バンド備忘録 2007/12/22 ~ ブログ談義 | main | 銀座ヴォーカルライブ終了御礼
ヴォーカル(声)について、ヴォイストレーニングがらみの話
先日のヴォーカルライブについて、ブログ友のパクさんが写真付きのライブレポを書いて下さってます。ライブハウスの看板や開演前の風景なども掲載されていて、自分もへえ~と思いました。パクさんThanks!!

●リンク:パクさんブログ/銀座でシャンソン&カンツォーネ ライブ

以下、ヴォーカル(声)について、ヴォイストレーニングがらみの話

今回のライブの前、自分の出演に期待してるという声があったので、なぜ期待しているのか伺ったところ、フライヤーの写真を観て・・・という返答があった。つまり見た目に期待したということで、それはそれでありがたい意見だったのだが(笑)声で勝負する者の身としてはビミョーなところでもあった。しかし、ライブ後、すべての人が何よりもまず声のことを言及してくれて、ヴォーカリストとして嬉しい限りであった。ヴォーカリストを名乗るなら、やはり声で評価されるべきだと思う。

FRKさんがヴォーカリストの体のことを「楽器」と表現されていらっしゃったが、そのあたりのことを言及すると、FRKさんの言及どおり、ヴォーカリストは体自体が楽器であり、またその「楽器」が常にべストな状態であるわけでもないということも事実だ。そのため、本番までの「楽器」の調整が重要になってくる。今回はいつものロックバンドと違ってヴォーカルにごまかしが効かない編成と選曲であった為、特に入念に調整をしてきた。具体的な話をすると、歌は主に複式呼吸の筋肉を使って表現するのだが、その筋肉がベストな状態で活動できるようにしておくことが一つ。何日も歌っていなければ筋肉は当然衰えるし、衰えた筋肉を再び戻すにはある程度の日数がかかる。歌の練習の目的の一つは、イメージどおりの声を筋肉を使って表現できるようにすることと言っていいだろう。

筋肉を使って表現するため、歌うと当然疲労するが、この疲労は少し時間をおけば自然に回復する。しかし疲労が蓄積されたまま長時間歌の練習を続けていると声のイメージに筋肉がついていけなくなり、喉に負担がかかってしまって喉を痛めることとなる。喉を痛めた場合には回復に数日要するため、極力喉を痛めないように練習にも注意する必要がある。自分が学んだヴォイスの師はこの理論を前提として、ヴォーカルの体が出来ていない人に対しては、喉を痛めずに筋肉のトレーニングをするため、「声」ではなく「息」を使ってトレーニングする方法を提唱した。「息」を使ってのトレーニングなら声帯を痛めることもなく、練習場所も問わない。その内容をより詳しく知りたい人は以下のサイトを参照してただきたい。

●リンク:ブレスヴォイストレーニング研究所

昔、学生だったころ、声が出る理論を知らずに、ライブの後は喉を痛めてしまって必ず声が出なくなり、それが普通だと思いこんでいた。しかし声とは、喉を痛めずに発声するものだということを知り、また、その練習を重ね、自分のヴォーカルは大きく矯正されることとなった。
FRKさんからのご質問で、どういったトレーニングをされているのかというのがあったが、一番わかりやすいトレーニング方法は、喉を使わず出来るだけ大きな声を出してみること、それによって声を出すための体の使い方がわかり、筋肉が鍛えられていくということで、恩師の著作などにもそのトレーニング方法は掲載されている。また、上記サイトの中にもトレーニングメニューは掲載されいるため、ご参照いただければと思う。

今回、声の調整についてもう一つ気をつけたのは声のイメージ。どういった響きを使って声を出すのかということと関係してくるのだが、ライブの一発勝負でベストな響き・声が出せるようにするためにはこの調整が欠かせない。今回意識したのはマイクを使ってその声からイメージとのギャップを調整するということで、前日の練習ではマイクを使った練習を行い、PA装置からの声のイメージを確認し、発声の調整をした。これについてはまだまだ改善の余地があり、声の質と芸の深さについて追及していきたいな~と思う。


<N郎♪超おススメライブ情報>

2007年 12月22日(土)
奇聞屋定期ライブ 『大平 清&笠松泰洋&保科由貴トリオ kibunya LIVE』 ~ギリシア&トルコ音楽と大平&笠松のオリジナル曲LIVE♪
ところ :  奇聞屋(JR西荻窪南口すぐ 地図・行き方
午後7時開場、7時半開演 charge : \3000、1drink付
【出演】大平 清(サズ&ウード演奏と歌)、笠松泰洋(オーボエ)、保科由貴(バイオリン)

N郎♪コメント:今年のN郎♪賞最有力候補1、あのサズ奏者・大平清のライブです。注目の新オリエント楽派メンバーとのセッション  関連過去ログ


2007年 12月23日(日)
ケンタローPresentsスペシャルX'masライブ~NAOluvpさんが歌う!!
ところ :  蕨・チョウゲン坊(JR蕨駅東口須原屋さん下  ホームページ
20:00~ 2ステージ チャージ¥500
【出演】ケンタロー(pf)、嘉山剛生(T-sax)、ライトニン・斉藤(g)、梅咲政孝(ds)、NAOluvp(vo)

N郎♪コメント:今年のN郎♪賞最有力候補2・NAOluvpさんが「イマジン」歌います。必聴!!ケンタローさんのブルースピアノ、これまた必聴!! 関連過去ログ


関連記事
| N郎♪こだわりのボーカル | 11:33 | トラックバック:0コメント:7
コメント
私も歌、教わりたいなー(´・ω・`)
2007.12.22 Sat 12:10 | URL | nanase
分かった!
N郎♪さんが何故あんなに迫力ある声が出るのか?
あんなに身体全体を使って歌うのか?
考えていました。(根が真面目なもんで)

でも、この記事を見、プレスボイス研究所のHPを読んで全てが分かりました。

私は、お聞きの通り、リリイ声(小学生の頃から)だし、
声量もないし…(度胸もない)
歌は大好きなのに、自分では不満だったんです。
HPをじっくり読んでみようと思ってます。

N郎♪さん、ありがとう。
2007.12.22 Sat 13:14 | URL | パク
息ですよね
確かに昔、ボイトレの先生から息をふいごの様に
送り続けてと何度も言われました。
別の先生にはお腹を支えてもらい、体をあずけると
自分でも信じられない声が出ていた事を思い出しました。
(まだ自力では再現できずにおりますが…)
ヴォイストレーニング研究所のブログ、ゆっくり、じっくり
勉強させてもらいます。

尾崎豊は妹の世代でして、存命中は殆ど聴いていないし
ファンでもなく、もちろんアルバムの類も持ってはいません。
でも、あの時出てきちゃったんですよね。
悪しからず…
2007.12.22 Sat 13:45 | URL | FRK
プではなくブ
電車の中でコメント書いてまして、
ブレスをプレスにしてしまいました。(^o^;

プレスボイスじゃ大変なことになっちまいます。
2007.12.22 Sat 15:32 | URL | パク
Re:nanaseさん
書籍などいろいろ出てるんで、ちょっとした書店の音楽コーナーに行けばいろいろ参考となる本なんかあると思います。また定期的にヴォイストレーナなどの専門家に声のチェックをしてもらうことは有効だと思います。自分の声の判定はわかっているようでわかってない部分も多いですからね。歌そのものについては世界の偉大なヴォーカリストがお手本だって思います。彼ら彼女らの歌には実に多くのヒントが詰め込まれていて、真似をしてみるだけでかなり学べることが多いです。ヴォーカルにかかわらず、音楽の場合は、真似をしていってみんな自分の芸に吸収していくんでしょうね。


2007.12.23 Sun 10:31 | URL | N郎♪
Re:パクさん
声量については腹式呼吸の筋肉を使って声を出せるようになれば次第についてくると思います。さらに声の響きのポイントをコントロールできるようになれば、ベースの声に共鳴部分がプラスされ、格段に声が響くようになりますが、いずれにせよ体がベースとなってます。あそこのHPや恩師の著作については声のことだけではなく芸事についてのベースとなるメンタルの部分なども読んでてかなり面白く参考になると思いますよ。


2007.12.23 Sun 10:42 | URL | N郎♪
Re:FRKさん
「息」というのもつまり同じ腹式呼吸の筋肉を使って出すということで、その感覚をマスターしましょうということだと思います。実をいうと自分の場合は小学生の頃、金管バンドでトロンボーンをやっていた経験が役立ていて、昔から健康診断などで肺活量を測定すると普通の人よりはよい結果が出ます。腹式呼吸で息を吐くことと、深いポジションでの声を出すことがつながっていれば、自然に力強い声が出るのではないかと思います。加えていうと、さらに自分なりにいろいろな響きを試してみることも重要なのですが、声を出す筋力を鍛えるという側面だけをみれば、息のトレーニングはわかりやすく有効だと思います。


2007.12.23 Sun 10:58 | URL | N郎♪
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Author:N郎♪
秋葉原秋田犬、越谷アビーロード他、都内、埼玉のライブハウスにてソロライブ展開中。他にロックバンド・アウフヘーベンのボーカリストとして活動。レギューラー番組、ぷち FM897 すみだリヴァー 毎週木曜 22:00~『N郎♪ ON AIR ラベンダーな夜』
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