
金曜夜、まっきーミニライブを観るためJR小岩駅へ。改札を抜けると相撲の銅像があり、相撲とゆかりある土地柄なんだろうな~と思いながら南口を出る。どこか高円寺の駅前に似ているような雰囲気。商店街のアーケドーを歩き、角を曲がって今夜の会場スナック『乃里(のり)』へと向かう。初めての土地でも目的地を探しあてる嗅覚には自信があったのだが、今回はちょっと手間取った。目的地の直ぐ近くにキャバクラがあり、呼び込みと目が合わないようにしていたから『乃里』の電光看板も見逃してしまったのだ(キャバクラに目を奪われていたわけじゃないよ(笑))。
地下に降りてお店を見つけ、中に入るといきなりまっきーちゃんが「いらっしゃいませ」。しばらく微妙な間があり、「N郎♪」が来たということに気付く。(俺の見た目が)前回と何がどう違っていたのか説明して欲しい(笑)。お店は主にカラオケのお客さんを中心としたスナックで、常連のお客さんが何名かいらっしゃり、まっきーちゃんの演奏を待っていた。しばらくすると千葉 Jump up のライブでお会いしたメイト音楽学院の奥さん(通称)もやってくる。一度お話ししただけなのに、半年間のブランクを感じさせないフランクさに思わず嬉しくなる。お客さんどおしが馴染みになるっていうのもライブのいいところだよね。本日まっきーちゃんの演奏を支えるベースシストとピアニストは、メイト音楽学院の生徒さんだという。
で、ボーカル、ウッドベース、ピアノの3人の演奏がはじまる。JAZZのスタンダードバラードからはじまったのだが、JAZZヴォーカリスト・まっきー、予想以上にはまりすぎ(笑)。カゼで声が少しかすれていたのだが、それがまたよく、英語もまるで違和感なくて、もうこの人はJAZZを歌うために生まれてきたんだろう・・・ぐらいのハマリ具合。千葉 Jump upでのライブを観て、彼女のヴォーカルが折り紙付きであり、JAZZをやるべき!と俺も力説したのだが、ホントものの見事にはまっていた。この道で勝負していけばきっと闘えるぜ・・・そう思う。オリジナルでもいかもしれないが、オリジナルをやるのであれば、JAZZのスタンダード並のバラードで勝負してもらいたい。日本語の歌を歌うなら大野雄二の「シークレット・デザイアー」(TVスペースコブラ主題歌)や「炎のたからもの」(ルパン三世映画主題歌)あたりをリクエスト(個人的趣味(笑))。今回ボサノバはなかったが、「イパネマの娘」や「ソーナイス」など、アントニオ・カルロス・ジョビンのボサノバも是非(これまた個人的趣味(笑))。
しかしそれにしても感心したのがまっきーを支えるベーシストとピアニスト。彼ら若いのにシブ過ぎてチョーカッチョよかった。ウッドベースの彼が弓でベースを弾くと、コントラバスのような音(・・・というよりコントラバスそのものか)で、かなりいい音が出ていたし、

ピアノの彼との掛け合いもいい味だしていた。いや~、JAZZっていいよね。俺もJAZZピアノ勉強しようかな(笑)

このトリオ、是非これからもライブパフォーマンスを続けて欲しい。こんな若くて上手くて味のあるパフォーマーと一緒に組めるっていうのも一重に「姉御」まっきーの才能なんだろうね。曲のリクエストやパフォーマンスへの要望、俺いくらでも出すよ(笑)・・・というのはそれだけ彼女らの演奏に魅力を感じたってことなんだよね。
で、彼女らの演奏が終わるとお店はカラオケスナック本来の姿へ。お客さんもたくさんで、みんなカラオケに熱演。これだけ人が集うって、お店の魅力なんだろうね~。お客さんがペアで歌われていた「宇宙戦艦ヤマト」、脳にこびりついて翌日知らぬ間に「宇宙戦艦ヤマト」を口づさんでいる自分に気付く(笑)。あらためて確認してみると「宇宙戦艦ヤマト」の歌詞の完成度ってすごいよね~物語の主題歌として完璧だよ。詞にマッチしたあの曲もスゴイし、大傑作じゃないだろうか。で、俺は映画『エディット・ピアフ』を観た勢いで「愛の讃歌」を歌ったんだけど、キーを間違えてあえなく自滅(笑)。もうこうなったら殿下の宝刀を出すしかないと二曲目は「また逢う日まで」。何とか面目は立てられたと思う(笑)。
となりの席に座った常連のお客さまはアルトサックスやコンガなど、長年プロとして音楽をやられていた方で、昭和30年代、40年代の貴重な東京の音楽事情を聞くことが出来た。ありがとうございました。また、自分の母親のような年齢の方から、歌手としての心構えやたえまぬ努力についてのアドバイスを受け、本当そうだよな~と思わされた。自分の実家に近い町の出身の方ということもあって、帰りの電車の中で実家の両親のことを思い出し、泣いちゃったよ(笑)
総武線を秋葉原で乗り換えるはずが、電車に座ると眠ってしまい、御茶ノ水まで行ってしまう。慌てて引き返したら今度は両国(笑)。3度目の正直で秋葉原を降り、京浜東北線の大宮行き終電にギリギリ乗り換えられ、奇跡的に家に帰ることができた。
まっきーちゃん、プレーヤーの皆さん、その夜スナック『乃里』にいたみなさん、思いで深きいい夜をありがとうございました。
関連リンク
●リンク:まっきー’s room
過去ログ
●リンク:まっきー一人ライブ at 千葉 Jump up
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