
オオシマンワンマンライブの感動を思い起こすにつけ、いろいろと考えることが多い。何故ライブはあれだけ盛り上がり、感動的であって、成功したのか?
もちろんオオシマンの、他のアーティストの常識を超えた活動の賜物であることは間違いないのだが、何がよかったのか、ちょっと成功要因を分析してみたい。
●歌がうまいオオシマンはかなり歌がうまい。他のアーティストよりも抜きん出ている。
歌がうまくなるためには、まず何がいい歌なのか聞き分ける耳がないと話しにならない。メジャーなアーティストであっても、歌が下手な人の歌ばかり聴いていると、聞き分ける耳が育たないから、うまくはなれない。
いい加減、ただ漠然と歌うのはやめて、歌のレベルを上げようぜ、みなさん・・・自戒をこめて。
オオシマンはライブで松山千春の曲を演奏していたけど、松山千春の歌のうまさの影響もあるのかもね。
●曲がいいオオシマンの曲はいい。曲はすべてのベースであり、いくら演奏がうまくても、曲が良くなければ話にならない。オオシマンがライブで演奏した曲はいい曲がそろってた~。歌詞もおもしろかったし、歌詞が聞こえてきた。ポップスとしての完成度が高いと思う。
●演奏がいいバンドと一緒の演奏はしっかりしていて、かなりよかった。でもオオシマンの場合は、演奏のよさを超えるキャラクターや個性があるからこそ、演奏のよさが生きてくるんだと思う。逆のことをいうと、いくら演奏がうまくても、おもしろくもなんともないライブをやる人がいっぱいいるってことであって、演奏のよさはライブの構成要素の一つでしかないということに気付くべき。
●楽しそう演奏しているときのオオシマンの嬉しそうな表情、最高。なんかみんなに喜びを与えているみたいな感じで、多分、彼の純な性格が出てるんだろうね。
●チャレンジ精神何故、自分がオオシマンを応援する歌を作ったのか考えてみる。たくさんの出演者と出会ってきたけど、応援歌を作ろうと思ったのは彼がはじめて。5人しかお客を呼んだことがないのに、300人入る会場でワンマンライブをやろうという若者の無謀な試みに感激したというのが一番。自分を追い詰め、チャレンジを実践しているその姿に思わず応援したくなった。その無謀さを素直に表現してるところがまたいい。本当にやってくれそうな何かを感じさせてくれたというのも大きい。チャレンジなきところに発展も成功もなし。
●名前がいいあれがただの「大島賢一」だったら、あそこまでみんなは応援しないかも。「オオシマン」というユニークな芸名だからこそ、親しみを持てるし、記憶に残るんだろうね。「N郎♪」も得してるよ(笑)。
●自分自身がネタ高慢だとか、威張っているような出演者のライブには絶対に行かないが、オオシマンはまったくその逆。自分自身を笑いのネタにしているところも、実はスゴイ。だから応援したくなる。よく下手な漫才で人をバカにしたネタをする人がいるけれど、イジメに通じるものがあり、うんざり。チャップリンは自分自身を笑いの対象としたからこそ、あれだけ愛されたんだと思う。
●フツウじゃない努力オオシマンのライブのペースを見ると、もう半端じゃない。あっちこっちに首をつっこんで、ワンマンライブという目標のため、否応なしに活動せざる負えなかったんだろうけれど、その自分を追い詰め、そして実践する姿がいいね~。口ばっかりは誰だって出来るけれど、彼はそうじゃない・・・というかやらざるおえない。
口ばっかりだとか、いろいろ理由をつけて適当にやっている人がいかに多いことか。そのくせ自分は音楽やってます!!みたいな。それはそれで悪くはないのかもしれないけれど、多分、そういう人にはそれなりの結果しかついてこないんだろうね。悲しいかな現実は正直。多くを求めるなら、フツウ、人間はやるよ。求めるだけ求めておいて、何にもやらないなんてのは、マトモな人間には見られない。
●苦労の共有人は一生懸命努力した人のサクセスストーリーに拍手したいという気持ちを持っているのだと思う。オオシマンのライブに感動した理由の一つに、彼がものすごい努力をして、自分の夢を実現させたことへの共感があった。何かしら活動をしている人は、一人で生きているわけじゃなく、見ている人たちを巻き込んでいくほどの誠実さや一生懸命さや、努力、チャレンジの姿勢が必要なんだろうね。
●出会いを大切にするオオシマンのライブで配布されたスペシャルTHANKS の紙を見て、びっくり。そこには知っているバンドの名前とか書いてあって、そんな人たちとも交流があったのかと・・・。オオシマンのブログもそうだけれど、名前だけ知っている人が出てきたりして、驚くことが多い。つまり彼はそれだけ広く交流を作っているということで、彼の活動が半端じゃなないってこと。また、いろんなところでそういった縁を作ってることも評価高い。彼を見習うべき。
●自分への投資お金もそう、彼は自分に投資してる。その投資と引きかえに、成功を勝ち取っているところもまたエライ・・・というより、自分の身銭をきって、大きなお金をかけたなら、人は真剣にやらざるおえないんだろうね。
●覚悟故郷を離れ、都内の安いアパートで生活し、音楽にかけている・・・そんなシチュエーションが必ず成功を導くとは言えないが、ただ、いい活動してるなとか、いい演奏してるなとか思うアーティストは地方出身者が多い。これはホントそう。やはり不退転の決意でやっているから、そうではない人との差が出るんだろね。
●具体的目標を掲げ、それを実践する力オオシマンはCDを出すことを目標に掲げ、それを目指してやってきた。明確なイメージがあり、そのために実践をしてきた。そしてそこには・・・
●期限・・・があった。25歳までという。自分が決めたことを、自分に期限を切ってやれるって、それが出来る人は必ず何者かになれると思う。
●感謝の実践感謝の気持ちこそ、実は他人が自分を助けてくれる源だって法則を無意識にわかってるんだろう。自分のことばっかりで、人に対する感謝の実践がない人は、間違いなく相手にされなくなる。それが世の中。
・・・なんか書きながら、お前がそれを実践しろ~と突っ込まれそうな気がしてきたので(笑)このへんにしておくけれど、成功要因をよく分析し、チャンスをモノにしていくなら、オオシマンはビックになれるじゃないかと思う。
あらためて、この間のワンマンライブはそんなことを感じさせてくれるような、素晴らしいライブでした。
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