2007年もあと3日、カウントダウンシリーズ本日はドラマ編。
放送開始直後はそのぶっとび具合に、スゲーのがはじまったと思った電王も残すところあと数話。来年1月は最終回へ向けてドラマが最高潮に盛り上がると思われるが、2007年ベストN郎♪賞ドラマ部門にはこの仮面ライダー電王の第4話「鬼は外!僕はマジ」を挙げたい。売れない路上ミュージシャン山越の物語後半だ。話のクライマックスを簡単に紹介する。
山越には悔やんでも悔やみきれない過去があった・・・自分のバンドが重要なオーディションを受ける日、オーディション会場に向かう途中に山越は迷子の女の子を助けるため奔走することになる。そのせいでオーディションはおじゃんとなり、バンドは解散。その出来事があった過去にさかのぼってイマジンと闘うハナと良太郎は、山越の過去を少しだけ変えてあげて、山越をオーディション会場へ間に合うようにしてあげた。しかし山越のバンドはやはりオーディションで不合格となり、バンドは解散・・・・一人で路上ミュージシャンをつづける山越の現在が変わることはなかった。しかし唯一つ変わったことがある。山越は金の力で夢を追うのではなく、自分の力で夢を追うことになっていた。
脚本は言うまでもなく小林靖子。小林靖子の脚本については以下の過去ログを参照していただきたい。
●過去ログ:未来戦隊タイムレンジャー考(1)
この脚本は、自分が観た電王のストーリーの中でも最高傑作ではないかと思い、冴え渡った小林脚本に唸らざるおえない。現実の誰かしらの体験が参考となっているのではないかと自分は推測するが、様々な人の生き様を見逃さず、感動的でかつ示唆に富んだストーリに仕上げる小林の才能と能力は「表現者」として大いに見習うべきだと思う。
それと同時に、この「仮面ライダー電王」という番組は脚本家の才能ばかりではなく、番組自体の総合力、特に企画の力に注目すべきと思う。よく企画されたプロジェクト「仮面ライダー電王」があったからこそ小林の能力もフルに発揮され、スゴイ番組となった・・・少なくとも番組開始時にはスゴさがあった。つまり企画がいかに重要かということであり、イベントでもライブでも、何かしらをするのであれば、アイデアにあふれたいい企画を練り上げるところからスタートし、確信をもってプロジェクトの成功に集力すべきなのだ。当たり前のことであるが、成功するプロジェクト、失敗するプロジェクト、その分岐点はまず企画からはじまっている。ベストN郎♪賞なドラマとなった作品の背景には、そう評価されるだけの企画があったことを言及したい。
余談ながら「仮面ライダー電王」に関連したことを書くと、3月から開始した当ブログFC2版の「N郎♪音汰。」では、「仮面ライダー電王」の主題歌「Climax Jump」を取り上げた記事が最大のヒット記事となっている。イマジンバージョンの「Climax Jump DEN-LINER form」がリリースされたこともあり、いまだにその記事はアクセス数を伸ばしていて、テレビ放送が続いている間はさらにアクセス数を伸ばすことだろう。「Climax Jump」という名曲を再活用し、売上げを伸ばしたレコード会社の発想にはしたたかさを感じるが、そのしたたかさを分析すると、まだまだ行けるとみたならば再び勝負をしかける柔軟さと機敏さがあり、そんな攻めの姿勢こそ、我々は学ぶべきなのかもしれない。
●過去ログ:仮面ライダー電王 主題歌 「Climax Jump」
![]() | 仮面ライダー電王 VOL.1 (2007/08/03) 特撮(映像)、佐藤健 他 詳細 |
放送開始直後はそのぶっとび具合に、スゲーのがはじまったと思った電王も残すところあと数話。来年1月は最終回へ向けてドラマが最高潮に盛り上がると思われるが、2007年ベストN郎♪賞ドラマ部門にはこの仮面ライダー電王の第4話「鬼は外!僕はマジ」を挙げたい。売れない路上ミュージシャン山越の物語後半だ。話のクライマックスを簡単に紹介する。
山越には悔やんでも悔やみきれない過去があった・・・自分のバンドが重要なオーディションを受ける日、オーディション会場に向かう途中に山越は迷子の女の子を助けるため奔走することになる。そのせいでオーディションはおじゃんとなり、バンドは解散。その出来事があった過去にさかのぼってイマジンと闘うハナと良太郎は、山越の過去を少しだけ変えてあげて、山越をオーディション会場へ間に合うようにしてあげた。しかし山越のバンドはやはりオーディションで不合格となり、バンドは解散・・・・一人で路上ミュージシャンをつづける山越の現在が変わることはなかった。しかし唯一つ変わったことがある。山越は金の力で夢を追うのではなく、自分の力で夢を追うことになっていた。
脚本は言うまでもなく小林靖子。小林靖子の脚本については以下の過去ログを参照していただきたい。
●過去ログ:未来戦隊タイムレンジャー考(1)
この脚本は、自分が観た電王のストーリーの中でも最高傑作ではないかと思い、冴え渡った小林脚本に唸らざるおえない。現実の誰かしらの体験が参考となっているのではないかと自分は推測するが、様々な人の生き様を見逃さず、感動的でかつ示唆に富んだストーリに仕上げる小林の才能と能力は「表現者」として大いに見習うべきだと思う。
それと同時に、この「仮面ライダー電王」という番組は脚本家の才能ばかりではなく、番組自体の総合力、特に企画の力に注目すべきと思う。よく企画されたプロジェクト「仮面ライダー電王」があったからこそ小林の能力もフルに発揮され、スゴイ番組となった・・・少なくとも番組開始時にはスゴさがあった。つまり企画がいかに重要かということであり、イベントでもライブでも、何かしらをするのであれば、アイデアにあふれたいい企画を練り上げるところからスタートし、確信をもってプロジェクトの成功に集力すべきなのだ。当たり前のことであるが、成功するプロジェクト、失敗するプロジェクト、その分岐点はまず企画からはじまっている。ベストN郎♪賞なドラマとなった作品の背景には、そう評価されるだけの企画があったことを言及したい。
余談ながら「仮面ライダー電王」に関連したことを書くと、3月から開始した当ブログFC2版の「N郎♪音汰。」では、「仮面ライダー電王」の主題歌「Climax Jump」を取り上げた記事が最大のヒット記事となっている。イマジンバージョンの「Climax Jump DEN-LINER form」がリリースされたこともあり、いまだにその記事はアクセス数を伸ばしていて、テレビ放送が続いている間はさらにアクセス数を伸ばすことだろう。「Climax Jump」という名曲を再活用し、売上げを伸ばしたレコード会社の発想にはしたたかさを感じるが、そのしたたかさを分析すると、まだまだ行けるとみたならば再び勝負をしかける柔軟さと機敏さがあり、そんな攻めの姿勢こそ、我々は学ぶべきなのかもしれない。
●過去ログ:仮面ライダー電王 主題歌 「Climax Jump」
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