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前回記事、いわゆる東電OL殺人事件、もろもろ反響いただき、関連Youtube(音声のみ)リンクいたします。以下。
上記の内容は、土曜日午後のTBSラジオ、「久米宏ラジオなんですけど」 2011年10月29日放送分。東電OL殺人事件の冤罪性について佐野眞一さんと久米宏さんが対談しています。
その中で、東電OL殺人事件と福島第一原発事故との関連点など、非常に興味深い会話がされています。
久米さん、「東電OL殺人事件」を読み直し、渋谷・円山町に行って道玄坂地蔵を探したと話してますが、あそこはホント、迷路みたいで、アップダウンがあって、わかりにくいんですよね。
で、前回記事を書いたあと、自分が過去に書いた記事を読み直し、あらためて感じることが多かったです。
以下、2006年10月14日に公開した記事(佐野眞一『東電OL殺人事件』(3))から抜粋して紹介。
8月の上旬に自分が最初に書いた彼女への考察は、簡単に述べるとこういうものだった。彼女にはある目標があり、その目標のために他のことをすべて犠牲にしていたのではないか、少なくともいわゆる普通の 「幸せ」 は捨て去っていたのではないか・・・・。
自分がこのような推測をした背景には、何よりもかつての自分が似たような経験をしてきたことがある。一つの目標のため、時間も人生もすべて注ぎ込み、他のことは一切捨ててきたというような。
そしてまた、自分は兄を亡くしているのだが、亡くなった兄も彼女と同じような面があって、他のことをすべて犠牲にして創作活動に打ち込んだ。そんな生活のコンプレックスの裏返しか、芸術に対してだけは孤高であろうとした。孤独であった時の彼は思考回路に歯止めが効かず、人間的に暴走していたと思う。思考に幅がなく、周りが見えなくなるというか・・・。
だが、その 「孤独」 について自分もよくわかる。似たような思いを彼女から受取ったのかもしれない。
彼女の 「孤独」 は自分にとっても共感できるものであった。そしてこの事件に触れた多くの人が同じようにその 「孤独」 に共鳴した。そこには佐野氏のいう 「人間存在そのものの哀しみ」 が横たわっていたからこそであり、それゆえに、事件から10年近く経った今でも、こうして語り継がれているのであろう。彼女の問題であるのと同時に、自分自身の問題として・・・。
これまで書いてきた関連記事
●渋谷・10年目の命日
●渋谷・円山町
●きっかけ
●佐野眞一『東電OL殺人事件』(1)
●佐野眞一『東電OL殺人事件』(2)
●佐野眞一『東電OL殺人事件』(3)
●別冊宝島 『昭和・平成日本「怪死」事件史』(1)
・・・
今日のひとこと 「「孤独」 への共鳴」
前回記事、sarunikoさん、LMさん、コメントありがとうござました。この事件は日本の検察・裁判の問題、マスコミとプライバシーの問題を世に提示しましたが、それ以上に、被害者の女性の 「孤独」 が多くの人のこころを震わせ、惹きつけたのではないかと思います。その力があったからこそ、ゴビンダさんの無実が15年目にして証明され、先にあげた日本社会のモロモロの問題を白日の元にさらすこととなったのでないでしょうか。
東電の問題も、原発事故の問題も、働くということも、女性が生きにくいこの社会の問題も、奇遇ではなくつながっていると思います。
生前の彼女はそんなことは意図しなかったでしょうが、彼女はそんな様々なメッセージを、裏表なきメッセージを、この日本社会に提示することとなったのではないでしょうか?
残された我々が、そのメッセージをどう受け止めるのか?
彼女の生きざまを知ってしまった一人として、考えざるおえません。
●N郎♪公式ライブスケジュール
11.26(月) 越谷・アビーロード(ソロ)
http://abeyroad.jp/
12.15(土) 越谷・アビーロード(アウフヘーベン)
http://abeyroad.jp/
12.21(金) 秋葉原・秋田犬 (ソロ)
http://www.akitainu-garage.com/
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久米さん、「東電OL殺人事件」を読み直し、渋谷・円山町に行って道玄坂地蔵を探したと話してますが、あそこはホント、迷路みたいで、アップダウンがあって、わかりにくいんですよね。
で、前回記事を書いたあと、自分が過去に書いた記事を読み直し、あらためて感じることが多かったです。
以下、2006年10月14日に公開した記事(佐野眞一『東電OL殺人事件』(3))から抜粋して紹介。
8月の上旬に自分が最初に書いた彼女への考察は、簡単に述べるとこういうものだった。彼女にはある目標があり、その目標のために他のことをすべて犠牲にしていたのではないか、少なくともいわゆる普通の 「幸せ」 は捨て去っていたのではないか・・・・。
自分がこのような推測をした背景には、何よりもかつての自分が似たような経験をしてきたことがある。一つの目標のため、時間も人生もすべて注ぎ込み、他のことは一切捨ててきたというような。
そしてまた、自分は兄を亡くしているのだが、亡くなった兄も彼女と同じような面があって、他のことをすべて犠牲にして創作活動に打ち込んだ。そんな生活のコンプレックスの裏返しか、芸術に対してだけは孤高であろうとした。孤独であった時の彼は思考回路に歯止めが効かず、人間的に暴走していたと思う。思考に幅がなく、周りが見えなくなるというか・・・。
だが、その 「孤独」 について自分もよくわかる。似たような思いを彼女から受取ったのかもしれない。
彼女の 「孤独」 は自分にとっても共感できるものであった。そしてこの事件に触れた多くの人が同じようにその 「孤独」 に共鳴した。そこには佐野氏のいう 「人間存在そのものの哀しみ」 が横たわっていたからこそであり、それゆえに、事件から10年近く経った今でも、こうして語り継がれているのであろう。彼女の問題であるのと同時に、自分自身の問題として・・・。
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●渋谷・円山町
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●佐野眞一『東電OL殺人事件』(1)
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●佐野眞一『東電OL殺人事件』(3)
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前回記事、sarunikoさん、LMさん、コメントありがとうござました。この事件は日本の検察・裁判の問題、マスコミとプライバシーの問題を世に提示しましたが、それ以上に、被害者の女性の 「孤独」 が多くの人のこころを震わせ、惹きつけたのではないかと思います。その力があったからこそ、ゴビンダさんの無実が15年目にして証明され、先にあげた日本社会のモロモロの問題を白日の元にさらすこととなったのでないでしょうか。
東電の問題も、原発事故の問題も、働くということも、女性が生きにくいこの社会の問題も、奇遇ではなくつながっていると思います。
生前の彼女はそんなことは意図しなかったでしょうが、彼女はそんな様々なメッセージを、裏表なきメッセージを、この日本社会に提示することとなったのではないでしょうか?
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