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「東電OL殺人事件」 再審無罪判決確定に思う
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11月7日、いわゆる東電OL殺人事件で、15年もの間勾留されていたネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリさんの再審無罪判決が確定した。

無実のゴビンダさんを支える会HP
http://www.jca.apc.org/govinda/


東電OL殺人事件については当ブログでも、楽天ブログ時代から何度か取り上げており、感慨深いものがあった。

ゴビンダさんの無罪確定を喜ばしく思うのとともに、無罪のままなぜ15年も勾留されなければならなかったのか・・・考えざるおえない。


これは日本の検察や裁判の欠陥の問題であり、追求されるべき大問題だと思うのだが、同時にそれを許容してきた我々の社会の問題であり、それこそが一人ひとり考えるべきことだと思う。

長年の間、政権交代がなかったから。昨年の原発事故により東京電力の威信が低下したから・・・などさまざまな要因があると思う。

ゴビンダさんだけの被害の問題ではなく、同じようにこの社会のしくみの欠陥により、人生を棒に振ってしまっている人たちが無数にいる。改善すべきは我々自身の社会、だと思う。





同時に、東電OL殺人事件の被害者の女性のことを再び思う。


誰もがこの世に生まれ、そしてこの世を去っていく。

すべての人に、その人の歴史があり、そしてすべての人に、その人だけが知っているいくつもの想いがある。

自分を含め、「東電OL殺人事件」 に衝撃を受け、憑かれていった多くの人たちは、被害者の女性の生きてきた歴史に共鳴し、そこに自分自身の生きていた歴史を重ね合わせ、誰もが抱えている孤独、報われることのない悲しみや無情感へのシンパシーを感じたのだと、思う。

被害者の女性のご冥福を、あらためてお祈りします。


これまで書いてきた関連記事

●渋谷・10年目の命日


●渋谷・円山町
●きっかけ
●佐野眞一『東電OL殺人事件』(1)
●佐野眞一『東電OL殺人事件』(2)
●佐野眞一『東電OL殺人事件』(3)
●別冊宝島 『昭和・平成日本「怪死」事件史』(1)


・・・

今日のひとこと 「誰もがこの世に生まれ、そしてこの世を去っていく」

前回記事、松山さん、sarunikoさん、ステキなコメントありがとうござました。今は、特にトレーニングせず、ステージでボーカルをすると自然に筋肉つかちゃうような体になってるんですよね・・・今日も辛い(笑)

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関連記事
| ニュース・社会うんちく | 13:22 | トラックバック:0コメント:3
コメント
本当に。
冤罪で15年。
酷過ぎです。

殺された方も、お氣の毒でしたが、犯人に
仕立て上げられ続けた(?)男性も、
家族の為に、異国の地で一生懸命仕事頑張って
いたのに、本当に悔しかったでしょう。
無罪放免となり、天国の被害者の方も、ホッと
しているのではと思いました。

私だったら、たとえ死んでも、自分のせいで、
無関係の他人が苦しんでいたら、成仏なんて
してられないと思いました。

警察等、身内に甘く、事件が露呈する度に
叩かれまくり。
もっとしっかり、して欲しいと、痛烈に感じます。
(最近起きたストーカー事件も、加害者に被害者の
 住所や、新しい姓教えてしまったりと、危機管理の
 無さ苛立ちを覚えます。だから日本の警察は、
 ”人が死ななきゃ動かない”などど言われるんです。
 そして、たとえ事件が解決しても、殺された人は、
 戻って来ないのです・・・)
2012.11.11 Sun 11:35 | URL | sauninko
こんにちは!
先週のライブから一週間。
お礼もろくにせず申し訳ありませんでした。
素敵なライブハウス。
それぞれ、個性あふれるパフォーマンス!♪
音楽の持つエネルギーを肌で感じられる貴重なひと時でした。

「このグループ(アウフヘーベン)はとてもバランスが良いのよね」
と、メンバーのお母様が仰られていましたが、私もそう思います。
緩急つけた曲の構成、トーク!
そして‥塔絶コミカルな動き(笑)
会場を一つにする力を感じました。

前回の記事、今回の記事。
N郎♪さんの深い部分、熱い想いを感じます。
“アウフヘーベン”の由来そのもの…

人はみな自分を表現すること、認めてもらう事で存在意義を感じ、エネルギーになっていくことが多かれ少なかれあります。
(ブログもそうですね、きっと‥)

その表現の一つが、あの事件の背景の一部だったのかな…
自分の理解できない表現は“反社会的”として冷ややかな目で断じてみる…
そこには、出稼ぎで異国から来るということも理解できないし
普段、“エリート”に対するいわれなき劣等感を一挙に優越感にかえられる恰好な事件だったのですね。
そして決定的な間違いを犯した…
前にも、オウムの事件で松本の河野さんが社会的に抹殺されかけたことを思い出します。

一つの側面を裏付けもなく大量に報道し、
社会をミスリードして
またそれを懲りずにうのみにする、“社会的正義感”
私たちはもう一度、五感を磨きなおして
過ちを最小限にとどめられる努力を
過ちをきちんと認めて謝ることを身に付けないといけないんですね。

ちょっと?かなり長くなってごめんなさい。
N朗さんの真摯な記事のせいだぁ---!(爆)

2012.11.11 Sun 12:47 | URL | LM
はじめまして
警察と検察、そして裁判所の途方もない杜撰さ、傲慢さ、無罪の人間を15年も刑務所に入れて、検察は、「検証の必要はない!?」

通常では全くありえない狂った人間の集団としか言いようがありません。彼は15年間を無駄にして、仮に無罪にならなければ、たった一度の人生を棒に振るところだったんですよ!謝れば済む問題ではなく、冤罪に加担した人間も10年位刑務所に入ってみろよ、と言いたくなりますよね。

マスコミではあまり報道されていませんが、現在の監視社会の凄まじさは大変なもので、もはやファシズム時代の到来と言っていいかもしれません。私も殺されそうになりながら戦っています。

私の「牛山馬男のぶらぶらブログ」や「田吾作シンドバッドの日本のマスコミを読む」などでも、そのひどさの一端がわかります。人間の精神の自由を損なうことには、抵抗せざるをえません。
2012.11.15 Thu 20:44 | URL | さつまいモナムール
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秋葉原・秋田犬など、東京、埼玉中心に活動中。他ロックバンド・アウフヘーベンのボーカリスト。レギューラー番組、ぷち FM897 すみだリヴァー 隔週月曜22:00~『N郎♪ MusicHourハイビスガーデンスペシャル』
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