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自作詞の背景 「ハート」(3)
(前回からの続き)

厳冬期も終わりに近づいたころ、「ハート」のバッキングがほぼ完成し、仮ボーカルも録音した。しかし間奏部分の音がどうもまだ足りなかった。ストリングスで主旋律を構成したのだが、それだけでは弱い。・・・というわけで、アウフヘーベンのギタリスト、Jimmyにお願いし、ギターソロを入れてもらうことにした。Jimmyにはかつて「バンドの練習が始まる時刻を待ちながら」でもギターソロを入れてもらったことがあり、その出来のよさに感激したことがある。


「ハート」2番の歌詞は時間を遡った描写となる (写真 Hoshino.com)

「ハート」が録音されたデジタルMTR KORG D12 を抱え、寒い中、モスバーガーでMTRごとJimmyに引渡したのを覚えている。一度ギターソロを録音してもらって D12 は戻ってきたのだが、その後、完成のタイムリミットが延びたこと、また、本人が満足いかないということもあって、もう一度録音し直してもらうこととなった。

再録音した甲斐もあり、ギターソロ部は期待したとおりの素晴らしい出来となった。かなり苦労したらしいが、本人も満足のいく出来でっあったと思う。「ハート」の間奏部は、Jimmyのギターソロ、そして元からのストリングス旋律の2重のソロがサンドイッチする形となり、狙っていた以上の出来栄えとなった。以下に「ハート」をリンクしておくので、これまでの話を併せながら、その楽曲を聴いていただきたい。

●楽曲はN郎♪音源ライブラリにて試聴出来ます。


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 23:59 | トラックバック:0コメント:4
『黄金のフルート』 ~ 1979年東映映画 「悪魔が来たりて笛を吹く」ORIGINAL SOUNDTRACK
「悪魔が来たりて笛を吹く」
ORIGINAL SOUNDTRACK

CPC8-3043

東映音楽出版

前回記事でフルート奏者・橘美果さんと盛り上がった 「黄金のフルート」(1979年 東映映画 『悪魔が来たりて笛を吹く』 主題曲)、紹介しよう。

耳のとんがった悪魔のイメージが先行した映画本編についてはとりあえずおいておいて、この曲、名曲中の名曲といっていい。ここまで名曲だと、原作のイメージと異なるとか、XXX(ネタばれ防止)な曲ではないというのも許せてしまう。

作曲は尺八奏者の山本邦山(現在人間国宝)、編曲が今井裕、フルート演奏は植村泰一。その植村泰一はなんと、横溝正史が小説『悪魔が来りて笛を吹く』 を考案するきっかけに関わった方でもあった。以下 「横溝正史クロニクル」の記事参照。

●リンク:横溝正史クロニクル/『悪魔が来りて笛を吹く』- 幻の譜面を探せ -

この曲、もちろん主旋律のフルートもいいのだが、それ以上に全体のアレンジ、特に間奏部分のアレンジが最高に素晴らしい。バイオリン、エレキギター、エレピ、ピアノ、ドラム、ベースとそれぞれのパートが絶妙なサウンドを繰り出している。特にストリングスアレンジは絶品。JAZZ的というべきかフュージョン的というべきか、書きながらあらためて聴き直してベースの高音部やスネアとシンバル、バスドラの音まで聴き応えありあり。こんなの生演奏で聴いたらもう死んじゃう!!~ぐらいの素晴らしさ。

もし手元に曲があるならば大音量で聴いてみることをおススメする。編曲を担当したサディスティックスの今井裕の力、及び各パートのミュージシャンの力は絶大だ。

・・・

実はこの曲、かなり遠い昔、兄貴がFMでエアチェックしたものを流していて、頭の中にこびりついていた。また聴きたい!聴きたい!!聴きたい!!!とず~っと思っていたのだが、数年前、ようやく記事トップに掲載した復刻版サントラCDを手にすることができた。

●姉妹記事:田辺信一 「獄門島のテーマ」

そしてこの「黄金のフルート」を二十数年ぶりに聴いたときの喜びは言うまでもなく半端なものではなかった・・・人の記憶にそこまで残り続ける音楽の力って、偉大。


金田一耕助関連記事)
●金田一耕助についてうんちく 映画&音楽


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1/26 西荻窪・奇聞屋 トルコ&ギリシアの伝統曲と創作オリエント音楽 ~ 大平清&橘美果ライブレポ
土曜日夜、西荻窪・奇聞屋での、サズ奏者・大平清の定期ライブへと足を運ぶ。学生時代から付き合いのある大平は、ここ奇聞屋で毎回ゲストを迎えて定期ライブを行っている。その日はフルート奏者・橘美果さんとの共演だった。橘さんとの共演は主に奇数月の第4土曜日に行われていて、再来月の3月にもこのコンビのライブは行われる予定だ。

●リンク:ライブスペース奇聞屋

奇聞屋について、今回はじめて足を踏み入れたのだが、ライブハウスというより雰囲気のいい喫茶店のような場所で、新しくはないが、内装と照明がセンスあふれ、かなり落ち着ける場所であった。BGMには弦楽器の民族音楽が流れていて、隠れ家的雰囲気とマッチしていた。

残念ながら昨年の川越ライブと同様、今回またもや自分の不手際で写真撮影することができなかったのだが、次回奇聞屋に行く時は必ず写真を撮影してくるので、その雰囲気のよさを見ていただきたい。奇聞屋ホームページの写真ではわかりづらいのだが、照明を間接照明にしたときの雰囲気のよさは、ライブがなくとも足を運びたくなるような感じのよさだ。

大平のサズの演奏についてはこれまで何度か足をはこんだことがあるが、フルートとのコラボレーションを聴くのは今回はじめて。

フルート奏者・橘美果さんは4歳よりピアノ、11歳よりフルートを始め、琴や尺八、作曲・編曲などに才能を発揮しながら2004年12月にジャズ・フルート奏者としてプロデビュー。出産のため一時期活動を休まれていたこともあったが、現在は「子供と一緒に楽しめるジャズライブ」を提案し、童謡やポップスなどをジャズ風にアレンジして活躍中だ。詳しくは橘美果さんのホームページを参照していいただきたい。

●リンク:くまがいみか(橘美果)のホームページ

小学生のころ自分はトロンボーンを吹いていて金管楽器とは縁あった。しかし、木管楽器とはあまり縁がなく、生演奏に接する機会もそうなかった。そのため今回真近でプロフェッショナルなフルート演奏を聴き、その息づかいに感激。木管楽器は恐らくボーカルと同じで、息のコントロールに音楽としての命がかかっているのだと思う。橘さんのフルートの音色、息づかいを聴いて、「ああ~わかる・・」そう思った。

大平のサズ、ウドーとのマッチングも絶妙で、弦楽器の音としてのソリッド感と木管楽器の音の柔らかさは、絶妙なコラボレーションを生み出していた。

MCの中で大平は、幼少のころ、遊戯に首がひっかかった状態でぶら下がってしまい、死に直面した体験を語る。それに反応して橘さんも、
「私も、小さかったころ、船から海に落っこちてあわや死かというような体験をしました!!」
と、MCでも絶妙なコラボレーションを見せてくれた。真っ逆さまに海の中に落ちた橘さんの足をお父さんが引っ張り上げ、一命をとりとめたという。

お客さんは女性が多く、質高く落ち着いた演奏に満足げに耳を傾けていた。

・・・

ライブ終了後、橘さんと会話する。N郎♪にとって、フルートといえば・・・・ぐれたさんあたりはもうお気づきと思うが・・・橘さんに質問した。
「横溝正史の『悪魔が来たりて笛を吹く』、知ってます?」
「知ってます! 私も横溝正史大好きなんです!!」

なんと橘さんも横溝正史の大ファンとのこと。昨年正月に放送されたフジテレビ稲垣吾郎の金田一ドラマ『悪魔が来たりて笛を吹く』で使われたあの曲について、素晴らしい曲であったと橘さんは絶賛していた。原作のトリックどおり、XXXな曲だったという(XXXはネタばれのため伏字)。

そして橘さんは、
「映画(東映1979年)の『悪魔が来たりて笛を吹く』観たいんですが、レンタルには置いてないんです・・・」
と話したので、待ってましたとばかり、
「あの『黄金のフルート』最高に素晴らしい名曲ですよ!!」
とN郎♪節炸裂。プロフェッショナルなフルート奏者と『黄金のフルート』の話しで大いに盛り上がり、大満足だった。

『愛のバラード』に並ぶ金田一映画の超名曲『黄金のフルート』について、書こう書こうと思いながら書いてなかったので、今度書くこととしよう。

●過去ログ:金田一耕助についてうんちく 映画&音楽

・・・

ライブハウスを後にして、新宿へ向かう帰りの中央線を、大平そして橘さんと3人で待ちながら、橘さんの出産時の話を聞いた。出産後、女性は鬱に近いような精神状態になるというが、橘さんもまさにそのような精神状態になったという。そのため早く音楽活動に復帰したいと願望が先走ったが、体に無理が来て、やはり自然に任せるべきなんだと悟ったという。現在はご両親、配偶者さんの協力もあって、しっかり復帰出てきているとのこと。

橘さんの話を聞きながら、同じように出産のため音楽活動を休止した、才能ある一人の女性ソングライター・ボーカリストのことを思い出した。橘さんに彼女の話をしたところ、
「自分の音楽を待っている人がいるというだけで励みになるから、そう伝えてあげて・・・」
と、助言された・・・俺もそう思う。

自分の音楽を待っている人が一人でもいれば、演奏する側は音楽を続けることができる。活動休止中の彼女のメールアドレスは既に無効となっていて、俺の声が届くことはない。しかし、いつかまた必ず復帰してくれるだろう・・・なぜなら彼女の歌を聴きたいと願う人は俺ばかりではないからだ・・・そう思いながらも、もしかしたら彼女のライブはもう二度と観ることは出来ないのかもしれない・・・とも思った。人それぞれ生活があり、誰もが東京で音楽活動を続けていられるわけではないという現実もあるからだ・・・しかし待ち続けたい。

新宿駅で橘さんとは別れ、楽器を置くため、大平と一緒に南口のトルコ中央アジア文化センターに立ち寄った。新宿駅南口から甲州街道を下る道はかつて歌詞にしたほどよく通っていた道であったが、何年かぶりで歩いた。代々木方面を見ながら街の様子に懐かしさがこみ上げてきた。帰りの電車の中では音楽活動について大平といろいろ話した。
いろいろと感慨深い夜であった。

●リンク:トルコ音楽・ウイグル音楽の演奏家 サズ奏者・ドタール奏者 大平 清のWebSite


関連記事)
●過去ログ:11/4 トルコの伝統楽器とVOICE~福岡ユタカの世界 at 川越あけぼのホール

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| ライブ行ってきました | 23:59 | トラックバック:0コメント:7
3/26(水) 銀座TACTヴォーカルライブイベントご案内
昨年12/19に行われた銀座TACTヴォーカルライブイベント( e-Music Networks 主催 )。次はいつ?いつ?と散々問い詰められたが、次回出演は3/26(水)に決定。今回は夜のため、前回見逃した方には朗報。

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前回(12/19)ライブの模様(写真撮影:大平清)

当ライブはシャンソン&カンツォーネを中心とした6名出演のヴォーカルライブイベントとなっている。このジャンルは自分が昔からヴォーカルを磨いてきたジャンルの一つでもあり、一ヴォーカリストとして今回もまたヴォーカルでブレイクしたい・・・と同時に、「あなたとは争う意味がない」他、マイソングにも御期待を。

N郎♪以外にも観どころ聴きどころ満載。TACTでの歴史を重ねてきたヴォーカリストの皆様、その実力とステージングの素晴らしさは前回ナイトライブ(昨年11/28)で自分も観客として体験済み。ライブレポートは書けなかったが、華やかな衣装と確固たるヴォーカル、そしてそのステージングは、やはり一味も二味も違うと、ヴォーカルにうるさいN郎♪、そしてライブエンターテイメントを追求している立場として唸らせられた。今回もまた素晴らしいパフォーマンスで会場を沸かせてくれることだろう。

●銀座TACT 2008.03.26 Dramatic Night Live フライヤー(出演者掲載)


ライブの要となり、鮮やかなサウンドでドラマティック・ナイトを演出するのが豊川佳代子trio

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N郎♪ with 豊川佳代子trio (写真撮影:大平清)

ベース、ドラム、鍵盤と、プロフェッショナルなメンツで構成されるピアノトリオ。さわやか好青年、ドラムスShigeさん。過去には移転前の大宮ハーツでも演奏したことがあるというが、セッション数ははかり知れず。エレクトリック・ウッドベースで渋くキメのはYusukeさんUh‘s musicのサイトはべーシスト必見。そして前回FRK連れ合いさんから大絶賛されたピアニストkayokoさん・・・演奏しているときの姿がメチャ魅力的。トリオをまとめ、e-Music Networks としてライブ全体をコーディネートしているスーパーレディーでもある。豊川佳代子trio、前回もマイソングを素晴らしくアレンジしていただいたが、今回もまた感動的な演奏でドラマティック・ナイトを演出してくれることだろう。

最後は会場となる銀座TACT。東京・銀座の中心部という最高のロケーションに位置する老舗ライブハウスで、今年50年の歴史を迎える。昭和の大歌手たちも演奏をしたTACT、作詞家・音楽評論家の湯川れい子さんのコメントから引用すると「真に上質で本物の音楽を選んで、心からのサービス精神と共に提供し続けてきた、感性のお店」、これを機に一度足を踏み入れ、他ライブハウスとの違いを感じとっていただきたい。

●銀座TACTホームページ


ロックバンド・アウフヘーベンとはまた一味違うアナザーワールド、お見逃しなく。


2008年3月26日(水)18:20開場 19:00開演
銀座TACT (地図
チケット 4000円(1Drink付)
お問合せ・ご予約 aufheben@estyle.ne.jp

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| N郎♪こだわりのボーカル | 14:54 | トラックバック:0コメント:10
シェリル・クロウ 「Run, Baby, Run」
チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブチューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ
(1993/11/26)
シェリル・クロウ

詳細を見る

シェリル・クロウをはじめて知ったのは恐らくウッドストック94の映像を観た時だと思う。アコースティックギター片手に「Run, Baby, Run」を歌う彼女について、雰囲気のある曲だとは思ったがそれ以上のインパクトはなかった。その後、FMから流れる「All I Wannna Do 」を聴き、ファーストアルバム『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ』 を購入した。そしてその1曲目に収録されている「Run, Baby, Run」の訳詞を目にし、シェリル・クロウというアーティストが、どういったスタンスをもったアーティストであるのか知ることとなった。

♪ She was born in November 1963 The day Aldous Huxley died
彼女は1963年11月に生まれた オルダス・ハクスリーの死んだ日だった

シェリル・クロウ自身の誕生日は 1962年2月11日 だから、この歌詞と一致してはいない。しかし詞の内容は自身のことを歌っているようにもとれる。なぜ自身の誕生日と異なる日を選んで歌詞にしたのか・・・ずっと理由がわからなかった。

オルダス・ハクスリーはイギリスの作家で、後に米国へ移住した。ドアーズのバンド名の由来 『知覚の扉』 の作者でもある。※1

「Run, Baby, Run」 の歌詞にあるとおり、オルダス・ハクスリーは 1963年11月22日 に亡くなった。しかし、その同じ日、1963年11月22日は、ジョン・F・ケネディが暗殺された日でもあった・・・。

JFK暗殺は米国現代史のターニングポイントとなり、これまで当ブログでもシリーズ 『ジョン・レノンが殺された意味』 の中で関連したことについて触れてきた。べトナム戦争の終結を願い、米国内の公正を求める人々にとって、ケネディの暗殺はとてつもなく大きなショックであったことは想像に難くない。

オルダス・ハクスリーが死んだ日=JFKが暗殺された日
それが「彼女」が生まれた日だ。

つまり米国の希望が失落したその日のことをシェリル・クロウは書いたのであり、そして希望が失落した日に、詞の中の「彼女」は生まれた。失望に暮れる人々の新たな希望の象徴として・・・。

♪ He faild and taught her youg
♪ The only thing she'd need
♪ To carry on
♪ He taught her how to

♪ Run baby run baby run baby run
♪ Baby run

苦い経験をしたパパは、小さなころ彼女に教えた
人生を生き抜くため、彼女が必要とし続けるただひとつのこと、
走り続けることを・・・


詞の中の「彼女」とは、シェリル・クロウ自身のことでもあり、そしてまたその詞を聴いて自己に重ね合わせるすべてのリスナーのことでもあり、さらには「米国の希望」のことでもあるように思う。そして「米国の希望」も走り続けなければならないと彼女は歌っているように思えるのだ。

シェリル・クロウが絶大な支持を受け続けているその理由には、もちろんロックとしての曲のセンスのよさ、女性アーティストとしての格好よさがあるのは述べるまでもない。それに加えて、その歌詞に、ハイレベルなメッセージ性を兼ね備えた、詞としての存在価値があるからこそと、俺は思う。

彼女のサイト、そして彼女のブログから、そのメッセージを感じ取って欲しい。

●リンク:シェリル・クロウ公式サイト(HP&プログ)


※1 「知覚の扉」という言葉自体は18世紀の詩人ウィリアム・ブレイクの詩の一節からとられたもの。


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| この曲がおもしろい! | 23:59 | トラックバック:0コメント:2
イノベーション
カオリンに依頼されたサンプリング音源を月曜日から編集していたのだが、我ながら手順の悪さと効率の悪さに辟易。取り込んだWAVファイルをPCのどこに保存したのかわからなくなったり、数分のWAVファイルを何度もインポートし直したりと、あまりの効率の悪さに超情けなくなる。そのトホホ具合を記事にしようと考えたのだが、下書き記事を書いた後、工夫しながら作業したらかなり作業効率がアップし、仕上げることができた。立ち止まって考えることって必須~。

20080124

使っていたマウスもいまいちだったので、「光学式マウスを買って来る!」と下書き記事で宣言し、実際にはレーザー式マウスを買ってきたのだが、おかげで作業がはかどるはかどる。WAVファイルを細かく切り刻んでドラック&ドロップする作業も超スムーズ。ツールって重要~。

「作業効率の向上」とか「生産性のアップ」って、常日頃から意識して取り組んでいかないとダメなんだね~と再認識。

話は発展して、毎日仕事でそんなことばっかり追求している立場の人であっても、個人としての生き方や活動、生活についてはどうなんだろう?「作業効率の向上」や「生産性のアップ」って、どれだけ追求してる?? そればかりではなく「モチベーションの向上」とか、「構造改革」とか、「イノベーション」とか・・・仕事が忙しくて個人の生活にそんなこと考えてる余裕なんてない・・・な~んて人多いんじゃない? 日本人の悪いところだね。でも、恐らく個人としてそれが出来てる人って、きっとうまくいってる人なんだろうね。企業活動で必須とされているようなことは、そのまま個人に対しても当てはまる、むしろ個人でこそやるべき。自分自身のイノベーションね。

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| 未分類 | 23:59 | トラックバック:0コメント:2
「世界中に起きているストーリー。人類史に普遍的なストーリー。」 by 坂本龍一
「世界中に起きているストーリー。人類史に普遍的なストーリー。 」

これは音楽家・坂本龍一が映画「六ケ所村ラプソディー」を観た感想の中の言葉。世界の坂本のこの言葉、君はどう受け止める?


Stickamで公開されている『六ヶ所村ラプソディー』の予告編。上記映像をクリックすると動画がスタートする。


以下、madokaさんのブログから抜粋。、HAOWさんからも紹介のあった今週日曜日1/27イベント案内含む。

●上記予告編のリンク方法

※この予告編映像を、あなたのサイトやブログにも貼り付けてみませんか?
 貼り付け方法は下記URLに説明されています。
 http://rokkasho-rhapsody.com/yokoku.html

●1月27日(日)イベント案内

NO NUKES MORE HEARTS STOP ROKKASHO Live + Demo

◆日時 : 2008年1月27日(日)
開場 12:00 開演 12:15~ Live
Demo 14:30~(予定)
◆会場 : 日比谷野外小音楽堂
◆会場地図
http://www.quikmaps.com/site/54290
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/toubuk/hibiya/map.html
地下鉄日比谷線「日比谷」A14出口 日比谷門から入ってすぐ噴
水の右側。
◆入場料 : 無料
◆主催 : NO NUKES MORE HEARTS
(旧・1118 Hibiya YAON 実行委員会)
◆詳細
http://www.nonukesmorehearts.org/
http://stop-rokkasho.jp
◆1118のデモパレードの様子
http://jp.youtube.com/watch?v=xd6iKhLRUf4


関連記事)
●1/15 新宿 Naked Loft 鎌仲ひとみトークイベント レポ
●最新トレンド映画 『六ヶ所村ラプソディー』



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| ニュース・社会うんちく | 22:16 | トラックバック:0コメント:4
装甲騎兵ボトムズ  エンディング主題歌 『いつもあなたが』
装甲騎兵ボトムズ 総音楽集装甲騎兵ボトムズ 総音楽集
(2005/02/23)
TVサントラTETSU

詳細を見る

自分らの世代は 「機動戦士ガンダム」 世代と言っていい。子供から大人の世界へ足を踏み入れようとする10代前半の日々は、ガンダムを筆頭とし、イデオン、バイファム、マクロスなど、ロボットアニメが大ブレイクした時期でもあった・・・。

そんな作品群の中、大人である作り手側が作りたいように作り、アダルトテイストあふれた異色作として今だに根強いファンを持っているのが 「装甲騎兵ボトムズ」 。リアリティーあふれたメカニック戦闘シーンや、ベトナム戦争、そしてブレードランナーの世界をモチーフとした硬派な人間ドラマが展開されたのだが、そのストーリーの中心は、男性主人公・キリコ、そしてパーフェクト・ソルジャーとして運命を左右される女性・フィアナとのピュアなラブストーリーであった。

二人のラブストーリーを毎回切なく印象付けたのがエンディングである 『いつもあなたが』。詞・曲・ボーカルと三拍子そろった名曲だ。作詞はボトムズの監督でもある高橋良輔、作曲はBGMも担当している乾裕樹、そしてボーカルはTETSU。Wikipediaによると、TETSUとは実はシンガーソングライター織田哲郎であったという。

●リンク: 装甲騎兵ボトムズ - Wikipedia

この名曲、中でも歌詞がいい。かなりシンプルであるが、作品のイメージとマッチし、さらに独立した詞としてもグッとくる。

♪ さみしい時も かなしい時も いつもあなたが 目にうかぶ
♪ ひとりの時も あいたい時も いつもあなたは 胸の中

♪ 遠くはなれていても たとえ別れていても
♪ この世のひかりとともに まぶしく あの日のあなたが

「この世のひかりとともに まぶしく」の部分のメロディーは音階が言葉と共に上がっていくのだが、その上がり方が絶妙にドラマティックであり、詞と最高にマッチしている。イントロのサックスも印象的。

オープニングの 『炎のさだめ』 も名曲で、JAZZをベースとしたBGMも素晴らしかった。作曲家の乾裕樹さんはすでに故人となられているが、その音楽はドラマの名場面とともに、いつまでも切ないイメージとして記憶に残り続けることだろう・・・。



おまけ)
このボトムズ、公式ウェブサイトもあり、ブログまである・・・放送開始は1983年だから4半世紀に渡る息の長さに驚き。
●リンク: ボトムズWeb
●リンク: 「いつもあなたが」Youtube映像


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| この曲がおもしろい! | 21:52 | トラックバック:0コメント:8
完成させる技術
何かしらを進める時、期限がないといつまでもたらたらとやっていて、一向に進まないっていうこと、ない?

単純にそれは、終わらせるとか、完成させるとかいうことを意識していないからという原因が、自分の場合は多い。FIXさせる技術、EXITさせる技術、終わらせる技術とでもいうべきか、そういったこともまた一つの技術であると思う。完成させようという意識がなければ完成しないし、また100%のことをやろうと気負っても完成しなかったり・・・とりあえずやってしまって、それからというのもまた一つの手。意図して完成させるべし。完成させる技術=次へ進む技術・・・とも言える。


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| 未分類 | 21:44 | トラックバック:0コメント:2
バンド備忘録 2008/1/19
土曜日夜、パークサイドでバンドタイム。かなり中身が濃かったんで、記事は文字通り、備忘録とさせていただきます。

練習開始前、持っていったPCをミキサーにつなぎ「滅亡への序曲」(通称:ボレロ)の過去ライブ版を流す。jboyひろさんに「ZEPみたいだー」と評価された版・・・つまりアウフヘーベンの練習もこのブログ、そしてコメンテーターの皆様とシンクロナイズしてるってことですね。

ボレロ部分に今回より鍵盤(俺)を入れて音に厚みつける。そしてAパート新フレーズを試しにSAMMYと合わせてみる・・・いい感じ~。「よし、ボレロやろう!」「ちょっと待って下さい・・・」ということで、ライブ定番曲を順に合わせていく。


「滅亡への序曲」2008版へ向けてベースフレーズを確認するSAMMY

「アライブ~」タイトに決まる。本日ドラムヨコちん絶好調。「何か変えました??」「んん?(笑)」。続けて「ネオ~」、これも超タイト。「今ライブやりたいですね~」(by Jimmy)。確かにいいノリが出ている。多分メンバーの中では俺が一番ヨコちんドラムの凄さを知っていると思うが、本当にノッている時のヨコちんドラムのグルーヴ感はメチャクチャ凄いから。

以降の定番曲も絶好調。「ニュートラル~」メチャブルージー、「まるでABCバンドじゃん~(心の中で思う(笑))」。俺のボーカルもこのごろのトレーニング成果で絶好調。鍵盤は・・・練習しま~す(笑)。「やっぱアウフヘーベンは最高のロックバンドだよな~」 歌いながらほくそえむ。


この日絶好調のよこちん。まるでキース・ムーン

ひととおり合わせた後、「タウンウォーカー」2008版。前回練習でキーをAに上げてくれとお願いし、Aで演奏。ノリが今ひとつなので、ディスカッションしながらアレンジを変えていく。それにしてもギターソロの部分のドラムのノリは凄く、まるでキース・ムーン。俺もピョンピョン飛び跳ねながらタンバリンを叩く。結論としてヨコちんが全開でドラムを叩けるようなアレンジを目指すこととする。

休憩を挟んで後半。いよいよボレロ合わせる。最初は昔のアレンジを忘れていたメンバーも徐々になじんでいく。「でも昔の速さでは出来ないですね~」。ボーカルは簡単だが、バンド側は大変らしい。確かに曲の展開が変わっていく曲なんで面倒かもしれない。しかしその分、ロックとしておもしろい。歌いながら「この曲サイコー」とほくそえむ(自分がメインで作った曲なのだが(^-^ ))。ボーカルとバンドのリズムがガッチリ合うBパートが特にお気に入りだ。

N郎♪的な趣向としてはこれぞロック、これこそがやりたかった音楽ということで、久々のバンド演奏に感激。加えて我ながら当時の作詞能力に驚嘆する。更に今ひとつしっくりしていなかったサビの歌詞を新たに別の言葉に置き換えてみる。


見てのとおりです、ケンちゃんあらためJimmyちゃんのギター

最期は「バンドの~」をとりあえず合わせる。この曲も鍵盤を入れる。何度か合わせていくうちに少しはしっくりくるようになる・・・実はこの曲、今アコギでも練習していて結構いい感じになっている。ああ、バンドで録音した奴、CD-Rに焼かなきゃ!!

練習の終わりにカオリンから依頼されている某オンラインゲームのサンプリングを録音する。Eギター、ドラム、ベースと順番に短いフレーズを録音していく・・・ちゃんと録れてるかな~・・・これから編集しよ!

練習後、3Fでミーティング。「ライブ、次は5月ぐらいって言ったら、Aさんから、え~~~~って・・・」(by Jimmy)。俺も同じことをカオリンに伝えたら「・・・」。そんな待たせるな~~ってことなんだけど・・・。アウフヘーベン以外のN郎♪パフォーマンスで欲求不満を少しでも解消してちょうだい。

その他、2月の他のアーティストのライブの話や、その他企画の話。ああ、忘れてた、メールしなきゃ!!本日はかなり中身の濃いバンドタイムでした。宿題あります。


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| ロックバンド・アウフヘーベン | 18:13 | トラックバック:1コメント:6
動機はついでのほうがいい
動機シリーズその2。動機はついでの方がいい。何かしらをやろうとするとき、無意識に時間と手間を計算してしまい、大変だとか、面倒だとか、そんな時間があるのなら他のことをやったほうがいいと思い、ついつい後回しにしてしまうようなことがある。実際には大したことではなくても、頭が先に動いてしまい、億劫になるというパターン。女性より男性に多い傾向かもしれない。そんな自分におススメな方法が、なんかのついでにやってしまうということ。つまり対象のために時間を割こうとするのではなく、なにかのついでに一緒にやってしまえば、やる前から億劫にもならず、やってしまえばむしろ得した気分になるというような発想だ。

すべてのことをなんかのついでにやろうって考えたほうが、逆に多くのことをやれそうな気がする・・・このパラドクス、行動のベースにしよ。


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| 方向性のある雑感 | 23:59 | トラックバック:0コメント:2
動機が不純であってもいい
やりたいことであってもとっかかりに手間取っているとそれがやりたいことであると認識できなくなることがある。いざ手をつけてみるとやっぱりやりたいことなのだが、人を取り巻く環境は常日ごろ変化しているため、やりたいという感覚もどっかにいってしまうことも多い。

そんなやる気がいまひとつな状態の時どうするか?やる価値があると決めたこと、やることが必須なことなら、気分は無視して手をつけられるのがベストなのだが、そう簡単にいかないのもまた人のサガ。一度とっかかれればいつのまにか熱中して、やっぱりやりたいことだった!!・・・そう思い出す場合も多々ある。

要はとっかかりだと思う。とっかかるためなら動機が不純であってもいい。
人の性質ってかなりシンプルで、そのシンプルさを素直に活用したほうが物事はうまくいくのかもしれない。



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アーティスト・カオリン
水曜日、バンドのドキュメンタリー映像の作成を企画し、カオリンと打ち合わせ。カオリンは某大学のマルチメディア学科で学び、映像について専門家だ。かつてカオリンが監督・撮影・編集した映像作品を見て、シュールレアリズムあふれアバンギャルドな内容に、彼女が映像に対して相当なこだわりをもったアーティストであることを知った。大学最期の年の就職活動時には既定路線に反発し、鶯谷のパチンコ屋に就職しようとして親から反対されるなど、感性あふれる彼女の逸話については枚挙にいとまがない。

そんなカオリン、バンドメンバー含め、チーム・アウフベーンの男性諸氏から圧倒的な人気で、 「本当はアウフヘーベンの演奏なんてどうでもいいから打ち上げでカオリンとお話するためにきた!!」 そう言われるぐらいの人気者。前回ライブのハーツで流されたオープニング映像について、スタジオ撮影部分はすべて彼女が撮影したものだ。彼女の斬新なカメラワーク、そしてアクティブな撮影スタイルに演奏しているメンバーは超ドキドキ。アウフヘーベンにとって彼女がいかに大切な人材であるのかわかってもらえると思う。

で、肝心のドキュメンタリー映像だが、カオリンにお願いし、これからいろいろ撮影をしてく予定だ。俺がイメージしている映像はズバリこれ。

ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホームボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム
(2006/06/23)
ボブ・ディラン、ジョーン・バエズ 他

詳細

マーティン・スコセッシ監督がボブ・ディランに迫った傑作ドキュメンタリーだが、映画の感想については以下の記事を参照していただきたい。

●過去ログ:カウントダウン2006(映画編)

これから撮影していく予定の映像の一部について、次回ハーツでのライブで再びスクリーンで流せれば・・・そう思っている。楽しみ~♪

| ロックバンド・アウフヘーベン | 23:59 | トラックバック:0コメント:2
1/15 新宿 Naked Loft 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕」
火曜日、ブログ友パクさんに誘われて新宿 Naked Loft での鎌仲ひとみトークイベントへと向かう。JR新宿駅東口を出て歌舞伎町方面へ。かつて西新宿にロフトがあった時、バンドとしてそのステージで演奏したことはあったが、ロフトが歌舞伎町に移転してからは、ロフト本体にも、プラスワンなどのファミリーにも足を運んだことはなかった。
コマ劇場を突っ切り、連なるラブホテルを横目に進んで職安通りを渡ると今回の会場Naked Loftがある。

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●リンク:Naked Loft HP

Naked Loft はカフェ居酒屋風をコンセプトとしたライブスペースで、音楽のみならず様々なイベントが行われている。サブカルチャーのトークもライブイベントにしてしまうのは東京・新宿ならでは。

本日トークを仕切る鎌仲ひとみさんは映画『六ヶ所村ラプソディー』の監督であり、自分は日曜日に東大宮の上映会で映画を観たばかり。上映後に監督のトークも行われ、彼女が只のジャーナリストや映像作家ではないことに気付く。映画の感想は前回記事をご参照いただきたい。

●前回記事:最新トレンド映画 『六ヶ所村ラプソディー』

パクさんら生活クラブ生協の皆様と談話しているうちに開演時間。ハイクオリティーなドキュメンタリー映画の監督でありながら、抜群のタレント性をも持つ鎌仲ひとみ監督。「ど~も~~!」と元気に登場してきた彼女はライブパフォーマーとしても十分にその才能を発揮し、初っ端から会場を盛り上げる。

ノートPCをプロジェクターにつないで、話の要点をリアルタイムにプレゼンソフトに書き込み、観客に解説する。ネットの話になると話題となっているサイトを即検索してスクリーンに映し出し、話の内容にシンクロナイズさせる。さらにトークの模様はスタッフによってビデオ撮影され、ネットにも配信されるという、使えるプレゼン要素はいくらでも使って、最大限の効果をあげようというその姿勢は観客にアピールする表現者として「さすが~」と思わずにはいられない。

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左からマエキタさん、小田さん、鎌仲さん

ゲストはコピーライターのマエキタミヤコさんとPJニュース編集長の小田光康さん。マエキタさんは広告メディアクリエイティブそしてコピーライターの視点で、小田さんは通信社にいたころの経験と現在のネット市民ニュースの経験からそれぞれメディアの問題について語る。

●リンク:マエキタミヤコ サステナ日記
●リンク:PJニュース

小田さんの話の中に、「これがジャーナリズムだ」と言って一般の人から結婚式の撮りっ放しビデオのような映像を持ってこられる例があるが、見れないというのがあった。PJニュースのプリビュー数をどうアップさせていくのか常日ごろ考え続ける編集長として真っ当な意見であり、まったく同感。人に観てもらいたいのなら、人に観てもらえるだけの工夫が必要であり、ジャーナリズムであっても、受け手側の興味と集中力を途切らせない工夫=エンターテイメント性は必須だ。ましてや映画や音楽、ライブ演奏についてはいわずもがな。

お金を払ってでも観たい読みたいというような情報を提供し、それによって影響力あるメディア運営を目指す立場から、お金の話は必要と語る小田さん。その意見はジャーナリズムのみならずミュージシャンやアーティストにとってもにまったく同様といちいち頷く。その横で、映画の上映費だけでは食べていけず、大学で教えることとの掛け持ちをしないとやっていけない自分はダメだ~!・・・と嘆く鎌仲さん。プロの映像作家として経済的な自立を目指す者ならではの嘆きであり、マルチな才能を発揮せざるおえない鎌仲ひとみの努力と才能の原動力はそういったところにもあるのだと気付く。

本日のお題は「メディアはなぜ六ヶ所を伝えないか?」。お題についての結局何が話されたのか思い出すと、マスメディアの収支の多くは広告収入で成り立っており、東電などのスポンサーがいるから原発の宣伝はしても批判はできないとか、記者クラブは排他的で接待漬けになっているというような話しが出されていた。

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トークの中で出た記者クラブの問題点を鎌仲さんがまとめる

しかしそういった話は10年も20年も前から延々と言われ続けていることであり、では一体どうすればいいのか?・・・それこそが重要なテーマなわけだが、「国民の知る権利はどうなるんですか?」と繰り返し追求をしましょう!!とか、視聴者がマスコミに意見をどんどん送れば影響があるというような話がマエキタさんから出る。鎌仲さんは「意識改革でーす!」と芸人のように屈託なく叫んでいたが、まぁ、そういったことを楽しく、明るく、愛に満ちて、お洒落に、そして効果的にやっていけば、もう少し広がっていくのかもしれない。何をやるにしてもやる、その行為に人を惹きつけるだけの魅力が必要だと思う。

トークイベント終了後、鎌仲さんと少し話す。鎌仲パワーの源はなんですか?とたずねたところ、当然のごとく「楽しいからよ~」という答えが返ってきた。何をやるにしても「楽しい」ことは基本だと思うが、英知を尽くして創造的な仕事をすれば、その分、喜びや充実感が味わえることを知っている者の意見とも言える。そんな本当に「楽しい」感覚を知っているならば、キツイことや困難なことも乗り越え、目標に向かって続けていくことが出来るのだろう。恐らく彼女のマルチな才能も、そんな克服の過程でひとつひとつモノにしてきたのではないかと推測する。

このブログを読んでいる皆さんは、本当の「楽しさ」味わっているだろうか? ジャンル問わず、人と関わるすべてチャレンジャー諸氏は鎌仲ひとみの魅力から大いに学びとるべき。N郎♪は強く推奨する。


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鎌仲さんとツーショット。撮影は鎌仲さんが教えているところの生徒さん(感謝)

●リンク:『六ヶ所村ラプソディー』~オフィシャルブログ

(リンク追加)

●Mango☆さんブログ / 六ヶ所村トークベント /反対の為に出来る事
●パクさんブログ/六ヶ所再処理工場関連記事(当イベントの写真などあります)
●ライブドアニュース/メディアはなぜ六ヶ所を伝えないか? 鎌仲監督によるトークショー


おまけ:ライブハウスメモ

今回のNaked Loftの料金システムは、呑み食いした料金に一律チケット代1500円がプラスされ、帰りの会計時に清算するというものであった。明朗なシステムで、伝票も客席に置かれ、何を注文したのかしっかりとわかるように記載されていた。好印象なイメージを持ち、さすがロフト系と感心したのだが、お店の努力は大したものだと思う。

帰りの電車でNaked Loftで配られた冊子に目を通す。新宿ロフトと下北沢シェルターの店長の対談が掲載されていた。ここ数年でライブハウスの数が増え、その分集客が落ち、2007年は「苦」の年であったという。新宿ロフトですらそうなのだから他のライブハウスも推してしかるべきだ。コンテンツであるバンド側、アーティスト側も、自分らのライブ(コンテンツ)にどれだけの付加価値をつけられるか、大いに模索していくべきだと思う。文化とはそういった負の状況を打開するところから生まれていくのではないだろうか。

(トークライブ続編)
●3/13 新宿 Naked Loft 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕Vol2」

| 鎌仲ひとみ監督 | 23:59 | トラックバック:1コメント:10
最新トレンド映画 『六ヶ所村ラプソディー』
この記事、2秒でスルーしようとしたあなた!、ちょっと読んでってちょーだい!!(^-^ )

つい先日、サッカー日本代表の岡田監督が中心となり、環境に関する政策提言グループ「地球環境イニシアティブ(GEIN = Global Environment Initiative)」」が設立された。設立発起人には女優の竹下景子さん、シンガーソングライターのイルカさん、作家の倉本聰さん、女優の長澤まさみさんなどなど。

●リンク:<岡田武史監督>サッカーだけじゃない 環境でも「子供の未来に光を!」

一昔前に比べると環境問題に対する一般の認識はかなり向上している。食材は無農薬・有機栽培のほうがいいだとか、原子力発電所は危険だとかいう話は既に一般常識であり、それを疑う人がいるとすれば今や笑い話でしかない。・・・しかし10年前、20年前はそうではなかった。この先5年後、10年後の未来、以下に紹介する最新トレンド映画(敢えてそう呼ぶ) 『六ヶ所村ラプソディー』に関連した知識は一般常識として、否応なしに我々の脳裏に刻みこまれることとなるのではないだろうか・・・。



●リンク:『六ヶ所村ラプソディー』~オフィシャルブログ

日曜午後、東大宮コミュニティーセンターでの自主上映会に足を運ぶ。ホールに7割ほど入っていた観客は女性のほうが多く、若い世代が目立つ。

映画は、一つ一つの事実を丁寧に積み重ねて受け手に提示するという、ジャーナリズムの正当な手法を踏襲したクオリティー高いドキュメンタリーであった。

「(取材が)もっと早く来てくれていれば」「(目の前で起こっていることに対し)中立っていうのは結局は賛成していることと同じなんだ」・・・実際にその場で生活している人々の本質を突いた言葉に、何度も固唾を呑む。

農家を中心として六ヶ所村近辺で生きる人々の苦悩、仕事のために賛成せざるおえない人たちの本音、国家と人と、電力消費社会の問題・・・クオリティーが高いからこそ大いなる説得力をもち、観る側に訴えかけてくる。

実は六ヶ所村は自分の実家からそう遠くはない場所にある。だから自分にとってもかなり重く辛い内容であった。それと同時に、六ヶ所村だけの話ではなく、高度消費社会である現代日本社会のあり方、特に東京のような大都市に住む人に対しても大きく訴えかけ、地球温暖化の問題と共通している。

「電力を使っているのは一体どこなのか?」・・・施設でクリーニング業を営む人の言葉だ。


今年2月、放射能性物質排出を伴う再処理工場の本格操業が予定されている。対して1月27日には東京・日比谷野音でストップ大集会も予定されているなど、反対運動も高まりを見せている。安全上の問題から本格操業はこれまで何度も延期されてきただけに、安全を求める声がさらに高まれば延期になる可能性は高い。反対だろうが賛成だろうが無関心だろうが、安全性の追求は当然だ。

●リンク:原子力情報資料室(CNIC)- 六ヶ所・核燃料サイクル


まぁしかし、この問題についてあまりよく知らない人については、とりあえずハイレベルなエンターテイメント映画を楽しむつもりで是非映画の上映会に足を運んでいただきたい。映画のサイトに掲載されている「何度も涙が出ました」という感想に代表されるように、ホンモノの感動映画でもあるのだ。

●リンク:『六ヶ所村ラプソディー』上映スケジュール


映画終了後、監督である鎌仲ひとみさんのトークが行われた。で、これがまたメチャクチャ示唆に富んでいて面白かった。ライブやイベントをやっている音楽関係者は絶対に彼女の話を聞き、学ぶべき。これは力説する。

映画『六ヶ所村ラプソディー』は自主上映会という形を通して、これまで全国で300回もの上映を重ねてきた。なぜこれだけ人が集まってくるのか??なぜこれだけ支援の輪が広がっていくのか??いくら地球温暖化の時流に乗っているからといって、単に環境問題や核の問題を扱っているだけでこのような輪が広がっていくことはないだろう。そこには人を惹きつける魅力があるからに他ならない・・・この話の続きは後日また。

●リンク:エコ見沼ネットワーク 『六ヶ所村ラプソディー』上映会開催までの記録(東大宮での上映会を開催したグループのブログ)

関連記事)
●1/15 新宿 Naked Loft 鎌仲ひとみトークイベント 「メディア新世紀開幕」


追伸)

記事のついでに10年以上前にロックバンド・アウフへーベンで演奏した環境問題を扱った曲のライブ版へのリンクをしておきましょう。
●アウフヘーベンライブ音源「滅亡への序曲」


テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

| ニュース・社会うんちく | 00:00 | トラックバック:3コメント:8
アコギシンクロナイズ
日曜日午後、東大宮コミセンで注目のドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』を観に行き、その後の鎌仲ひとみ監督のトークも聴いて、いろいろ感じることが多かった。それについては次回記事にご期待いただくとし、午前中の話。

昨日に引き続きアコギ片手にプラザウエスト音楽室。



思いつくまま社会派系の昔の曲を演奏してみて、「いいじゃん~!!」と自画自賛。さすがに長くやっているとその時その時の代表曲みたいなのがあって、歌詞の濃さに・・・たぶん観客の感覚からは浮くだろうな~(笑)。

昨年からアコギ片手に作りかけている今現在の世の中を歌った曲を思いっきり大声で演奏してみて・・・「スゲー!!いいー!!」と再び絶句。そのうちに「やりたいとかやりたくないとかじゃなくて、やる義務があるんだろうな・・・」などと思い始める。我ながらかなりアブナイが(笑)そんな風に思える瞬間って相当久しぶりのような気がする。「閃きを大切にする文化」ね。

それにしてもアコギ演奏とともに歌うと詞の価値が倍増するような気がしてならない・・・バンドや鍵盤だとそうはいかないのに。アコギは歌とシンクロした抑揚がつけやすい楽器だからなのかもしれない。「シンクロナイズ」ね。

| 雑談(音楽活動) | 00:13 | トラックバック:0コメント:8
プラザウエスト&アコースティックギター
住民税を払っている我がさいたま市には他市民がうらやむような音楽施設がいくつかある。浦和パルコの上にオープンした浦和コミセン(コムナーレ)もそうだし、与野本町のさいたま芸術劇場もそうだ。そして旧浦和市西部、道場地区にはプラザウエストがある。



ガラス張りの建物はあまりにも豪華すぎて、いくら税金使ってんだろう~と行くたびに思う。しかし、あるからには利用しない手はないということで、ここの音楽室、前からよく利用している。特に土日の午前中利用することが多い。料金支払いの手順が若干面倒なものの、部屋数が豊富で空きがとりやすいからだ。

浦和コミセンがオープンしてからしばらくここは利用していなかったのだが、さすがに土日のコミセンは予約が取れず、土曜日、アコースティックギターを片手に久しぶりに利用した。

鍵盤かアコギか・・・いろいろ考えたがとりあえずアコギでやることにした。持ち運びが便利だというのが一番の理由だ。考えてみれば今のような音楽を始めた時、やはりフォークギターを買ってきてコードを覚えた。学生のころの音楽サークルはもともとはフォークギターをベースとしたサークルで、先輩からコードを教えてもらい、バンドをやるまではギターを弾き語っていた。バンドでもアコギを弾きながら歌うこともあった。が、いつからだろう、弾かなくなったのは・・・。多分鍵盤を使い出してからだと思う。ミュージックワークステーションを使い出してからバッキングにアコギはいらなくなった。

数年前、再びアコギをいじりだした。実をいうと、車にアコギを積んだままで、休日は公園など外で弾いていることが多い。どんな感じかその一例は、2年前の以下のブログ記事を参照していただきたい。ブログとしては初の記事だ。

●過去ログ:某河 河川敷にて 春の風

なんかあまりに牧歌的内容で笑ってしまったが(笑)当時は浦和コミセンはもちろん、このプラザウエストもなかった・・・少なくともその存在を知らなかったことだけは確かだ。税金はムチャクチャ使われたのだろうが、いい環境が出来たと思う。

| 雑談(音楽活動) | 00:25 | トラックバック:0コメント:6
自作詞の背景 「ハート」(2)
(前回からの続き)

人の行動の原動力となるもの・・・何もいいことばかりがそうなるわけではなく、逆に悪いこと、良くないことのほうが人を行動に駆り立てたりするから不思議だ。詞を書き、曲を作るという行為も同様で、いい時よりも逆に悪い時のほうがいい詞が書けたりする。人は良くない時こそ、物事を真剣に考え、良くないと思える状況をひっくり返すため、本気になり全力を尽くす。考えてみれば自分の書いてきた詞について、いい詞と思えるような詞は必ず悪い時に書いてきたような気がする。自分のことばかりではなく、世の中の状態が良くない時には世の中のことを歌い、戦争の悲しみが深まれば戦争の悲劇を歌い、友人が良くない状況の時には友人のための歌を作り・・・

「ハート」の歌詞についても確かに良くない心理状態のときに作った歌詞だ。ただ、この歌詞については自分の他の詞とは異なり、メッセージ性がない。歌詞にしたのは「状況」と「感じたこと」。思い出してみると、なんらかのメッセージは込めたかったのだと思う。良くない心理状態をなんとかしようというような。しかしそこには言葉を超えた人の心理状態があり、それに対して主張することは無理・・・そう諦めた。自分のポリシーに反することであるが、長く生きていれば「無理」だとか「どうしようもない」と思えるようなことにも何度か出会うものだ。しかし逆にその「どうしようもない」ものがまさに「ハート」であり、結果的にそれが曲のテーマとなった。輪郭が明確な歌詞となり、完成度は高いと思う。

核となる言葉は2番のサビに込められている。いいとか悪いとか、そういったことではなく、今、ここに歴然と存在している「ハート」があり、そして自分がいる。
・・・果たして「ハート」は空に放たれたのだろうか?

(次回へ続く)


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 01:28 | トラックバック:0コメント:2
ベストな状態ではない時の闘い方
人のメンタルは常にベストな状態にあるとは限らない。何らかの理由により、長期間にわたって最適な状態を保てないままのこともある。「一瞬先は闇」とはよく言ったもので、ベストと思えていても、直後に大きな落とし穴が待っていたりするから人生はやっかいこの上ない。「まいったぜ~」って感じなのだが、しかしそんなことはお構いなしに、日常的にこなしていかなければならないことは容赦なく多い。

ベストな状態でなければ、ベストな状態でないなりに人は闘わなくてはならない。50%のメンタルコンディションであるなら、50%なりの闘い方があるはずだ。100%のコンディションを必要とする闘い方は土台無理であり、簡単にやれるところから手をつけてみよう。コンディションを上げることに注意するより、50%の成果を下げないように注意し、上昇できるタイミングを狙うべし。


テーマ:楽しく生きるコツ - ジャンル:ライフ

| 未分類 | 06:47 | トラックバック:1コメント:12
ライブ告知&お知らせ掲示板
当ブログに皆様からのライブ告知をいただくことが多くなってきました。せっかくいただいたライブ告知が過去のコメントに埋もれてしまうのもなんなので、掲示板を有効活用します。ブログ右側のN郎♪プロフィールの下に「ライブ告知&お知らせ掲示板」という名前で掲示板をリンクしてますので、皆様のライブ告知やCD発売案内など、ご活用下さい!!



以下からもリンクします。

●ライブ告知&お知らせ掲示板

詳細内容や追記情報など、どんどんアピールして使って下さいね~
当ブログにご案内いただき、もしもN郎♪の都合が合えば、デジカメ片手に取材にいかせていただきます(東京・埼玉近辺なら)。都合が合わなかったときはゴメンナサイね。ひんぱんにライブやられている方も、ここぞと言う時はN郎♪にご一方下さい。
もちろん、ロックバンドアウフヘーベン&N郎♪ライブも投稿していきます。よろしく!!

これまで掲示板を活用いただいたマダムQさん、岬杏薫ありがとうございました!!

| 未分類 | 03:41 | トラックバック:0コメント:2
初トレ
火曜日、今年初のスタジオ入り。例によって浦和コミセン音楽室。コミセンは浦和パルコビル10Fにあるのだが、8Fには市民図書館がオープンしているため、エレベータは激混みで乗客のほとんどが大人。夜の7時過ぎ、8Fの図書館で9割の人が降りていく。この光景はなんとも感動的だ。公共施設たるもの本来こうあるべきだろう。これまでにも書いているが、JR浦和駅東口前にオープンした浦和パルコ・・・恐るべし。

音楽室に入り、声を出す。年末年始はカラオケ三昧だったせいか、すんなり響きが出る。某曲にヴォーカルを試し録音しようと思ってPCをいじっていると、既に曲もヴォーカルも録音されていてびっくり・・・・自分でやっていたことをすっかり忘れてしまっているようだ。これ、いつ録音したんだろう?場所は??少なくとも昨年であることは間違いない・・・。なかなかいい声だ。

これなら録音はいいや~と思い、ヴォーカル練習をはじめる。先月のヴォーカル新境地・必殺ヴォラーレのせいか、これまでよりもさらに声が出るようになった気がする。歌っているうちに更に深く、さらに開放的に声が出るようになり、初トレとしてはかなりいい感じだ。中音域での新技も編み出した。スゴイことになる・・・多分。

しかしこれからまた上半身胴体の筋肉痛とお友達か・・・(笑)


テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

| N郎♪こだわりのボーカル | 00:45 | トラックバック:0コメント:6
シンクロナイズ
年初に述べたように、当面の重要キーワードとして「シンクロナイズ」を挙げたい。
このキーワードにはいくつかの意味を込めたいと思っているのだが、複数のことをてんでバラバラにやるのではなく、相互に関連させて効率を上げたいというのもその一つだ。

様々な顔を持ち、複数の異なる事をこなさなければならない人は多い・・・恐らくほとんどの人がそうではないだろうか。しかしベースとなるメンタルや思考回路・行動パターンについては集約していけるはずであり、それにより一貫性を保ち、無駄なくこなす。いくつかのことを相互に関連させられれば相乗効果も狙えるだろうし、失敗を含め、経験から学んだことについては環境が変わっても応用できる・・・はずだ。

行動の原動力となる「モチベーション」について、出来うる限り共有したい。共有される「モチベーション」を持つならば有効にシンクロナイズされるはずだ。意識して調整することで出来るんじゃないかって思う。


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| 未分類 | 05:04 | トラックバック:1コメント:4
1/6 渋谷多作・斉藤シラベ初企画ライブ
日曜日、昨年の3月に千葉で行われたまっきー一人ライブの際に知り合ったシラベさんのライブへ足を運ぶ。場所は渋谷多作。東口から宮益坂を上って CENTURY21 の角を曲がるとすぐ。この距離、JR渋谷駅からメチャクチャ近い。

●リンク:渋谷多作

今回のライブはシラベさん自身が初めて企画したライブとのことで、当ブログにも案内を頂いた。ライブを企画して実際にやるってメチャクチャ大変だと思う。タイバンを集め、お客さんを集め、ライブハウスと調整し・・・やらなければならないことがたくさんで、さらに自身も演奏するんだから相当なものだと思う。


シラベさんの演奏(ソロの時)

4組出たライブの出演者は皆演奏が上手かったが、その中で一番グッときたのは3番目の出演者・水島 渚さんのこんなMCだった。
「シラベさんと今回のライブの企画を、新橋のラーメン屋でしながら、呑み会みたいになって・・・」
シラベさんと水島さんとは六本木のライブで知り合い、意気投合してお互いに詞と曲を作りあったりしているという。そんな音楽仲間が今回の企画を一緒に練っている様子が伝わり、いい話だな~と感激した。演奏の上手さや表面的なネタよりも、こういったリアリティーあるちょっとした話のほうが感動を呼ぶから、感動のメカニズムって不思議だと思う。


水島 渚さんの演奏

N郎♪的に今回のライブでは水島さんの演奏が一番よかった。自然に自分の足もテンポを刻んでいたから、リズムがよかったんだと思う。ライブ終了後に水島さんの演奏が一番よかったと伝えると、シラベさん、自分も褒めて下さいよ~と話していたが、充分歌がうまかったよ(笑)、昨年の3月よりかなりレベルアップしているのではないでしょうか。初企画ライブ、ご苦労さまでした。

●リンク:シラベのうた

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

| ライブ行ってきました | 01:37 | トラックバック:1コメント:2
自作詞の背景 「ハート」(1)
毎年この時期になると思い出す。1月~2月と厳冬の中、楽曲「ハート」のバッキングを作成し、そしてミニアルバム『ハート』収録の曲を録音した2002年はじめのことを。今は故障して使えなくなった愛機 KORGi3 のソングモードとバッキングシーケンスモードを駆使してバッキングを完成させ、MTRを抱えて時間を見つけてはカラオケボックスやスタジオへ通った。自分でもよく仕上げたと思う。

寒かった~。楽曲「ハート」のアレンジには氷の世界のようなブレス系の旋律を一部入れているが、あんな感じになったのはその時の季節と無縁ではないのかもしれない。バッキングの作成はほとんど深夜作業だったからなおさらだ。

もともと「ハート」のベースとなった曲の打ち込みは間奏部分まで作っていて、間奏部分のストリングス主旋律もほぼ出来あがっていた。しかしそこから先をどう2番につなげるか決定できず、未完成のまま放置していた。歌詞も中途半端だった。実はそれ以前にバンドのライブでも演奏したことがあったのだが、サビの歌詞は出来ていたものの、詞として価値あるものはほぼその部分だけだった。いつか真面目に詞を作り直そうと思い続けていたのだが・・・・。

その機会が訪れたは2001年の秋~冬のことだった。「ハート」の歌詞の1番の情景描写は2001年「11月最期の金曜日」晩秋の光景をイメージしたものだ。その年は晩秋の街路樹があまりにも美しく、日が沈んだ直後ぐらいの幻想的な光景は今でもよく覚えている。

(次回へ続く)


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テーマ:作詞・作曲 - ジャンル:音楽

| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 04:00 | トラックバック:0コメント:4
「閃き」を大切にする文化
「ああしてこうしたら、ああいったことが出来るんじゃないか?」・・・思考が閃く瞬間がある。人はどこまでのことをやれるのか・・・そのことについて考えた時、閃きの先にあるその場所こそが到達可能な最大限の幅と言っていい。「ああしてこうすれば、こうなって・・・」と、行く先と道順が閃くならばそのイメージは実現の可能性を持つ。しかし逆に閃きが訪れなければ、いつまでたっても可能性が生まれることはない。そして閃きが訪れたとしても実践しなければみすみすその可能性を潰してしまうこととなる。そんなネガティブ思考回路の分析はまた別の機会にするとして、「閃き」とはすなわち可能性の幅のことであり、そしてその「閃き」の重要性を知っている人こそが「閃き」を実践し、新しい価値を生み出していくのではないだろうか。「閃き」は軽々しく放置しておくような類のものではなく、その重要性を再認識すべきなのだ。

今こうして我々がある状況もまた誰かしらの「閃き」、そしてその実践の結果ともいえる。例えばインターネットを使い、ブログという手段を通して未知の誰かとコミュニケーションが出来るもの、もとを追求するとその仕組みを閃いた人がいたからだ。極論するならこの社会は、自然環境的要因を除きそのほとんどが誰かしらの「閃き」、そしてその実践によって成り立っているといえよう。

「閃き」を大切にする文化があるかどうかで組織(二人以上の集合体)の発展も決まる。もし周囲にイマジネーションあふれ、「閃き」に満ちた人がいるとしたら、その人の「閃き」に注意深く耳を傾けるべきだ。なぜならその「閃き」はもしかしたら組織にとっても大きな幸福をもたらす「閃き」なのかもしれないのだから。それと同時に、自身の「閃き」に対しても、その価値を知るべきだ。閃いたことが自身の方向性と一致しているのであれば、決して放置せず必ず実践すべきである。組織同様、個人の発展も自身の「閃き」を大切にする性分があるかどうかで決まるのではないか。

テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ

| 未分類 | 01:44 | トラックバック:0コメント:6
方向性のある雑感 2008
「方向性のある雑感 2008」と題し、新シリーズを開始するわけだが、昨年のシリーズで書いたことを振り返るため、その第1回を読み直してみた・・・我ながらムチャクチャいいことを書いているのに驚く。以下その第1回。

●過去ログ:方向性のある雑感

では、バージョン 2008 では一体何が違うのか?・・・上記の記事の発想はいわば「方向性がない」ということへのアンチテーゼでもあったわけだが、本バージョンでは、アンチテーゼという状態からさらに進めて、何かしらを実践するためになくてはならないもの、いわばメンタルのベースとなるものへと進化させたい。誰のためでもなくまず自分自身のために書く。それが「シンクロナイズ」ということであり、限りなく自身との同期をとりたい
・・・と、書きながら毎度お馴染み「やりたくないことをやる方法」を書きそうな気がするが(笑)


| 未分類 | 03:00 | トラックバック:0コメント:4
本年も宜しくお願いいたします
年が明けました。本年も「N郎♪音汰。」宜しくお願いいたします。
個人が好き勝手やれるブログって、もっといろいろやれるって思うんです。既成観念にとらわれることなく、むしろ破壊し、フレキシブルにやっていこうと思います。で、とりあえず新カテゴリー2つ追加。

新カテゴリーその1:方向性のある雑感 2008
これは「方向性のある雑感」シリーズ、2007年版より進化させ、さらに自分自身のメンタリティーとシンクロナイズした内容にしていく予定です。

新カテゴリーその2:自作詞の背景
昨年のライブ打ち上げなんかの驚きとして、みんなよくアウフヘーベンとかN郎♪の曲聴いているよな~っていうのがありました。バンドのSAMMYもブログをはじめたことだし、これまでの自分の書いた詞が生まれた背景やそれに絡んだウラ話、関連した話題を提供していこうかと思ってます。あの曲の詞には実はあんな背景があったとか・・・書いた当時の話や、時代背景なんかも加えながら。おもしろそうでうしょ?当ブログの目玉にしようって思ってます。全部公開はもちろん出来ませんけど(笑)

とりあえず当ブログ、当面のキーワードは「フレキシブル」と「シンクロナイズ」。皆様にもよき年となりますように!!

年末のカウントダウンシリーズ、我ながらいい記事だと思ってます。未読の方は以下どうぞ。

●カウントダウン2007(ライブパフォーマンス編)
●カウントダウン2007(ブログ編)
●カウントダウン2007(ドラマ編)
●カウントダウン2007(映画編)

テーマ:謹賀新年 - ジャンル:日記

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N郎♪

Author:N郎♪
秋葉原・秋田犬など、東京、埼玉中心に活動中。他ロックバンド・アウフヘーベンのボーカリスト。レギューラー番組、ぷち FM897 すみだリヴァー 隔週月曜22:00~『N郎♪ MusicHourハイビスガーデンスペシャル』
メールお問い合わせはこちらまで。

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ありがとう2020 ~ 埼玉100箇所撮影


2014/1/25発売 Newアルバム



馬場孝幸プロデュース作品
57分 ZA-10040   zarya misic community
税込価格 1,500円  2014.1.25 発売
Fine Days Song 特設サイト(購入方法など)
+ Amazon.co.jp
+ TOWER RECORDS ONLINE
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