観ました「ゲゲゲの鬼太郎」。妖怪モノということ、日本の特撮っていうこと、子供でも観れそうなこと、そしてなじみの「ゲゲゲの鬼太郎」という知名度に惹かれて、あんまり行かない映画館に足を運び、観てきました。ゴールデンウィーク大ヒット上映中の映画であるため、コメントを少々。
(以下、ネタばれ注意)
あともう一歩・・・せっかくの素材がもったいないな〜というのが第一の感想。物語の導入部は高畑勲監督作の傑作「平成狸合戦ぽんぽこ」を思わされたが、「平成狸合戦ぽんぽこ」と同じテーマがこの映画でも提示されていた。しかし、せっかくのいいテーマがいまひとつ薄い印象であり、物語のメインとは離れたところの舞台設定でしかなかったことが非常に惜しかった。これに関連したテーマを物語の主軸に置いておけば、かなりの傑作になりえたのに・・・そう思う。小雪が演じていた狐の女神さまのセリフより、それに反論していた狐の幹部のセリフに説得力を感じたのは俺だけじゃないと思う。そこらへんがせっかくのテーマを消化しきれなかった弱さでもあると思うのだ・・・。
開発と自然、失われ行く古くからの日本の風習や文化、昭和40年代に建てられたような公営団地、リストラで職を失ったお父さん、黄泉の国・・・などなど、舞台設定はかなりいい線を行っていたように思う。これもすべて水木しげるの原作のメッセージ性からきているかと思うのだが、せっかくのそれらの素材が活かしきれていなかったことが、もうホントに残念。
特撮について言うと、普段からテレビやDVDで戦隊シリーズや平成仮面ライダー、最近のウルトラマンなどを見慣れている者からすれば、大したものじゃないというのが率直な感想。一反木綿に乗って空を飛んでいるシーンなど、もっとバッーと扇風機を回したほうが全然リアリティーがあったんじゃないかと思う。まぁ、しかし、鬼太郎の家や目玉おやじ、天狗部隊なんかはなかなかよかったとは思う。
役者の演技でいうと、大泉洋のねずみ男が圧倒的におもしろかった(笑)。ねずみ男のキャラクターや役回り自体がおもしろかったのだが、いい演技をしていたと思う。一番ハマっていたと思うのは田中麗奈の猫娘。もう存在自体が花というか、あの衣装と容姿だけで観る価値あると思う。妖怪ディスコのシーンでも踊りでいい味だしていた。
砂かけ婆の室井滋や輪入道の西田敏行など、ベテラン勢ももちろんいい味を出していた。
声の出演では伊集院光のぬりかべを一番期待していたのだが・・・1シーンしかなく、声も特種効果がかかっていて、あれじゃ別に伊集院光でなくてもよかったじゃん(笑)
まぁ、出演者や声の出演で誰が何をやっているのかという、この映画のウリはいいところを突いていたと思う。ウエンツ瑛士の鬼太郎は・・・誰が観てもあれは鬼太郎とはちょっと違うだろうから・・・ノーコメントとする(笑)。
で、トータルな感想。この映画を観て「泣いた」という感想を目にしたが、俺も泣いた(笑)。これは間違いない。鬼太郎の世界を実写化したという点でも評価できると思う。脚本の作り込みがもう一歩とか、演出が今ひとつスピーディーでないとか、テーマが消化不良と、そういった要素があることも間違いない。ぶっちゃけ今どきのエンターテイメント映画として一流とは言いがたいと思う。ただ、田中麗奈の猫娘やオープニングの字幕、目玉おやじの釜ゆでなど、見どころも結構ある映画でもあると思うのだ。
未見の人はどうすればいいかって?まぁ、せっかくだから、おキツネさまに油揚げをやって下さいという小雪のセリフを聴くために、観にいってもいいんじゃないかな〜と思う。そのセリフの背景に込められているものを主軸に描いていれば傑作になり得たのに・・・残念でした。続編を作るならば是非そこらへんのところをガッチリやって欲しいな〜。
※この記事を書くにあたり、以下のブログ記事を参考とさせていただきました。
●負け組サラリーマンのLOHASな映画生活:2007年04月29日/公開初日舞台挨拶
●ドンドン日記:2007年05月04日/不覚にも泣いた!映画「ゲゲゲの鬼太郎」
●関連リンク:映画「ゲゲゲの鬼太郎」公式サイト
(以下、ネタばれ注意)
あともう一歩・・・せっかくの素材がもったいないな〜というのが第一の感想。物語の導入部は高畑勲監督作の傑作「平成狸合戦ぽんぽこ」を思わされたが、「平成狸合戦ぽんぽこ」と同じテーマがこの映画でも提示されていた。しかし、せっかくのいいテーマがいまひとつ薄い印象であり、物語のメインとは離れたところの舞台設定でしかなかったことが非常に惜しかった。これに関連したテーマを物語の主軸に置いておけば、かなりの傑作になりえたのに・・・そう思う。小雪が演じていた狐の女神さまのセリフより、それに反論していた狐の幹部のセリフに説得力を感じたのは俺だけじゃないと思う。そこらへんがせっかくのテーマを消化しきれなかった弱さでもあると思うのだ・・・。
開発と自然、失われ行く古くからの日本の風習や文化、昭和40年代に建てられたような公営団地、リストラで職を失ったお父さん、黄泉の国・・・などなど、舞台設定はかなりいい線を行っていたように思う。これもすべて水木しげるの原作のメッセージ性からきているかと思うのだが、せっかくのそれらの素材が活かしきれていなかったことが、もうホントに残念。
特撮について言うと、普段からテレビやDVDで戦隊シリーズや平成仮面ライダー、最近のウルトラマンなどを見慣れている者からすれば、大したものじゃないというのが率直な感想。一反木綿に乗って空を飛んでいるシーンなど、もっとバッーと扇風機を回したほうが全然リアリティーがあったんじゃないかと思う。まぁ、しかし、鬼太郎の家や目玉おやじ、天狗部隊なんかはなかなかよかったとは思う。
役者の演技でいうと、大泉洋のねずみ男が圧倒的におもしろかった(笑)。ねずみ男のキャラクターや役回り自体がおもしろかったのだが、いい演技をしていたと思う。一番ハマっていたと思うのは田中麗奈の猫娘。もう存在自体が花というか、あの衣装と容姿だけで観る価値あると思う。妖怪ディスコのシーンでも踊りでいい味だしていた。
砂かけ婆の室井滋や輪入道の西田敏行など、ベテラン勢ももちろんいい味を出していた。
声の出演では伊集院光のぬりかべを一番期待していたのだが・・・1シーンしかなく、声も特種効果がかかっていて、あれじゃ別に伊集院光でなくてもよかったじゃん(笑)
まぁ、出演者や声の出演で誰が何をやっているのかという、この映画のウリはいいところを突いていたと思う。ウエンツ瑛士の鬼太郎は・・・誰が観てもあれは鬼太郎とはちょっと違うだろうから・・・ノーコメントとする(笑)。
で、トータルな感想。この映画を観て「泣いた」という感想を目にしたが、俺も泣いた(笑)。これは間違いない。鬼太郎の世界を実写化したという点でも評価できると思う。脚本の作り込みがもう一歩とか、演出が今ひとつスピーディーでないとか、テーマが消化不良と、そういった要素があることも間違いない。ぶっちゃけ今どきのエンターテイメント映画として一流とは言いがたいと思う。ただ、田中麗奈の猫娘やオープニングの字幕、目玉おやじの釜ゆでなど、見どころも結構ある映画でもあると思うのだ。
未見の人はどうすればいいかって?まぁ、せっかくだから、おキツネさまに油揚げをやって下さいという小雪のセリフを聴くために、観にいってもいいんじゃないかな〜と思う。そのセリフの背景に込められているものを主軸に描いていれば傑作になり得たのに・・・残念でした。続編を作るならば是非そこらへんのところをガッチリやって欲しいな〜。
※この記事を書くにあたり、以下のブログ記事を参考とさせていただきました。
●負け組サラリーマンのLOHASな映画生活:2007年04月29日/公開初日舞台挨拶
●ドンドン日記:2007年05月04日/不覚にも泣いた!映画「ゲゲゲの鬼太郎」
●関連リンク:映画「ゲゲゲの鬼太郎」公式サイト
