用カードを入手した。

これで安心。


帰り道、さいたま新都心にあるカーシェアの駐車場と、レンタル対象となっている車を確認し、自宅に戻って正式に予約を行った。18:00から翌 09:00 までのパック料金を選択。

夕方、自宅から歩いて駐車場まで出向き、カーシェア初体験。あらかじめ Youtub で利用方法の解説動画を観ていたから、簡単にいくだろうとタカをくくっていた。パーキングに到着し、車を動かしたところまではよかった。しかし、パーキングから出場するところでつまづいた。どうやってゲートを出ればいい??

入場する際には駐車券を取っているわけでもないし、利用カードを機械に入れても返却されるだけ。出口ゲートから車をバックさせ、考えこんだりを繰り返しながら、ああ、そういえば以前ホームページを見たとき、なんか駐車券があったな・・・そう思い出して、運転席からふと頭上を見上げると、そこにはサンバイザーに挟まれた専用駐車券があった。


そこからはスムーズ・・・しかし慣れない車だし、久しぶりにさいたま市内を運転するということもあって、ひたすら安全運転を心がけた。


自宅に戻り、録音機材=ノートPCと周辺機器、を車に積み込み、スタジオ予約時間よりかなり早めに出発した。

「ラベンダー」 のエレキギターアレンジをどうしようか・・・・昼過ぎまではそのことを考えていた。午後の時間にそのサンプルを作成し、Jimmyに連携して、スタジオへ向かう車中では、仮録音した音源を流しながら、次のことを考えていた。

「ラベンダー」、「Fine Days Song」、「こころ」、「ハイビスカス」と流していき、「Once」 に差し掛かったとき、ああ、そういえば 「Once」 のコーラスってなにも考えてない・・・そう気が付いた。


今回のアルバムに収録する曲の中で、 「Once」 はもっともなじみの曲であり、そうであるが故に、逆にアレンジのことは何も考えていなかった。


Jimmyとのスタジオ予約時間は 21:00 からだったが、20:00 まえにはスタジオ近くに到着し、セブンイレブンで買い物をした後、仮録音音源を流しながらワンスのコーラスアレンジをざっくり考えていた。

20130615-1.jpg


21:00 スタジオワーク開始。Jimmy と「ラベンダー」 のエレギターパートの録音。 2回スタジオに入り、00:15 、「ラベンダー」 のエレギターパートの録音は完了した。


今回のアルバムのために、本録音前のセッションを含め、エレキギターパートを担当した Jimmy とは合計5回のセッションを行った。自宅、四ツ谷のリハーサルスタジオ、日暮里レコーディングスタジオでの本録音×2回、そして今回の追加録音と、互いの音楽史の中で、貴重な体験をすることとなった。

思い出せば 2002年のアルバム 「ハート」 に収録した、「バンドの練習が始まる時刻を待ちながら」「ハート」のエレキギターソロも Jimmy にお願いした。重ねてきた年月を考えると感慨深いものがあった。

20130615-2.jpg


午前 00:45 、Jimmy と別れ、自分は自宅へは戻らず、車を運転して国道17号線へと向かった。

17号線から戸田駅へ向かう途中にある、24時間営業のマクドナルド・・・・車を運転しながら、そこで 「ラベンダー」の仮ミックスとともに、「Once」のコーラスを録音してみようかと思いついた。


17号線を戸田方面へ南下し、右折して、戸田駅へ向かうマクドナルド・・・そこは自分にとって特別な場所だった。

3年前の2010年7月、高見沢みなも 「43℃」 を編集したのも、その場所だった。


午前 01:10、小雨が降る中、マクドナルドの駐車場に車を止めた。

ノートPCを作動させ、機材をつなぎ、ヘッドフォンをつけて、車の中で 「Once」のコーラスをサンプル録音した。

サンプル録音完了後、PCを抱えて店内に入り、マクドナルドの中で録音したサンプル音源を、編集した。

この時間、開放されているのは入り口から入って直ぐのカウンター前のエリアのみ。土曜日の夜ということもあって、深夜にもかかわらず若い男のグループがだべっていた。

サンプルの編集をひととおり終えて周りを見渡すと、若者たちは既にいなくなっていた。

音源をSDカードに入れ、車に戻った。

国道17号線をさいたま市まで戻る車中、編集した「Once」のコーラスアレンジを流し、聴きながら、修正すべきところを洗い出した。

コーラス開始部分はここじゃないな~とか、ちょっとくどいな~とか、最後の ♪Once again の部分はハモったらいいんじゃないか、明日の録音で試してみよう・・・・とか。


午前 04:00 、さいたま新都心の駐車場に戻り、車を返却した。

雨が降り続く中、自宅へ歩いて帰った。


(次回へ続く)



自作詞の背景 目次

・・・

今日のひとこと 「他人がどうこうじゃない、自分がしてきたことを大事にするということ。」

前回記事、 松山さんありがとうございます。なんだかんだ言って 「Once」 が一番感動的にしあがっていると思います。お楽しみに。



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自作詞の背景 「Fine Days Song」(3)
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・・・

自作詞の背景 「Fine Days Song」(3)

(前回からの続き)

2013年5月7日早朝、JR九州・鹿児島本線の大牟田駅前から乗り合いタクシーに乗って、佐賀空港へと向かった。

朝一の飛行機で東京へ帰るため・・・。

まだ夜明け前、けだるい時間の中、有明海周辺の光景を眺めながらタクシーは有明沿岸道路を進んだ。



有明沿岸道路をyoutubeにアップされている方の動画


ゴールデンウィークの間に完成させようと思っていた 「Fine Days Song」 の歌詞は、何も完成していなかった。

次の日曜日、5月16日の夜は、馬場さんと、ミュージシャンのバンド人たちと、四ツ谷でリハーサルを行うこととなっていた。

佐賀空港に到着し、羽田行きの飛行機に乗り込み、飛行機は離陸し、高度を上げてノートパソコンを使ってもいい時間帯となった。


今だ・・・

そう思ってノートパソコンを開いた。


歌詞の元となる文を機内で一気に書きあげた。

ブログにみっちり書いてきたこと、
その内容に沿って、思っていることがスラスラ書けた。


書きながら、これはイケる、そう思った。

2番にあたる部分を書きながら、思わずグッときてしまった。

♪ 振り返り見える景色も、
♪ 同じようにゼロではないさ
♪ 生まれてきたこと、出会ってきた人、
♪ その意味を考えてみよう


ああ、こんな歌詞、まだ書けるんだ、そう思った。




5月15日、リハーサル前日の土曜日の夜、サンプル音源の制作を開始した。

アレンジ自体は過去にある程度出来ていたから、それに合わせてソフトに打ち込めばいい。

ドラムの音から打ち込みを開始した。

ギター片手にコード進行を再精査し、アレンジを一通り打ち込み、仮ギターを録音して、一眠りした後、5月16日朝、歌詞の精査に取り掛かった。

歌詞自体は今完成していなくてもよい。そんな軽い気持ちで、羽田に向かう飛行機の中で書いた歌詞の元ネタを、メロディーに合わせて精査し始めた。

歌詞は出来るだけ元ネタの文のままとし、仮ボーカルを録音した。その結果、メロディーと歌詞をかなり強引に結び着ける結果となったけど、逆にそれが新鮮さを与えて、いい感じになった。

1番を歌い、2番を歌い、これはイケる、そう思って、2番の後に展開部を入れることとした。

展開部に入れた歌詞はこんな歌詞。


♪ 夜明け前、有明沿岸道走る
♪ 久しぶりにいい歌が、書けそうな気がするんだ



午前中のうちにコーラスまで入れることが出来た。

昼過ぎ、音源を編集し、ミックスして、サンプル音源は完成。

ネットにアップし、本日のリハーサル、そして本録音に参加することになっているアウフヘーベンギタリストのJimmyちゃんにメールした。


バタバタとサンプル音源をCD-Rに焼き増し、家を出た。

18:30、JR四ッ谷駅前、Jimmyちゃんと待ち合わせして、馬場さんが押えていた四ツ谷のリハーサルスタジオへ。


Jimmyちゃんに加え、プロフェッショナルなバンドの方たちとリハーサルをしたのは6曲。


それぞれの曲で、セッションの前にサンプル音源を流して聴いてもらった。


「Fine Days Song」 1番の歌詞の出だしはこんな歌詞。

♪ 何一つ不自由なく育ってきた僕たちの世代、だけど
♪ 今、時代は、下り坂転げ落ちてゆくラプソディー


馬場さんはその歌詞を聞き、笑いながら 
「転げ落ちてけー、イイゾー!!(笑)」


そして展開部、N郎♪ボーカルはファルセットを多用し、超ハイトーンボイスに。
馬場さんはそれを聴いて大爆笑(笑)。

♪ 君に届けたい声~エ~エ~(アゲアゲ)

「Once」 のサビの ♪オーヤーヤーヤーのところも、馬場さんが最初に聴いた時には大爆笑だったんだけど、まさにそれこそがN郎♪の声の力、これはイケるって確信した。


サンプル音源がしっかりしていたのと、サウンドの輪郭が明確なこと、バンドの人たちのフィーリングと一致していたこともあって、「Fine Days Song」 は6曲中一番すんなりとリハーサルできた。




15年の月日が経って、このタイミングで、「Fine Days Song」 は自分が思っていたとおりの曲として完成した。

当初のサビの歌詞に加えて今回新たに書いた歌詞は、自分自身、十二分に納得の行く歌詞となった。


こんな曲が書けたこと、神さまに感謝・・・だよね。



自作詞の背景 目次




・・・

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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 02:08 | トラックバック:0コメント:0
自作詞の背景 「Fine Days Song」(2)
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・・・

自作詞の背景 「Fine Days Song」(2)

(前回からの続き)

今回制作するCDに、「Fine Days Song」 を収録しようと閃いたはいいけれど、歌詞が完成していない。

前述したように、2008年に書いた歌詞には納得がいっておらず、しかも1番しか書いていないため、2000年ごろには決まっていたサビ以外の歌詞について、全面的に書き直さねば、そう思っていた。

しかし歌詞を書くという行為は、時にかなり苦労する行為であり、そして苦労したからといっていい歌詞が書けるわけではないことはこれまでの経験から良くわかっていること。さらに 「Fine Days Song」 は1度ならず2度、その歌詞を書こうとして挫折している曲。

なぜ挫折してしまうのかというと、サビの歌詞やメロディーが良ければ良いほど、それにふさわしい、いい歌詞を書こうと、歌詞を書くアプローチ方法を間違えてしまうから。



そうこうしているうちに、選曲を決定せねばならぬ時期に差しかかり、いろいろ考えた結果、やはり未完成の曲を収録するリスクはやめにして、完成している曲を収録しようと選曲を思い直し、「Fine Days Song」 の収録は取り止めることとした。


馬場さんにサンプル音源を聴いてもらった今年の2月、「Fine Days Song」は持って行かなかった。



その時の自分のイチオシは 「こころ」 だった。

馬場さんは選曲について、あと1、2曲持ってきてリハーサルでやってみようと話した。


その後、選曲を最終決定するため、自分で選んだ曲を想定している曲順どおりに並べて何度も聴いてみた。

・・・やはり何かが足りない、再びそう思い出した。


今年の 3月最後の日曜日、一日中そのことを考え続けた。



考え続けた結果、新しく曲を書こう、一旦そう決めた。

しかし家に帰る途中、思い直した。

いや、待てよ、あらたに曲を書かなくとも、当初入れるはずだった 「Fine Days Song」 を入れてみてはどうか?

家に帰って、以前作った 「Fine Days Song」 のサンプル音源を入れて曲順どおり聴いてみると・・・しっくりきた。

やはり 「Fine Days Song」 を入れよう。


そして今の自分にふさわしい歌詞、2013年の今の世の中の状況ににふさわしい歌詞を書こう、そう決めた。


この曲の歌詞を書こうとして過去に挫折してきた経験から、歌詞を書くアプローチ方法を変えようと思った。

今回取った手法は・・・・


まず自分が普段思っていること、考えていること、言いたいこと、それを徹底的に文書にして、そしてブログに公開しよう、そう考えた。


歌詞になるのはその中のほんの数行でしかない。

でも、その数行の背景にはこれだけの考えや思いがあるんだ・・・


自分がいいと思う歌詞はそんな歌詞。


(次回へ続く)



自作詞の背景 目次




・・・

今日のひとこと 「発想を転換し、アプローチ方法を変えてみよう」


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自作詞の背景 「Fine Days Song」(1)
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5月、ウルトラ超絶多忙につき、振り返ってみればかつてないほどブログ記事書いてないね~ 過去最低記録を作っちゃうかも・・・。

仕切りなおして自作詞の背景シリーズ!

・・・

自作詞の背景 「Fine Days Song」(1)



Photo by 「月のつぶや記」

振り返ってみると、1997年~2000年ごろに作った曲、作りかけた曲って、今思うとかなりいい感じの曲が書けていたように思う。それ以前の曲作りからバージョンアップし、サウンド的によりポップで、よりメジャーな方向を目指して、工夫した結果だと思う。

・・・しかし残念ながら、そのあたりから自分の生活が変わってしまって、多忙に任せて曲作りから離れてしまった結果、それらの曲は未完成のまま、放置されてしまっている。


今回、馬場孝幸プロデュースN郎♪CDを制作するにあたって、選曲をどうしようか、数ヶ月前から考えていた。

馬場さんとも意見交換をしたり、N郎♪のことを良く知っている人たちからも意見を聞いたりしてきた。けれど、思わされたことは、自分のことは自分が一番良く知っている・・・ということ。

普段ライブでやっているような曲や、音源を公開している曲は、みんなよく知っている。けれど、ライブでやらないような曲や、冒頭で書いたように、作りかけたまま放置されている未公開の曲については、自分以外には誰も知らない。

未公開の曲の中にも、自分らしいと思えるいい曲がたくさんある。


今回のCDに収録する曲について、ひととおり選曲してみた後、自分が出したい音楽としてどうも足りない要素がある・・・そう気付いた。

その要素とは、ロックでもなければ、バラードでもない・・・。

いろいろ考えた結果、そうだ!!、「Fine Days Song」を入れよう!!そう閃いた。


「Fine Days Song」 とは、思い出すと 1998年ごろに浮かんだ曲で、いい感じのサビの歌詞とメロディーが浮かび、そしてナイスな前奏のフレーズが浮かび、これは!!と思って温め続けていた曲。


確か1999年ごろだったかと思う。当時渋谷駅から目黒青葉台方面に通っていて、渋谷駅から玉川通りの上り坂を毎日歩き、歩きながら 「Fine Days Song」 の歌詞やフレーズを考え続けていたことを思い出す。


しかし前述したように、曲作りから離れてしまった結果、「Fine Days Song」はサビ以外の歌詞が完成しないまま放置されていた。


その後、2007年からライブ活動を復活し、2008年 5月、秋田犬でのN郎♪&AKプロジェクトライブで 「Fine Days Song」 は初演奏された。


その時のライブレポート、アウフヘーベンベーシスト SAMMY の記事は以下。

SAMMYの永遠の一秒
N郎♪&AKプロジェクトライブin秋田犬(2008/05/28)


しかしそのライブで演奏するために書いたサビ以外の歌詞にいま一つ自分自身納得がいかなくて、 「Fine Days Song」 は再びオクラ入りしてしまうことに・・・。


(次回へ続く)


自作詞の背景 目次




・・・

今日のひとこと 「過去を捨てるのではなく、過去の自分を大事にするということ」


●N郎♪公式ライブスケジュール

   5.20(月) 越谷・アビーロード(ソロ)
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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 23:17 | トラックバック:0コメント:0
自作詞の背景 「Once」 第1回
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2008年11月、西川口Hearts でのアウフヘーベン企画 「ロックの力」 を大成功に終え、音楽活動における気力が最高に満ちていた 2008年晩秋のとある日、歩きながら、ふと、素晴らしくいい感じのサビのメロディーが浮かんだ。

Once・・・Once・・・Once・・・Once・・・

口ずさんだ瞬間、これは凄い曲になる・・・そう思った。今浮かんだこのメロディーは、恐らくこれまで書いてきた曲以上の、傑作となるであろう・・・そう直感した。

そしてその月の四谷コタンライブで、まだ未完成のその曲のサビを演奏した。


2008年11月28日 四谷コタン・N郎♪セットリスト

1. オープニング~Once (新曲)
2. 流れ星~秋葉原の夜空に願いを込めて
3. 午前4時のうた
4. 言葉と想いと夜と朝との境界で(打ち込み音源使用)
5. ひまわりの咲く坂道


本当にサビしか演奏しなかった。なぜなら歌詞がまで出来ていなかったから。

しかし、ウケた。

その時のライブレポには次のように書いている。


1曲目、予告どおりN郎♪ソングの最高傑作となるであろう新作。まだすべては完成していないため、サビの部分を中心に歌い、オープニングとしました。

四谷へ向かう電車の中で歌詞のコンセプトを思い起こしていたのですが、この新曲はコンセプトも最高のものになると思います。歌詞のコンセプトという観点でいうと  「あなたとは~」 が人気ですが、「あなたとは~」 を越える歌となることは間違いないでしょう。


最高のサビが浮かんだからには、最高のコンセプトを持った歌詞を付けねばならぬ。そう思いつつ、どういった言葉で埋めていくべきか、あれこれ考えていた。

・・・イメージとしては、誰も住む人がいなくなったユーゴスラビアあたりの廃村が、奇跡的に再生していくような、そんなイメージ。

イメージを再現するための歌詞を考えつづけていた2008年の年末、世界が注目する大事件が勃発した。


12月27日、イスラエル空軍はガザ地区全土に大規模な空爆を開始した。

翌2009年1月3日、地上軍が侵攻を開始し、事態は市街戦に突入した・・・

自分は漠然と、そのうちアメリカなどの大国が介入し、事態は沈静化へ向かうだろう、そう思っていた・・・しかし、違った。


世界はガザを見捨てた。


人道が優先されることはなく、イスラエル軍の攻撃は続き、誰も手を差し伸べることがないまま、多くの市民の命が奪われていった。

死者は1300人を突破し、子供の命がその約3分1を占めた。


これは酷い・・・そう思った。こんな酷いことがリアルタイムで起こっている世界の現実。

そして、今、考えているその歌に、この世界の現実を描こう・・・そう思った。


その歌の歌詞は、次のような内容となった。


「Once」

今、世界は、光浴びた街の空に
たちあがる炎、黒く覆う煙を見る

殺されていく人たち、包囲された街の片隅で
息絶えた娘抱えた、父親が立つ

唯一つの夢さえも、瓦礫の中
唯一つの命さえ、守ること、出来ないのか・・・



リアルタイムで起こっている残酷な現実を反映した1番の歌詞。


完成したその曲 「Once」 は、2009年1月23日、四谷コタンのN郎♪ライブのセットリストの最後に歌われ、大きな拍手を受けた。

それからこの曲は、数えきれないほどのライブの光景を残しつつ、自分の代表曲となっていった。


時はめぐり、2012年11月、あのガザの虐殺から4年後の今、イスラエル軍は再びガザに空爆をしかけ、既に98名もの命が奪われている。

イスラエル軍は19日未明も、パレスチナ自治区ガザ地区への空爆や海上からの砲撃を続け、AP通信によると、一連の攻撃が始まった14日以降のパレスチナ側の死者は計91人となった。イスラエル側は攻撃目標は軍事関連施設だと説明しているが、パレスチナ側によると、死者の約半数は子供を含む市民で、国際社会からは早期停戦を求める声が強まっている。

http://mainichi.jp/select/news/20121120k0000m030069000c.html



自作詞の背景 目次







・・・

今日のひとこと 「クールでいながら、かつ愛を信じるべし」

前回記事、 まっちゃんさん、saruninkoさん、おもこ☆彡さん、まさみちゃん、びさん、コメント&「Once」ご感想ありがとうございます。

おもこ☆彡さんのコメント、ご紹介させていただきます。


聴いていて、泣いてしまいました。
言葉になりません。

凄く、心があったかくなりました。
「Once」とても良い曲ですね。

今、同じ空の下で、同じ空気を吸ってる人が、
絶望の淵にいるのはとても辛いですね。



想い、ありがとうござます。

メールでも、土曜日のライブの感想まじえ、「Once」についていろいろご感想いただいてます。

その想いが、届け!!


●N郎♪公式ライブスケジュール

   11.26(月) 越谷・アビーロード(ソロ)
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   12.15(土) 越谷・アビーロード(アウフヘーベン)
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   12.21(金) 秋葉原・秋田犬 (ソロ)
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自作詞の背景 「バンドの練習が始まる時刻を待ちながら」 (4)
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自作詞の背景シリーズ 「バンドの練習が始まる時刻を待ちながら」



2008年11月2日、西川口Hearts、アウフヘーベン企画 「ロックの力」 に参加してもらったリコルトのボーカル、マカさん。

そのころだったと思う。Hearts でのライブが終わり、マカさんと二人で楽器を担ぎながら西川口駅方面へと一緒に歩きながら、マカさんがこんなことを言った。


マカ 「いつかすべてが過去になるって歌詞、悲しいですね・・・」
N郎♪ 「え~?・・・、だからいつまでも今が続くことを願えるんじゃん!」



この曲のサビのフレーズ 
♪ いつかすべてが、過去になる

マカさんはこの歌詞について、悲しいことと解釈した。

・・・確かに、悲しいことかもしれない。

「今」 がいつか 「過去」 になってしまうこと・・・。


しかし、「過去」 となること、それが必ずしも悲しいこととは限らない。
なぜならば、「過去」 となって、はじめて人の大切さを知ることもあり、

そしてまた、「過去」 となって、はじめてかけがえのない想い出であったことに気付いたりもするからだ。


「過去」 となってしまえば、よい想い出だけが残る。



振り返ってみよう、昔、好きだった人のことを。

トラブル、すれ違い、誤解、制御不能となった感情・・・

好きだった人との関係が、好きだったからこそ壊れていく・・・
そんな経験、多くの人が持っていると思う。


でも、時間が経ち、それが 「過去」 となってしまったならば、

逆によい想い出、感謝の気持ちだけが残るんじゃないだろうか。

♪ いつかすべてが、過去になる



だからこそ、「過去」 となることは必ずしも悪いこととは限らない。


今、もし辛い想いをしている人がいたとしたら、
その感情は、いつか必ず過去となる。

そして、よい想い出だけが残る。
その人のことが、ホントは好きなんだから。



トップのライブ映像は、2011年7月、大宮ステラモール、埼玉県知事選挙PRイベントでの、アウフヘーベンメンバーとの演奏。

自分のボーカルとSAMMYのコーラスのハモリがメッチャよく、YOKOTAさんのカフォンも、Jimmyちゃんのエレキギターも超絶泣けて、素晴らしくいい演奏だったと思う。

いい演奏はスタッフのみなさまおかげでもあり。


この時のライブで一番評判がよかった。


自作詞の背景 「バンドの練習が始まる時刻を待ちながら」
第1回 第2回 第3回


自作詞の背景 目次






・・・

前回記事、saruninkoさんありがとうございました。めっちゃいい光景でしょ? 奇跡のショットかも(笑)
これからいい季節ですよ!!


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   9.10(月) 越谷・アビーロード(ソロ)
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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 22:01 | トラックバック:0コメント:2
自作詞の背景 「テラ」 (2)
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(前回からの続き)

地球のことを謳った曲をつくりたいとは前々から思っていた。
2008年1月、「最高傑作」 を標榜するなら、扱うテーマはそれだろう・・・そう思った。

自分たちの生きる唯一つの環境 「地球」。
にもかかわらず、温暖化、核の問題、クライシスとして言及すべきテーマはいくらでもあった。


サビの最初のフレーズはすぐに浮かんだ。

♪たとえば今、子供たちが出会う、地球の声に耳を傾けるなら


1つの曲は、1つの言葉のフレーズから広がっていくことが多い。この曲もその例。

その1フレーズから、その後どうやって全体の歌詞、曲を展開し、何をテーマとしていくのかが、その先で待ち構えている重要な作業。


この世の中、「恋愛」のことを歌った歌詞は星の数ほどあるけれど、「地球」を扱った歌詞は、そうはない。

母なる星・地球を謳った曲・・・自分の覚えている曲で、まず浮かぶのは、八神純子の 「Mr.ブルー」。

以下、八神さんのライブでは、曲の前に、地球への想いを描いた内容について語っている。



「Mr.ブルー」 の歌詞の中で一番記憶に残っていたのは、以下の箇所。

♪故郷をきかれたら、迷わず地球と答えるの・・・・
♪「争い」 という文字が、辞書から消え去るその日まで

作詞は山川啓介さん。うまい歌詞だと、昔から思っていたけれど、いざ自分が故郷をきかれたら、果たして 「地球」 と答えられるだろうか・・・・


その問いが、「テラ」の歌詞を考えていくうえで、重要なコンセプトとなっていった。

福島県の人は、故郷と訊かれたら、福島と答えるだろうし、高知県の人は、故郷と訊かれたら、高知と答えるだろう。

そして福島も、高知も、「地球」であることにも間違いはない・・・


つまり、「地球」とは、この星全体のことであるのと同時に、各個人にとって、その人のよりどころとする場所、「故郷」 のことを指すのではないか・・・

原発事故により、その故郷から離れざるおえなくなった人がたくさんいて、故郷、住む場所を汚染され、心に重しを持ったまま日々の生活を送らざるおえなくなっている方がたくさんいる、今のこの日本の状況・・・


再び 「Mr.ブルー」 の歌詞より

♪Oh、Mr.ブルー、I love you so  かけがえのない海と大地を
♪愛してゆきたい、この小さな命の限り
♪Oh、Mr.ブルー、I love you so  私に力を・・・

「Mr.ブルー」とはつまりその人その人の 「故郷」 

かけがえのない場所であり、愛すべき場所であり、守るべき場所。




そして更に 「地球」 を謳った曲といえば・・・


『地球へ…』(テラへ)

今聴いてみると、ダ・カーポのボーカルが本当に気持ちよく、サビも残って、インパクト強し。


考えてみれば、自分の頭の中はこの曲があったからこそ、「地球」=「テラ」なんだと思う。

新曲のタイトルには 「テラ」 という言葉を入れようと決め、曲が生まれたその時代を刻むため、そしてその時目指していたライブを刻むため、新曲のタイトルは 「テラ200803」 とした。


もしも遠い将来、人類がはるか宇宙の先まで行けるような時代になったなら、その時は故郷=「地球」と答えるのだろうか・・・・


「テラ」(2008-2012)

N郎♪&MaryAnn (2011-2012)
詞曲Vo.Gt.Sy. N郎♪
pf. MaryAnn MP3-LINK


(続く)

自作詞の背景 目次



・・・

今日のひとこと 「パンデミックは繰り返す」

前回記事、saruninkoさん、コメントありがとうございました。本日は時間あったんで、マンデーミュージックもろもろ観ましたが、いろんな人、ひろんな音楽、おもしろいですね(笑)

アウフヘーベン版 「星降る~」はマジ、めっちゃいい、感動モノです。7.28ライブ、ご期待下さい。


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 21:55 | トラックバック:0コメント:4
自作詞の背景 「テラ」 (1)
tera20120707.jpg
「テラ」(2008-2012)
 
N郎♪&MaryAnn (2011-2012)
詞曲Vo.Gt.Sy. N郎♪ Pf. MaryAnn


2008年の年明け、前年末のいくつかの出来事から、メンタル的にかなり高まっていたように思う。

2007年12月にあった出来事・・・・

アウフヘーベン西川口Heartsでの初ライブ
秋葉原・秋田犬との出会い
そして銀座TACTでのボーカルイベントライブ初参加

2007年は音楽活動リスタートの年であり、考えてみればその年にやってきたことが、今にしっかりっとつながっていることに気付く。

銀座TACTでのシリーズの次回、夜の部の出演について、豊川佳代子さんと調整し、2008年3月26日と決まった。

豊川さんはプロフェッショナルな方であり、更には自分のことをメチャクチャ応援してくれて、自分はそんな豊川さんに、3月26日のライブでは、新曲・・・N郎♪の最高傑作を作って演奏すると約束した。

最高傑作の定義とは・・・・

歌もの音楽に対する最高傑作とは、人によって観点はバラバラであり、自分が最高傑作だと思っても、全然違う考えの人からみたらそうじゃないことも多々ある、と思う。


3月26日、銀座TACTでのライブでその新曲は披露された。

しかし3月26日が過ぎた後も、豊川さんに約束した最高傑作とは、どんな曲であるべきかを考え続けていた。そして半年以上たって、「Once」が生まれたのだが、ああ、「Once」ならきっと豊川さんも最高傑作って思ってくれたに違いない、そう思った。

逆にいうならば、2008年3月26日に発表した新曲が、誰もが認める最高傑作とは少し違う観点の曲であったというひっかかりが、後に「Once」を生み出す原動力となったのかもしれない。


2008年3月26日に発表した新曲・・・・

それが 「テラ」 の原曲となった、「テラ200803」



自作詞の背景 目次





・・・

今日のひとこと 「現実を追認するのではなく、現実を変えていくこと」

前回記事、cosmosさん、saruninkoさん、コメントありがとうございました。
いちゃりばは秋田犬名物、過去にはブログつながりで東京以外から遊びにいらして下さった方もいたんですよ。そのうち秋田犬にどうぞ(笑)

前々回記事、碧の流星さんコメントありがとうございました。ギターをほめていただき、嬉しい限り(笑)。自分でも、実はギターの音がイケててノレるなんて思ってました。ピアノはホント、開放的で爽快感あふれる素晴らしいプレイですね。


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自作詞の背景 「ニュートラル・ドライヴィング」 (1)
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おかげさまで三冠継続中、感謝御礼★



何をやってもどうにもならないという認識に到達してはじめて、人はどうすればよいのかを真剣に考えはじめる。

つまり、どうしようもない現実、変わらない現実を認識するということは、実はリアルな変革の岐路に立つということ・・・。

心が折れてしまう人もいるかもしれない。

でも逆にそれを「チャンス」 ととらえるなら、その後の展開は大きく変わっていく。


20120628-1.jpg


「ニュートラル・ドライヴィング」 の歌詞の一節。


♪こだわりがあることも、時には捨ててみてもいい
♪そう、今までがすべて正しいなんてアリエナイザー


これまで自分がやってきたこと、信じてきたことは、実は間違っていたんじゃないかと考えることはとても重要なこと。

一旦自分を全否定してみよう。


トップギアだった思考回路をニュートラルに戻すなら、見える世界はまったく違ってくるはず。

2007年アウフヘーベン作品、「ニュートラル・ドライヴィング」 はそんなことを歌った曲。


自作詞の背景 目次


・・・

前回記事、saruninkoさんありがとうございます。この時期、朝日を見れる人って、イケてる人なんじゃないかな。

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自作詞の背景 「言葉と想いと夜と朝との境界で」(4)
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この曲を作ったのは 2005年の秋から冬にかけて、だったと思う。

それ以前に書いた最後の曲は、2001年から2002年にかけて作った 「ハート」 。だから、それまでの間、3年半以上、まったく曲を書いていなかったこととなる。

かつてないほど忙しかったから・・・というのが一番の理由。

深夜にまたがる仕事が終わり、渋谷から、歌詞のとおりに真夜中の青山通りを歩き続け、四谷の公園にたどり着いた。

後にコタンのライブでおなじみとなる四谷だったが、当時は全然なじみではなく、自分がいる位置がよくわからないまま、迎賓館に隣接する公園で朝を迎えた。

・・・そんなムチャな夜と引き換えに、この曲の歌詞は生まれた。


20120623-1.jpg

 (サンプル音源)



さかのぼってその4年近く前、「ハート」 の歌詞を書いた。
その歌詞は、別れと無常を淡々と描いた歌詞・・・。

完成度は高いと思うし、今でもいい歌詞だと思う。

しかし、「ハート」 のような歌詞で、果たして人は救われるのだろうかという疑問がその後ずっと心にひっかかっていた。好きな歌詞ではあるのだけれど・・・。


その 「ハート」 を作る前、「あなたとは争う意味がない」 の再録音版を聴いてもらったある方から、こんな感想をいただいた。

「こんな曲を贈られたら、一生の宝物・・・」

その言葉が、後に 「言葉と想いと~」 を生み出すきっかけとなった。


「ハート」、そして「あなたとは争う意味がない」 では出来なかったこと、やりきれなかったこと・・・それをやりきろう、そんな想いがあって、 「言葉と想いと~」 は作られた。

そしてそういったスタンスで作られた曲であるからこそ、前回記事のように、様々な方の心に響く歌詞となったんではないかと思う。


誰もが同じように、日々の生活の中で、悩んだり、解決できない問題に直面したり、苦悩しているんだと思う。

それでもかすかな希望を抱いて、歩き続けているんじゃなかろうか。

「幸せ」とか 「幸福」 とかいう言葉は、必ずしも絵に描いたような「幸せ」や「幸福」ばかりじゃない。


もしかしたら、音楽の役割、歌詞の役割とは、そういった部分を照らし出すことが、その役割なんじゃないかと、今、思う。


「言葉と想いと夜と朝との境界で」 は以下より試聴できます。

cafe.jpg N郎♪'S CAFE~言葉と~

自作詞の背景 目次


・・・

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自作詞の背景 「言葉と想いと夜と朝との境界で」(3)
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これまで無数の曲を書いてきたけれど、その中でも数奇な運命を持つ曲がある。
曲をめぐり、様々なエピソードが生まれていくような曲。


20120621-1.jpg

 (サンプル音源)


前回記事を書くまでしばらく忘れていたけれど、敬愛していた方と、この曲をはじめて音あわせして、演奏が終わったとき、その方は瞳いっぱいに涙を浮かべていた・・・。

その表情をみて、あっ、とても純粋な心を持った方なんだ・・・そう思った。


また、別の方は、この曲を自らギターで練習し、演奏し、歌い、ギタースクールの発表会にのぞんだ。その発表会のプログラムには、浜田省吾や斉藤和義らの名前に並び、”N郎♪ 「言葉と想いと夜と朝との境界で」” の文字があった。

世に数ある曲の中から、この曲こそ演奏したかったのかもしれない。


秋田犬にNAPとして初めて出演したとき、自分はこの曲を選曲した。応援にかけつけてくれた、すば抜けた歌声の持ち主は、アンケートの中で 「涙を必死でこらえて聴いていた」 そう書いてくれていた。


誰もが純粋な心をもっているのだと思う。


だから、言葉や、音楽に込めた想いが、伝わるのだろう。


そして、そんなエピソードを振り返るたびに、過去を大事にしなきゃと思わされる。

たとえ一時的に過去を否定したとしても、時が経つならば、その過去がかけがえのない時間であったことに、人は気が付くのかもしれない・・・。



「言葉と想いと夜と朝との境界で」全曲及びダウンロードは、以下N郎♪'CAFE より行えます。

cafe.jpg N郎♪'S CAFE


・・・

前回記事、saruninko さんありがとうございました★


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 02:01 | トラックバック:0コメント:1
自作詞の背景 「言葉と想いと夜と朝との境界で」(2)
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変わらぬお心に感謝



昨年 10.29 のライブ映像から。

この曲、もともとは DM7-A-AM7 のピアノアルペジオから思い浮かんだ曲。2007年12月の銀座ライブのときは、オリジナル音源に近い形で、豊川佳代子さんにピアノアルペジオで演奏いただき、自分はボーカルに専念。

しかしそのあと、ギター弾き語りライブをはじめるようになって、アルペジオはギターで演奏。いくつかのセッションを経て、そしてついにはこの時のライブのように、ピアノがギターの上に乗っかる形に。

MaryAnnさんのピアノは、小節と小節のつなぎ部分、メロディーとメロディーの隙間に絶妙にフレーズを入れてくるスタイルで、そのフレーズがまた美しく、印象的。


10.29 の選曲をする際、「Once」 や 「ハイビスカス」 は当然演奏するとして、それ以外にどんな選曲をするかと考えた時、この曲が1番最初に浮かんだ。

・・・多分、演奏したかったんだと思う。


1番のサビが終わって、間奏部のピアノフレーズ、これがまた絶妙なタイミングで、印象深く、記憶に残るフレーズ。

この曲を美しく彩ろうと、積み重ねてきたピアニストの想いが、その表現に表れた結果だと思う。

その想いに感謝。


そしてこの曲を愛し、想いをはせて下さった人たちに感謝。


ありがとう。


音楽って、そうあるべき、だよね。


・・・

今日のひとこと 「思いもよらぬところに答えがあったりする。だから、可能性を潰しちゃだめだ」


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 04:05 | トラックバック:0コメント:1
自作詞の背景 「メソポタミア・ルージュ」
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自作詞の背景シリーズ 「メソポタミア・ルージュ」



 music_title_icon.jpg ご試聴はこちらから 


2009年1月23日の当ブログ記事より

自分はイカれてんじゃないかと思う時がある。フツウじゃないね。
どんな時かというと、ハードルを高く上げすぎて、四苦八苦している時。自分でハードルを上げときながら、その前で死ぬ思い(笑)。今年もまだ1月だっていうのに、なんか今日もそんな感じで、ホント、フツウじゃないわ(笑)



何がイカれているのかというと、この日のライブ~四谷コタンライブで新曲を演奏する予定だったのだが、その新曲の数が4曲。

一度に4曲も新曲を演奏するライブなんて、この時のライブぐらいだと思う。
その時のライブのセットリストは以下。

1. メソポタミア~(仮) (新曲)
2. DM7-T2(仮) (新曲)
3. 午前4時の歌
4. ひまわりの咲く坂道
5. 血液型何?(新曲)
6. ONCE (ほぼ新曲)



1曲目新曲、のちに決定したタイトルが 『メソポタミア・ルージュ』

2曲目新曲、のちに決定したタイトルが 『田園の夕景』

5曲目新曲、のちに決定したタイトルが 『血液型当てよう!』

6曲目新曲、つまり 『Once』


なぜ4曲も新曲かというと、単にだらだら曲を演奏するライブではなく、山あり谷ありのライブにしたかった、そのために必要な曲を書いたということと、年末年始に高まったモチベーションの衝動から、・・・そんなことだったと思う。

よく人から 『進化している』 と評価されることがあるが、多分、こんなとき、そう思われるんじゃないだろうか。


曲を4曲を作るのは、そんなに大したことじゃない。でも、詞を4曲作るのは、・・・かなり大変(笑)だから四苦八苦。

しかし新曲4曲とも、結果的にそれぞれ顔をもった歌詞を書くことができ、パンデミック的に作った割には、そこそこイケてる歌詞を書くことが出来たんじゃないかと思う。・・・前回記事 『クロスタウン・ラヴァー』 のような高い完成度ではないにしろ。


ご存知 『Once』 は、イスラエル軍がガザに侵攻し、それを世界が見捨てたことからイメージされた歌詞。再生や復活がテーマ。

『血液型当てよう!』 は笑いの要素を前面に押し出した、N郎♪ソングの新境地、後の 『さよならカルテル』 や 『北川昌平に捧げる歌』 につながる歌詞なのかもしれない。

『田園の夕景』、これもまた新境地的歌詞であり、メッセージ性を埋め込むわけではなく、淡々と描写をつづり、油絵を描くような、そんなイメージで書いた歌詞。


そして 『メソポタミア・ルージュ』

曲全体の流れに歌詞の重点を置いたわけではなく、そこに埋め込まれたひとつひとつの言葉に、面白味や斬新さを追求した歌詞、ラブソングの歌詞であり、そしてロックな歌詞。


以下、N郎♪'CAFE より是非ご試聴下さい。

 music_title_icon.jpg ご試聴はこちらから 





・・・

今日のひとこと 『足りないと思えることは、足りられる』

前回記事、saruninkoさん、コメントありがとうございます。確かにこの季節、やばいかも、胸がいっぱいになったあと、どうしましょう?(笑)

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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 09:25 | トラックバック:0コメント:2
自作詞の背景 「クロスタウン・ラヴァー」 (2)
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(前回からのつづき)

20120210-1.jpg
music_title_icon.jpg
『クロスタウン・ラヴァー』 ご試聴はこちらから
 


曲を書き、歌詞を書いている人ならわかることだが、大概の歌詞は、書き手の個人的体験をベースに作られている。

その歌詞がそのままリアルな体験をつづったものなのか、リアルな体験から派生して創作されたものなのかは曲によって違うだろうが、歌詞に込められた願い、それは間違いなくその歌詞を書いた時の、創作者のリアルな願いではないかと思う。

「クロスタウン・ラヴァー」

この曲に関していうならば、西川口、南浦和という駅名、武蔵野線という具体的名称が登場してくるが、リアルな体験をそのままつづった歌詞というより、創作の歌詞だ。

しかし、この曲にも、曲を書くきかっけとなった原体験・・・それは一つではなく、その複数の原体験があるからこそ、数々の情景描写、心理描写を描くことができた。


♪大空を自由に舞う、鳥たちよ、この思い、彼女に伝えて・・・



最近、この曲を聴いた方からの感想

「切ない・・・同じように、人とすれ違ってしまって、後悔した経験を持つ人には、たまらなく切ない歌に聞こえるんじゃないかしら」


自分の曲を昔からよく知っている方に最近聞いた感想。

「好きな曲は?」
「雨の西川口」


この曲の第1回記事にいただいたコメントから。

「切なさ、やるせなさ、でも暖かい想いも溢れている曲ですね。」



曲のラストには、原体験となった経験をした際、リアルに思った 「想い」 が込めらている。

そしてその 「想い」 は、同じような経験をするたびに繰り返し思う。多分、「あなたとは争う意味がない」 や 「Once」 の中に込められた 「想い」 と共通の 「想い」 ではないかと思うのだ・・・


「クロスタウン・ラヴァー」、以下、ご試聴下さい。

 music_title_icon.jpg ご試聴はこちらから 



自作詞の背景シリーズ 「クロスタウン・ラヴァー」(1)へ




・・・

今日のひとこと 『言葉ももちろん大事、でも、行動があってこそ』

前回記事、cosmosさん、お気遣いありがとうございます、嬉しいです。・・・ステキなハンドルネームですね(笑)。インフル、みなさんもお気をつけて。ご家族を看病されている方も、ご自愛下さい。

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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 08:03 | トラックバック:0コメント:1
自作詞の背景 「クロスタウン・ラヴァー」
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自作詞の背景シリーズ 『クロスタウン・ラヴァー』


かつてラブバラードを集めた音源集 『ハート』 を作成し、好評であったため、その続編を作るべく、2009年から毎年1曲はラブバラードを作ろうと決めていた。

2009年作品が今回紹介する『クロスタウン・ラヴァー』、2010年作品は 『星降る夜と風吹く朝に』、2011年は曲作りを控えたため、作れずじまいであった。

・・・2012年、そんな曲を作ることができるだろうか?

CrossTownLover.jpg

人と人とのすれ違い、それを後悔する姿を描いたこの作品。

人と人との認識、そして温度差には少なからずタイムラグが発生し、それが原因で不一致が生まれ、そして壊れていく。

壊れていけるものはまだよいが、不一致のまま、交差するもことなく、無数の想いが日々消えていくのではなかろうか・・・。

人と人との温度差にタイムラグがなく、一致し、幸福な時間を過ごしていたとしても、時間の経過、環境の違いにより温度差は生まれ、そしてすれ違い、消滅していく・・・。


恋愛感情を持つ期間は、通常の精神状態とは異なる特別な精神状態にあり、人はそこから逃れようと、無意識のうちに破滅的な道をたどっていく。

人の心理そして行動は決して短絡的ではなく、奥が深い。だからこそ、それを他者がすくいあげることは、極めて難しい。

悲しくも恋愛感情とは、それが壊れたことを確かめるまで続き、そして心の安定を得るパラドクスなのかもしれない。


♪ 季節はめぐり、今年も、ハナミズキの咲く季節・・・・


だがしかし、壊れた後、人は戻らぬ過去を振り返り、そして恋した人のことを思い出す。

思い出したとて過ぎた時間が戻るわけではないが、そこに共有した思いや時間あったとしたなら、同じように、恋した相手も過去を振り返ることだろう。


その思いが重なることを願った歌が、『クロスタウン・ラヴァー』

2009年作品、アウフヘーベンライブ音源、以下より試聴可能。是非試聴下さい。

cafe.jpg MUSIC LINK



(続く)


・・・

今日のひとこと 「あくまでもフェアに」

前回記事、saruninkoさんコメントありがとうございました★
いつまでも常連で(笑)


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 05:06 | トラックバック:0コメント:4
自作詞の背景 「永遠に続く情熱」(3)
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前回からのつづき。


「永遠に続く情熱」 の一番の歌詞については、忘れることなくいつでも口ずさめていたが、今回コード確認、録音するにあたり、二番の歌詞を口ずさみながら、何度も言葉につまった。

そこには遠い昔に置いてきた、リアルな自分の気持ちがあり、リアルな不安、迷い、そして覚悟があった。

残酷なまでに厳しい現実の世界・・・でも人はその中で、自分の力で生きていかなければならない。

a0950_000264.jpg


現在の自分は、紛れもなく過去の積み重ねの結果。

あのころの、迷い、覚悟した自分がいたからこそ、今の自分がいるのだと思い知るのと同時に、忘れていたもの、無意識の中におきざりにしてきたものの片鱗を思い出す・・・。


この曲のメロディー、コード進行については、まさに当時の自分の趣味の結果。余計な要素は一切考えず、入れず、ただひたすら自己の趣味のみを追求。恐らく当時、課題として歌っていたシャンソンの要素が若干入っているかもしれない。

途中転調しているが、当時その転調に気がついていたかどうかは不明。

以下、今回2011年初録音、myspaceにアップした 1995年作品、 「永遠に続く情熱」  ご試聴下さい。

永遠に続く情熱
myspace 「永遠に続く情熱」




「自作詞の背景」 シリーズ一覧へ



・・・


今日のひとこと 「時間がないことを理解し、はじめてやれる」


前回記事、碧の流星さんコメントありがとうございます。継続させるってなかなか難しいものがありますよね。はじめから時間がかかるって思うとホントに時間がかかりますが、今日中にやってしまおう!!なんて思ったりすると案外出来たりすることもあり、なんでしょう、時間がないなら時間がないなりにやってしまうというか、人って不思議なところがあるって思います。これまでの自分を打破し、共にチャレンジ&エクササイズしていきましょう(笑)

エミコさん、音源ご感想いただき嬉しいコメント、感謝御礼★、ご声援ありがとうございます(笑) 「がんばって下さい」という言葉の意味を考えるなら、自分のような立場の者・・・動ける者、活動できる者は、確かにあらゆる努力を継続させ、最善を尽くさなきゃならないですね。一人でやっているわけではなく、これまでも、これからも、関わってきた方々の願いや気持ちがある、そう思わされます・・・責任とれってことかもね(笑)


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 22:57 | トラックバック:0コメント:1
自作詞の背景 「永遠に続く情熱」(2)
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前回からのつづき。


「永遠に続く情熱」・・・・情熱は長くは続かない。時間とともに冷めゆく宿命を持つ。それ故に、永遠に続く情熱を・・・この歌の歌詞ではそういったことを歌っている。


当時の自分のリアルな願いだ。


20111203-1.jpg


情熱が続かない理由は単に時間だけではなく、環境の変化があると思う。時間、疲労、お金、精神、人間関係・・・とりまくものが変化すると、必然的にメンタルや思考に影響を及ぼし、変化する前まで抱いていた情熱はいつのまにか忘れさられ、はるか過去へと消え去ってしまう・・・。

そしてまた、ある期日や目標に向かってまっしぐらに突っ走っていた人でも、期日や目標に達っした後は、進むべき方角を見失い、その輝きを失っていく・・・。


前者にしろ、後者にしろ、抱いていた情熱が消え去る要素はいくらでもあり、そしてそれは人として自然なことであると思う一方、停滞している間の失った時間に、あとから後悔するほど、人にとって悲しいことはないとも思う。


それゆえに 「永遠に続く情熱」・・・なのだ。

(続く)


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・・・


今日のひとこと 「パンデミックに」


前回記事、sauninkoさんコメントありがとうございます。グリューヴァインっていうんですね~。調べてみました。温めたアルコールはグロッグっていうんですね・・・日本酒の熱燗みたいなものか?(笑)

もあ☆モアさん、中伊豆ワイナリー、行ったことないですが、聞いたことあります。ワインとともにバーベキューレストラン、いいですね(笑)

カカシさん応援コメント&リンクありがとうございます★


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 03:14 | トラックバック:0コメント:2
自作詞の背景 「永遠に続く情熱」(1)
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超絶リアル久しぶりに 「自作詞の背景」 シリーズ。



1995年という年は、阪神淡路大震災があり、地下鉄サリン事件が発生した年。日本社会のターニングポイントとも言える年であり、同時に自分の創作活動においてエポックな年であった。


自作詞の書かれたノートを振り返ってみると、その年の前半は月に1曲新曲を書いており、当時研究生であった代々木のボーカル研究所の月一の発表会で、その新作を発表していた。

1月 「そのラインを超えて」
2月 「永遠に続く情熱」
3月 「滅亡への序曲」
4月 「子供たちの叫び」
5月 「あなたとは争う意味がない」


「あなたとは~」 は、いまだに演奏している曲であり、数々のエピソードが生まれた曲。原発の問題をはじめ、環境問題をテーマとした 「滅亡への序曲」 の歌詞も、よくまぁ書いたと思うし、ロックとして楽曲のおもしろさも、野心に満ちていて、よく考えたと思う。現在のバンドの人気曲、「アウフヘーベンのテーマ」の中のボレロの一節もこの曲からフューチャーしたもの。

人は波にのる時期というのがあって、出来上がった作品からみると、1994年~95年は創作活動においてノッていた時期だったと思う。


そんな1995年前半の曲の中でも、とりわけ自分自身大好きな曲が 「永遠に続く情熱」。

曲はいろいろ書いていているが、自分自身大好き!と断言できる曲は、そう多くはないのかもしれない。


歌詞の内容、メロディー、曲調、コード進行、リズム、雰囲気・・・曲の要素はさまざまだが、いっさいがっさいの余計な要素を取り除いて、極めて個人的な趣向の世界で書いた曲だからか・・・・ロックのリフや、ノリのいいリズムも好きだが、やはり自分は 「歌」 が好きなんだと思う。

この曲はそう、「歌」 なのだ。

(続く)

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・・・


今日のひとこと 「よいイメージ、よい記憶は大切。自分自身の、他人の・・・」

前回記事、sauninkoさんコメントありがとうございました。ホットワインですか?今度試してみます、この時期あったまりそう(笑)

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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 00:32 | トラックバック:0コメント:1
自作詞の背景 「言葉と想いと夜と朝との境界で」
古今東西、ラブソングと言えば、♪君こそすべて、この愛こそすべて~というように、オンリーワンな人に捧げる歌と相場が決まっている。でも、現実の世界は必ずしもそうではないのではなかろうか・・・

この世の中、誰もが人に支えられ、そして人を支えて日々の生活を営んでいる。経済的な面もあれば、メンタル的な面もあるだろう。悲しければ悲しみを癒されたいだろうし、落ち込んでいれば前向きになりたいと誰だって思う。

オンリーワンな人が永遠にその役割を果たしてくれるというのなら、その人は恵まれた幸運の元に生まれてきた人だと思う。多くの人はそうではない ・・・ パートーナーがいない人もいるだろうし、パートーナーがいても、そうではないという人も多いことだろう。

20090704-02.jpg
PHOTO by Aqua's Room.

時に音楽がその役割を果たし、時に友達や、職場の同僚、誰かしら思う人がその役割を果たしてくれるのかもしれない ・・・ それでいいのだと思う。

今の自分、現在の自分が大切と思える何かしら、大切と思える誰かがいれば、オンリーワンな愛情に恵まれなかったとしても、きっとその人は幸せなんだと思う。


Youtube 「言葉と想いと夜と朝との境界で」 N郎♪&MaryAnn 東京公演2011


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 03:20 | トラックバック:0コメント:9
自作詞の背景 「流れ星~秋葉原の夜空に願いを込めて」(1)
                                 にほんブログ村 音楽ブログへ
2008年10月29日、N郎♪&AKプロジェクト(略してNAP)は、秋葉原・秋田犬にて7回目の定期ライブを行った。このライブでは1曲目、そして最後の曲に新曲が演奏されることとなる。

1曲目は「HOTDOGのテーマ」。「HOTDOG」 ライブシリーズのテーマソングとなり、秋田犬出演者のパフォーマンスを歌詞の中に含んだ内容だった。

そしてエンディングで演奏された曲が 「流れ星~秋葉原の夜空に願いを込めて」。

その年の4月から開始されたN郎♪&AKプロジェクト定期ライブも既に6回を数えており、前の月、9月のライブまでに、どういったライブ構成で行くべきか、自然に理想的な形が見えてきていた。

・・・1曲目は爆発的な曲、そして最後は感動的な曲、それも二人で交互に歌うような曲にしよう・・・自分の中で、そんなライブ構成が浮かんでいた。

エンディングで使用するであろう曲のイメージには、かつて井上陽水と玉置浩二がデュエットした曲 「夏の終わりのハーモニー」 があった。サビの部分では陽水と玉置が一緒に ♪夜空をたださまうようだけ~ と歌う曲だ。

サビのメロディーは20代前半のころ考えていて未完成曲のメロディーをあてることにし、そして歌詞は・・・9月のライブ 「HOTDOG」 が終了した帰り路、すらすらと浮かんできた・・・♪ 秋葉原の夜空に、流れ星~

そう考えながら、でも、秋葉原じゃ空が明るくて星なんて見えないよな~、ましてや流れ星なんて・・・そう思いつつ、じゃ、それでも僕には流れ星が見えるって歌詞にしよ!!と、アイデアが浮かんだ。




( Photo by NIGHT Windows )


夜空の星を邪魔するのは、もちろん電気街のネオン。秋葉原だから、なんだかんだいってもイメージは石丸電気だろうな~ということで、1番のサビは次のような歌詞となった。

♪ 秋葉原の夜空に流れ星
♪ 石丸電気のネオンにかすんで・・・
♪ でも、僕には見えるよ流れ星

♪ この夢が叶うようにと、祈る
♪ あの人に会えるようにと、祈る



(この話、続く)


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<ボーカル革命・N郎♪出演ライブ日程>
2月24日(火) 四谷・コタン


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 01:23 | トラックバック:0コメント:3
麻奈さん、こちらこそ、ありがとう。
11月2日、西川口Hearts での企画ライブ「ロックの力」。アウフヘーベンのライブアンケートの中から感想の一つを紹介する。

入院している方の手紙が、すごく切なくなりました。
五体満足に感謝しなければと思いました。
子供達の写真もすごく心にきました。
音楽でこういう事を伝えられるんだなと知りました。



この感想の中で書かれている「入院している方の手紙」というのは、ライブの2日前、当ブログに寄せられた美夏さんのコメントのことだ。ライブ当日、「あなたとは争う意味がない」を演奏する前に、MCの中でそのコメントを紹介させていただいた。

以下に転載する。

現在私が入院してる病院の隣の病室には
中学生の女の子がいます
つらいばかりの投薬治療 放射線治療
よく 大きな声で泣いたり 暴れたり・・
「健康な人たちなんて みんな死んでしまえばいい」
彼女の口癖で 私も何度も同じことを考えたけど・・・

最近 2人でよく 「あなたとは争う意味がない」を
繰り返し聴いています^^
私たちはまだ 生きていて 可能性が残ってる
誰かを傷つけて逃げてる暇なんてないですよね;;

私たちも 自分に真剣に頑張っていこうと思ってますっ



コメントの内容に感動したという意見も多く、「あなたとは争う意味がない」は、その日アウフヘーベンが演奏した曲の中で一番の人気曲となった。

20081102-A03.jpg
11月2日ライブ 「あなたとは争う意味がない」演奏シーン

しかし、昨日12月5日、美夏さんより以下のようなお知らせをいただいた。


私は2日の日に手術を受けました 目が覚めたのが今日の朝
その時に 一つの哀しいニュースを受け取りました
先日コメントで 一緒に「あなたとは争う意味がない」をきいて
勇気をもらっていたことをお話した 隣の病室の女の子が
昨日 容態の急変で亡くなったとのこと

そして その子のお母さんから 一つのお願いをされました
N郎さんの歌や 私が薦めたもう一つのバンドの音楽を聴くようになって
その子は 生きる希望を持ちはじめたということ
毎日の抗癌剤・放射線治療 どんなに苦しくて転げ回ってても
以前のように 不条理さを憎むのではなく
もう一度元気になって 学校に戻りたいと頑張れるようになった
こういう結果に終わったけど でも
彼女は元気になったら東京に行きたいと言ってたそうです
お礼を伝えたいと・・

お母さんから 娘の代わりにお礼が言いたいと
娘を救ってくれてありがとうと 伝えてもらうことは出来ないでしょうか・・と、頼まれました

私自身もだけど 本当にありがとうございます



亡くなられた女の子は、中学2年の麻奈さん。どんな子だったのか、美夏さんのコメントより紹介させていただく。


彼女は京都市内の中学2年生で 麻奈ちゃんといいます
2年前 癌告知を受けて ずっと闘病生活を送っていました
手先の器用な子で 私が教えたペーパークラフトで
色んな花を作っていました^^

私は聞いたことはないですが お母さんの話では
ピアノが上手で ご両親は期待してたらしいです;;
教室の発表会でも すごく楽しそうに弾いていたとか

夜になると たまに怖がって私の部屋を
こそっと覗いていました;;
私はよくPC電話で色んな人と話してて 
起きていたので・・・



中学2年で癌告知を受け、闘病生活を送らなければならなかった麻奈さん、そしてご家族のことを思うと、やりきれない思いでいっぱいだ。
元気になったら東京に行って、このN郎♪にお礼を伝えたいと話していたという、そんな彼女の気持ちを思い浮かべると、涙が止まらなくなった。

麻奈さん、こちらこそ、ありがとう。



「あなたとは争う意味がない」 詞曲 N郎♪
 

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(写真 Hoshino.com)



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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 02:56 | トラックバック:0コメント:13
目次 「自作詞の背景」
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(Photo by Hoshino.com)

・ 「Fine Day Song」    
・ 「Once」    
・ 「テラ」   
・ 「永遠に続く情熱」    
・ 「ニュートラル・ドライヴィング」  
・ 「アライヴ・イン・ザ・セイム・タイム」     
・ 「ネオ・イリュージョン」  
・ 「バンドの練習が始まる時刻を待ちながら」     
・ 「タウンウォーカー」   
・ 「ハート」    
・ 「あなたとは争う意味がない」     
・ 「サブウィズメモリー」  
・ 「言葉と想いと夜と朝との境界で」     
・ 「クロスタウン・ラヴァー」   
・ 「ゆうべみた夢」  
・ 「流れ星~秋葉原の夜空に願いを込めて」  
・ 「メソポタミア・ルージュ」  


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「自作詞の背景」 シリーズは随時更新。

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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 01:09 |
自作詞の背景 「アライヴ・イン・ザ・セイム・タイム」(4)
(前回からの続き)

「アライヴ・イン・ザ・セイム・タイム」、2番の歌詞はイラク戦争について歌ったものだ。1番の歌詞と同様、この歌詞にも実在のモデルがあった。以下のリンク先記事を参照していただきたい。

●シリーズ<マスコミが伝えないイラク戦争・占領の現実>その7

シンディ・シーハンさんの一人息子ケーシー・シーハンさん(兵長、24歳)は、イラク戦争に派遣され、バグダッドのサドルシティにおける戦闘で亡くなった。

米軍に攻撃されるイラク側だけではなく、最先端に派遣される米軍の兵士もまた、犠牲者であるという構図を浮き彫りにしている。戦争が始まればいつも末端の人たち、一般の人たちが犠牲となる。

一人息子を殺された母親が、そのことを最高責任者である大統領に問うのは当然であり、やむにやまれぬ気持ちであったと思う。愛する家族を奪われたのなら誰だって同じ気持ちになることだろう。

しかしそこには無数の嫌がらせや妨害、誹謗中傷、批判があったことは参照先記事にも書いてあるとおりだ。そのため相当な覚悟と勇気が必要であったことは想像に難くなく、精神的にも相当な疲弊をしたにちがいない。

しかし、人間の気持ちは、それをも越えるということを、シンディ・シーハンさんの行動は物語り、そして彼女を支援する輪が広がっていったのだ。

(この話、続く)


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 23:59 | トラックバック:0コメント:0
自作詞の背景 「ネオ・イリュージョン」(1)

2007年12月、Heartsでのアウフヘーベンライブの模様。
「ネオ・イリュージョン」演奏時。


「浦和レッズのサポーターは世界一」・・・そう評価されることがある。Jリーグ開始から数年間、自分も地元・駒場スタジアムに通い、サポーターの熱い応援に感動していた。浦和レッズの試合のおもしろさは何よりもサポーターが演出していると言ってよく、あの雰囲気はスタジアムでなければ絶対に味わうことが出来ない。

そして同じようにこう思う・・・ 「アウフヘーベンのサポーターは世界一」 だと。アウフヘーベンのライブの熱気はバンドメンバーだけが作るものではなく、サポーターが一緒に作っている。あの雰囲気はライブハウスでなければ絶対に味わうことができない。

「ロックの力」 で観客に歌を振るのは、昔からのアウフヘーベンの売りだった。昨年10月本八幡でのライブの際、最後に 「ロックの力」 を演奏した。数年ぶりの演奏にもかかわらず、サポーターは一緒に歌い、テンションは最高に盛り上がり、バンドメンバーも感激した。

あのテンションの盛り上がりをライブの最初から作ることはできないか・・・12月の西川口でのライブを前にし、そんなことを考えていた。

ライブ当日、オープニング映像が流れ、スクリーンが上がりアウフヘーベンの演奏は開始された。2曲目、速い曲 「ネオ・イリュージョン」 。観客の反応を見ながら 「いける・・・」そう思った。

「ネオ・イリュージョン」 のサビでは ”♪ネオ・イリュージョン~” というフレーズを繰り返し歌う。自分が歌った後、続けてこの曲の作曲者でもあるベースの SAMMY が同じフレーズを歌うのだが、そのとき、マイクをサポーターに向けた。振られたサポーターは一瞬とまどったが、すかさず ”♪ネオ・イリュージョン~” と返してきた。・・・その瞬間、このライブが大成功に終わることを確信した。

ライブの打ち上げ時、「ネオ・イリュージョン」 での合唱について、サポーターのチバちゃんは笑いながら 「いきなりかよ・・・」 と話していた。恐らくすべてのサポーターはそう思ったに違いない。しかしそれでも応えてくるところがアウフヘーベンのサポーターなのだ。世界一のサポーターたるゆえんだ。

(この話続く)


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 07:36 | トラックバック:0コメント:8
自作詞の背景 「バンドの練習が始まる時刻を待ちながら」(3)


(前回からの続き)

この曲の中で描かれている 「彼女」 とは、当時の自分の理想の女性像であったのかもしれない・・・。

「どんなタイプの女性が好きなの?」 そう聞かれるたび、当時の自分はこう答えていた・・・「自分を女にしたような人」 まあ、簡単に言うと女版N郎♪みたいな人ということなのだが(笑)、そんな人がいたら話が合うだろうな・・・などと思っていた。

学生だったころ、デートをしたような女の子の中でも、やはり自分に感性が近い人とは話がはずみ、おもしろかった。社会のこと、世界のこと、生きていくことの意味、つつましく生活していくということ・・・

代々木のボーカル研究生だったころ、同じ研究所に通っていて、一緒に帰ったりしていた女の子がいた。 「子供ように束縛のない感性」 とは、彼女から感じた感性であり、この詞のベースとなっている。

・・・それら、今となってはすべて遠い昔の思い出話であり、歌詞で歌われているとおりだ。

人は、いつかすべてが過去になるということを知っているからこそ、今の大切さを知り、そしてそれが続くことを願うのだと思う。

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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 23:53 | トラックバック:0コメント:4
自作詞の背景 「バンドの練習が始まる時刻を待ちながら」(2)
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(前回からの続き)
この曲のバッキングを作成するにあたって、はじめてシンセサイザーを導入した。今は壊れて使えなくなった愛機 KORG i3 だ。それまではバンドもしくはアコギ、自分でドラムをうちこみ、エレキギターを弾いて作ったりもしたが、シンセサイザーの導入により、格段に音楽の幅が広がった。音楽を作る上で一種の革命といってよく、良くも悪くもその後の数年間の音楽活動に大きな影響を与えることとなった。

音源については、アウフヘーベン Jimmyちゃんによるギターソロもフューチャーされている。この版は写真に掲載されているハードディスクMTR KORG D12 に録音した版であるが、当初はカセットレコーダーを使用したYAMAHAのMTRに録音し、それにボーカルとギターを録音していた。

音楽製作の転機となった曲であり、逆にそれゆえに、この曲についてはしばらくの間、バンドや弾き語りで演奏することはなかった・・・。

( 次回へ続く)


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 23:59 | トラックバック:0コメント:0
自作詞の背景 「バンドの練習が始まる時刻を待ちながら」(1)
この曲の詞は20代半ばに書いた。「あなたとは~」より以前の曲であって、その時期のことは日ごろ思い出すこともなく、すっかり忘れてしまっていた。この文章を書くにあたり、様々なことを思い出した。



歌詞は次のようなフレーズで始まる・・・。

♪友達の車の助手席に身体よこたえて・・・

ここで書いている「友達の車」とは、ズバリ SAMMY の車のことであった(笑)
当時、自分は車を持っておらず、バンド練習やライブなど、自動車を使って移動する場合はアパートまで向かえに来てもらって、SAMMYの車の助手席に乗せてもらって移動していた。

♪フロントガラスの向こうで、夜の木々が風に揺れて・・・

「夜の木々」とはキャンパスの木々のことで、この夜は、バンドをしていた出身キャンパスに戻り、学園祭にOBバンドとして特別参加し、それに関連した夜だったような気がする・・・。アウフヘーベンの Jimmy ちゃんに、一緒にやらないかと声をかけたのも、もしかしたら同じころだったのかもしれない。

歌詞は 「タウンウォーカー」や「ロックの力」 からつながる歌詞だと思う。この手の系統の歌詞は他にも数曲あり、当時でなければ絶対に書くことが出来ない、若くて、リアルな想いを描いた歌詞だ。

(次回へつづく)




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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 23:59 | トラックバック:0コメント:2
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● プロフィール

N郎♪

Author:N郎♪
秋葉原・秋田犬など、東京、埼玉中心に活動中。他ロックバンド・アウフヘーベンのボーカリスト。レギューラー番組、ぷち FM897 すみだリヴァー 隔週月曜22:00~『N郎♪ MusicHourハイビスガーデンスペシャル』
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ありがとう2020 ~ 埼玉100箇所撮影


2014/1/25発売 Newアルバム



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税込価格 1,500円  2014.1.25 発売
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