日曜日夜、新オリエント楽派のライブを観るため西荻窪へ。会場の音や金時は今回で2回目となり、電車遅延もなく、さくさくと着くことができた。

2月の公演は最後列であったが、今回、幸運にも最前列で聴くことが出来た。そのため各楽器の生音により大きな感動を覚える。大平さんのサズ及びウードは特別にPAを使用し、他楽器と音量のバランスがとれていた。サズはサウンドの中心にあり。
最初にメンバー紹介があり、1曲目、NHKハイビジョンスペシャルで使用された 「文明の十字路」 が演奏される。作曲者・笠松さんが奏でるオーボエの主旋律が印象深い。

セットリスト前半はギリシャの民謡や伝統舞曲が続き、曲の説明とともに、遠いギリシャの地が想起された。笠松さんから、トルコとギリシャの対立についての説明もあり。

4曲目「カツィベラ」、萱谷さんの手の動きに注目する。手、指の動きと、実際に出ている音とを聴き比べ、繊細でリズミカルな音が見事に生み出されていくことに感動。萱谷さんの手が魔法の手に見えた。

5曲目「私の宝物」、ソプラノ広瀬さん登場。楽器中心の曲が並ぶ中、この曲の広瀬さんと大平さんのツインボーカルはインパクトがあった。
ライブは曲順に変化があり、それぞれの曲に見どころがあって、あっというまに時間は過ぎていく。

6曲目「カラマティアノス」、笠松さんはズルナを使用。日本ではチャルメラにあたり、タイではキックボクシングの試合で使われるという。そんなMCを嬉そうに話す笠松さんがいい感じ(笑)。

7曲目、室屋さん作曲の「一輪の花」。テーブルに同席したKさん、Hさんによると、昼の部では、室屋さんがこの曲を超高速で演奏し、他のパートの方々も目を白黒させながら、負けじと演奏していたという。
一転、夜の部では、室屋さん、スローに演奏し、昼の部とのコントラストが面白かったとのこと。
今回、昼の部と夜の部ではセットリストも変えており、両方を聴くお客様へのサービス精神があふれていた。
夜の部・演奏曲リスト
1. 文明の十字路
2. アプタリコス・ダンス
3. ガラスの下で
4. カツィベラ
5. 私の宝物
6. カラマティアノス
7. 一輪の花
(休憩)
8. アラビアンナイトのテーマ
9. エジェネ・エジェム・グルバン
10. 月への序曲
11. 人と月
12. リカヴェトスの丘の月
13. 狼と月
14. 金色のカフタン
15. アマン、お前は歌人
アンコール
16. マグレブの踊り

後半、月に絡んだ4曲が続けて演奏される。萱谷さんが手にした打楽器が満月に見えた。変拍子の中に4拍子が混じる「狼と月」 はアンサンブルの楽しさにあふれ、個人的に今回一番の聴きどころだった。「狼と月」は笠松さんHPで試聴が出来る。
5月にギリシャ、トルコ旅行に行ってきた大平さんのMCもあった。「お前はトルコ語を話すから兄弟だ」と持ち上げられ、迷っていた商品を思わず買ってしまったというMCに笑う。

15曲目「アマン、お前は歌人」 。故郷を、そして国を追われた吟遊詩人を思い、大平さんが作った曲。トルコの大多数をしめるスンナ派とは相容れないアレヴィーの人たちは、好んでサズを弾き語り、彼らの宗教感情を表出したという。
そして昼夜二回に渡って行われた本日の公演は、 「マグレブの踊り」で締めくくられた。

新オリエント楽派、次回ライブは、いよいよコンサートホール・ムジカーザで行われる。音がよいとの評判なので、自分も是非行ってみたい。
新オリエント楽派 ムジカーザライブvol.2
9月8日(月) ムジカーザ
18:30 開場、19:00 開演 詳細 笠松泰洋さんHP
秋にはセカンドアルバムの制作にもとりかかる予定とのこと。秋から冬にかけての動向に注目しよう。

音や金時は、西荻シルクロード商店街の中にある
<新オリエント楽派関連過去ログ>
●2/23 西荻窪 音や金時 新オリエント楽派ライブ
●新オリエント楽派 「東への旅」
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2月の公演は最後列であったが、今回、幸運にも最前列で聴くことが出来た。そのため各楽器の生音により大きな感動を覚える。大平さんのサズ及びウードは特別にPAを使用し、他楽器と音量のバランスがとれていた。サズはサウンドの中心にあり。
最初にメンバー紹介があり、1曲目、NHKハイビジョンスペシャルで使用された 「文明の十字路」 が演奏される。作曲者・笠松さんが奏でるオーボエの主旋律が印象深い。

セットリスト前半はギリシャの民謡や伝統舞曲が続き、曲の説明とともに、遠いギリシャの地が想起された。笠松さんから、トルコとギリシャの対立についての説明もあり。

4曲目「カツィベラ」、萱谷さんの手の動きに注目する。手、指の動きと、実際に出ている音とを聴き比べ、繊細でリズミカルな音が見事に生み出されていくことに感動。萱谷さんの手が魔法の手に見えた。

5曲目「私の宝物」、ソプラノ広瀬さん登場。楽器中心の曲が並ぶ中、この曲の広瀬さんと大平さんのツインボーカルはインパクトがあった。
ライブは曲順に変化があり、それぞれの曲に見どころがあって、あっというまに時間は過ぎていく。

6曲目「カラマティアノス」、笠松さんはズルナを使用。日本ではチャルメラにあたり、タイではキックボクシングの試合で使われるという。そんなMCを嬉そうに話す笠松さんがいい感じ(笑)。

7曲目、室屋さん作曲の「一輪の花」。テーブルに同席したKさん、Hさんによると、昼の部では、室屋さんがこの曲を超高速で演奏し、他のパートの方々も目を白黒させながら、負けじと演奏していたという。
一転、夜の部では、室屋さん、スローに演奏し、昼の部とのコントラストが面白かったとのこと。
今回、昼の部と夜の部ではセットリストも変えており、両方を聴くお客様へのサービス精神があふれていた。
夜の部・演奏曲リスト
1. 文明の十字路
2. アプタリコス・ダンス
3. ガラスの下で
4. カツィベラ
5. 私の宝物
6. カラマティアノス
7. 一輪の花
(休憩)
8. アラビアンナイトのテーマ
9. エジェネ・エジェム・グルバン
10. 月への序曲
11. 人と月
12. リカヴェトスの丘の月
13. 狼と月
14. 金色のカフタン
15. アマン、お前は歌人
アンコール
16. マグレブの踊り

後半、月に絡んだ4曲が続けて演奏される。萱谷さんが手にした打楽器が満月に見えた。変拍子の中に4拍子が混じる「狼と月」 はアンサンブルの楽しさにあふれ、個人的に今回一番の聴きどころだった。「狼と月」は笠松さんHPで試聴が出来る。
5月にギリシャ、トルコ旅行に行ってきた大平さんのMCもあった。「お前はトルコ語を話すから兄弟だ」と持ち上げられ、迷っていた商品を思わず買ってしまったというMCに笑う。

15曲目「アマン、お前は歌人」 。故郷を、そして国を追われた吟遊詩人を思い、大平さんが作った曲。トルコの大多数をしめるスンナ派とは相容れないアレヴィーの人たちは、好んでサズを弾き語り、彼らの宗教感情を表出したという。
そして昼夜二回に渡って行われた本日の公演は、 「マグレブの踊り」で締めくくられた。

新オリエント楽派、次回ライブは、いよいよコンサートホール・ムジカーザで行われる。音がよいとの評判なので、自分も是非行ってみたい。
新オリエント楽派 ムジカーザライブvol.2
9月8日(月) ムジカーザ
18:30 開場、19:00 開演 詳細 笠松泰洋さんHP
秋にはセカンドアルバムの制作にもとりかかる予定とのこと。秋から冬にかけての動向に注目しよう。

音や金時は、西荻シルクロード商店街の中にある
<新オリエント楽派関連過去ログ>
●2/23 西荻窪 音や金時 新オリエント楽派ライブ
●新オリエント楽派 「東への旅」
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