
みなさま、いつも応援超絶感謝☆ saruninkoさん、エヌエフさん、倉久翼翔さん、huyさん、giandujaさん、あちゃ♪さん、7弦パパさん、村中じゅんさん、これまでコメントいただいたみなさま、ありがとうございます。東京新聞、エヌエフさんのおっしゃるとおりです、ジャーナリズムです。
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東京都内の有権者を対象に、東京新聞が緊急世論調査を実施した結果によると、「国内にある原発は今後、どうすべきだと思うか」 という問いに対し、「運転しながら安全対策を強化していく」 と答えた人が56・2%と半数を超えたという。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011031990070927.htmlこの期に及んでも東京都民の半数以上が、これからも原発を容認していこうと考えていることに呆れかえるが、そうであるなら、東京の電力をまかなう原発は、東京に置くのがスジではないのか?
お台場、豊洲あたりに設置することを真剣に考えるべきだと思う。それが嫌なら原発を容認するなと言いたい。
今、福島県民が、東京電力の電力をまかなうための原発事故によって、どれだけの不安と悲しみの気持ちでいるのか、ふるさとが汚染され、もう二度と戻ることができないかもしれないその悲しみを、東京にいる人間はどれだけ理解しているのか?

東京新聞 3/18紙面より
今現在も広がりつつあるこの悲劇のバックボーンには、電力の大消費地・東京、そこに住む人間の無知、そしてエゴイズムがあることは間違いない。「津波は天罰」 と発言した石原慎太郎が、3期に渡って都知事選で勝利していることと無関係ではないだろう。
そしてまた、暴走し続ける原発の沈静化のため、リスクを知りつつ現場で対応に当たっている作業員(その多くは下請会社の人たち)や自衛官、消防、警察の人たちを、まるで映画やゲームでも見ているかのような感覚で 「がんばれ!」 と声援を送っている人もいるが、決死の作業に取り組んでいる彼らにも命があり、家族があるのだ。ノーテンキに 「がんばれ!」 と言っている人たちは、本人の不安と家族の心配を想像したことがあるのだろうか?
苦渋の選択、どうしようもない結果として対応せざるおえなくなってしまっているというのが実情であり、確実に命をすり減らすそのような危険な作業は、出来うるならしたくないと、誰もが思っていることだろう。
原発をこれからも容認し 「運転しながら安全対策を強化していく」 と答え、そしてもし不測の事態が発生したら自衛隊員に 「がんばれ!」 と声援をおくる・・・・僕らのために自衛隊員のみなさんは死んで下さいといっているのと一緒ではないのか?
そうはいっても電力は必要なんだから原発はいるだろう? そう思っている方は多いと思う。
以下は 2008年時点の日本の発電電力量の比率
原子力発電 26.0%
石油 10.3%
石炭 25.2%
LNG 28.3%
水力発電 7.8%
その他 2.4%
*その他は、その他ガス、LPG、地熱、歴青質混合物など。
出典:2008年度実績(資源エネルギー庁「電源開発の概要」)
関西電力に関してはほぼ半分を原子力に頼っているとのことだが、原子力発電の占める割合は、日本の発電量の4分の1程度でしかない。単純にその割合を減らしていくだけで、人の命のリスクや、地元の悲しみを減らしていくことが出来るのだ。4分の1を5分の1に、5分の1を6分の1に・・・・
例えば近年大きく注目されている太陽光発電の割合を大幅に増やせばいいだろうし、政策としてクリーンエネルギーを大胆に導入すればいい。発電した電力を貯めこむ蓄電池の技術革新も大幅に進んでいる。
2001年から2008年の8年間で、世界の太陽電池の生産量は 17.8倍に成長し、2007年から2008年の1年間だけを見ても 1.86倍に急成長。世界の太陽電池の半分はドイツに設置されているというように、太陽光発電を大胆に取り入れているドイツのような先進国もある。
手元にある科学雑誌 「Newton」2009年9月号 によると、1時間の太陽エネルギーは、全人類が使用する1年分の電力量に相当するという。

太陽光発電といいだすと、不安定だとかあらゆる難クセをつけるくせに、原子力発電の問題点についてはなんら言及することがない人がいる。そのようなアンフェアな思考回路は、これまでの原子力政策、電力会社の広報の結果生み出されたものであり、我々の頭の中に刷り込まれている 「常識」 というものが、いかにいい加減な 「常識」 であるのかということを、一人一人がよく考える必要があるのではないか?


「Newton」2009年9月号より
鎌仲ひとみ監督 「ミツバチの羽音と地球の回転」 を観た方ならわかると思うが、電力に関し、日本は自由がなく、スウェーデンなどと比較して遅れた後進国なのだ。
「本当に電力自由化がされてないのか?」
「そりゃ変えなきゃだめだ」
鎌仲ひとみ監督 「ミツバチの羽音と地球の回転」より
「ミツバチの羽音と地球の回転」 や 鎌仲監督作品に関する話題は当ブログでもたびたび取り上げており、これを機会に、これまでのN郎♪の労作(ブログ記事)を是非参照いただきたい。
http://enurou.blog96.fc2.com/blog-category-13.html上記過去ログの中の、鎌仲ひとみ監督トークイベント「メディア新世紀開幕・番外編」で書いたように、ズバリ、日本において、太陽光発電をはじめとするクリーンエネルギーの普及を阻害しているのが、東京電力を筆頭とする既存の電力会社。
以下は、東京電力の2010年4~12月期連結決算に関する記事
東電、柏崎刈羽原発復旧で19%の経常増益 4~12月期
2011.1.31 17:35
東京電力が31日発表した2010年4~12月期連結決算は、生産活動の回復や夏の猛暑による販売電力量の増加などで売上高は前年同期比8.3%増の3兆9599億円となった。
新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原子力発電所の復旧が進み燃料費を節約できたため、経常利益は同19.3%増の2786億円と大幅に伸びた。ただ最終利益は、会計基準の変更で原発解体費用の引き当てが増えたため、同11.3%減の1398億円となった。
転載元
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110131/biz11013117370021-n1.htm昨日自分の知人はこういうことを言っていた。
「社会インフラを供給する電力会社が莫大な利益をあげてどうする?」

東京新聞 3/18紙面より
利益追求の電力独占企業が、太陽光発電などのクリーンエネルギー普及を妨げているというのが日本の実情。近年変ってきたとは言え、長年それを支えてきたのが国の政策。そのバックボーンに我々一人一人の認識がある。
再度、原発は東京に!!!
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