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自作詞の背景 「Once」 第3回
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自作詞の背景 「Once」 第3回


「Once」2番の歌詞・・・当初は今の歌詞とは異なる歌詞だった。

第1回 で書いたように、強烈な映像イメージをもつ 「Once」 1番の歌詞に対して、2番の歌詞にはどんな歌詞をもってくればいいのか・・・・

当初書いた2番の歌詞は、その後まもなく、2番としては弱いと判断して、現在の歌詞に書き直した。

この曲のテーマにより近い内容に書き直された2番の歌詞は次のような歌詞。

20130622-1.jpg


今、私は、壊れた愛、振り返る人の
悲しみの果てに見えた、希望の歌を聴く

人知れず流した涙、風に乗り天に舞い上がって
曇になる、そして地上に降り注ぐ、時を待つ



(写真:みかげのガーデンより)



1番の歌詞が、海外の戦争から想起された歌詞であるなら、2番の歌詞はより身近な、誰もが体験してきたような、そんな題材を歌詞にしたかった。


「Once」について、これまで何百回ライブで演奏してきたかわからない。
演奏していくにつれ、ボーカル表現としての面白さを追求し、歌い方を少しずつ変えていった。もっとも変化していった部分がこの2番の出だし部分。

ここ1年ばかりのライブ演奏では、この部分をあえて崩し、インパクトのある表現に変えていった。

曲の流れを敢えて止めるのは、聴き手をあきさせず、注意を惹きつけるため。

流れを崩すこと、間を入れること・・・ただだらだらと流れていかないようにするための表現上の工夫だった。

それと同時に、1番のサビでボーカルは最高潮に盛り上がり、間奏のスキャットでさらにもありがって、そしてこの2番の出だしでガクッと落とす・・・それがこの曲の醍醐味の一つ。


20年近く前、声の表現者として師であった福島英先生はいつもそのことを話していた・・・音楽とはメリハリであり、その繰り返しであると。

四ツ谷のリハーサルの後、馬場さんの車に乗り、秋葉原まで送ってもらう車中でも馬場さんとそのことを話した。古典落語のように、結末がわかっていても聴き入る 「芸」 があるということを。

同じ歌を何百回、何千回歌っても、いつも人の心に新鮮な感動を与える・・・それこそが 「芸」 であり、表現者として目指すべきものであり、福島先生の教え示してくれた 「芸」 の道であった。


今回の録音版「Once」、バッキング本録音が終わって、ボーカルを入れる段階となり、逆にその2番の出だしのボーカル表現が一つの課題となった。

自分だけで演奏するライブ、ギターと歌のみの表現なら、思うがままにその間を取ればいい。しかし今回の音源ではそれはできない。

あらかじめ収録された音源にどうボーカルをのせ、どう表現するか・・・課題であった。

しかし本録音までそのことは考えないことにした。その時の感性で、きっといい表現が出来る。そう確信していた。


・・・

2013年6月16日夕方、ボーカルの本録音はバッキングボーカル録音とともに進んでいった。残すところあと2曲、「Once」と 「グッパイ・グンナイ」。

馬場さんから、難しいのはどっちだ?(簡単なほうからやったらいいんじゃないか) と質問があり、自分は  「グッパイ・グンナイ」 と答えた。

N郎♪の返答に、馬場さんは意外な顔をしたが、 「グッパイ・グンナイ」 は一部高音でノドに危険な発声をする箇所があり、そのリスクを考えると 「Once」の前に歌うことはできなかった。


そして 「Once」ボーカル本録音開始

1テイク目、いい感じの表現もあったが、探り探りの箇所もあり、馬場さんのもう1回録ろうという声もあって、再チャレンジ。

2テイク目、1テイク目よりは表現に集中できた。しかしまだ迷いの箇所があった。テイクを聴きながら、よし、次でいける、自分の中でさらによい表現ができる確信が持てた。

「Once」1曲歌うのはかなりの体力を消耗し、不安もあった・・・馬場さんは大丈夫か? と聞いてきがが、それに対してN郎♪・・・大丈夫。


3テイク目、表現への集中はできた。

この3テイク目をベースにして、やり直すべき箇所はやり直し、コーラスパートなどを続けて録音。


サビのボーカルとハモって 「Once」 と歌うコーラスパート、ボーカルの歌が終わってもそのパートだけは続くというのはこの曲を考えた当初からのアイデアであり、アウフヘーベンのライブなどでもベースの SAMMYにやってもらっていること。

前の日の真夜中のサンプル録音でも自分で試し、そのアイデアがイケてることは確信していた。

録音後、機械的な間隔で 「Once」 と入ってくる自分のコーラスパートの声を聴きながら、はじめてこの曲を演奏した日、現在は出演していないライブハウス・四谷コタン店長の木村さんが、ミュージカルの One を 想起したと話したことを思い出した。

・・・この曲のテーマは、再生への願い


曲の出来た 2009年以来、四谷コタンの店長・木村さんをはじめ、たくさんの人と一緒にこの曲にかかわってきた。しかし、今、録音する段階になって、気がつけば、時の流れとともに、多くのことが過去のこととなってしまっていた。途切れたままの人もたくさん。

そしてそうであるが故に、逆に今の自分が、あらためてこの曲の歌詞に考えされられるこことなっていた。

それと同時に、この歌詞を書いた2009年当時も同じことを考え、それまで出会ってきた人、それまでにあった出来事を想起しつつ、この歌詞を書いたんだ・・・そう思い出した。


それら一つ一つに対して、自分は誠実に向き合う義務があるのだと思う。

成し遂げられなかったこと、途切れてしまったこと、道半ばなこと・・・それはこれから自分がどういった活動をしていくのか、そこにかかっていき、ベースとなり、この歌の歌詞とともに、未来の出来事へつながっていくのだと思う。



前の日の真夜中のサンプル録音のおかげで、「Once」本録音のコーラスパートの録音は順調に進んだ。

最後、「Once again 」 をシャウトする箇所も、何回かやり直していくうちにハモりは上手くいき、この曲の最大の魅せ場となった。

歌詞を書いた当初、最後の 「Once again 」というフレーズにはあまり意味はなかった。第1回で書いたように、この曲は 「Once」 というサビのフレーズから思いつき、「Once again 」 はその後考えたフレーズだ。

しかし年月が経ち、今この段階となって、「Once again 」 というフレーズが大きな意味を持つフレーズとなっていることに気付く。


この歌のテーマは再生

戦争により破壊されつくされた街
人と人との壊れた絆

「Once again 」 なのだ。



今、その日収録した「Once」本録音のボーカルを聴いてみると、100%の完璧な出来では決してない。しかし音楽とは完璧なことが大事なのではなく、ハートが伝わることが大事なことなのだと思う。

そういった意味で、熱く、まちがいなくハートの伝わるボーカル表現になっている。何度でも繰返して聴きたくなる出来だ。

それと同時に、N郎♪の代名詞「Once」であるがために、三橋さんのドラム、斉藤さんのベース、まさみちゃんのピアノ、Jimmyのエレキギター、馬場さんのアコースティックギターと、各パートが最高のパフォーマンスを発揮した素晴らしい出来となった。



この世に生まれながら、外国の軍隊の侵攻により、はからずも命を奪われていった人たち、その家族の悲しみ・・・この曲の歌詞を考えるヒントとなった人たちのためにも、

ミュージシャンとして、ライブイベントのスタッフとして、この曲にこれまでN郎♪と一緒にかかわってきた人たちのためにも、

そして何よりこれまでこの曲を歌ってきた無数のライブ会場で、感動したとN郎♪に感想を述べてきてくれた人たち、一緒に歌ってくれたたくさんの人たち、ワンスフラワーを咲かせてくれたたくさんの人たちのためにも、この曲、これからも大事にしていかなければ、そう思う。





自作詞の背景 目次


・・・

今日のひとこと 「自分を大事にするとは、自分自身で到達すべきこと」

前回記事、 みかげさんありがとうございます。おかげさまで完成にむかって着々と進んでいます。まだまだ先になるかと思いますが、Xデーをお楽しみに(笑) お写真、拝借させていただきました、ありがとね~★


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| N郎♪ソング(自作詞の背景) | 21:29 | トラックバック:0コメント:1
コメント
いつもながら
熱い想いが文章から伝わってきます
今日の一言いいですね
力が湧きます
2013.06.23 Sun 16:19 | URL | kei
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Author:N郎♪
秋葉原秋田犬、越谷アビーロード他、都内、埼玉のライブハウスにてソロライブ展開中。他にロックバンド・アウフヘーベンのボーカリストとして活動。レギューラー番組、ぷち FM897 すみだリヴァー 毎週木曜 22:00~『N郎♪ ON AIR ラベンダーな夜』
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