![]() | ブロウ・バイ・ブロウ (2006/01/18) ジェフ・ベック 詳細を見る |
好きなギタリストと問われれば・・・ジェフ・ベックと答える。ジェフ・ベック、大好だ。どこが好きなのか言えば、その時代その時代によってガラリと変化する音楽性・・・一つの音楽にこだわることなく、常に最善の音楽を取り込んでいくというアーティストとしてのスタンス。バンドを作っては壊し、妥協することなく自分の求めている音楽を追求していく・・・のだが、単に移り気が早く、我がままな結果ともいえる(笑)。孤高のギタリストたる所以だ。
そんなジェフ・ベックの中でも特に好きな曲がこの 「ダイヤモンド・ダスト」。4分の5拍子という変拍子であり、マックス・ミドルトンのピアノとジョージ・マーティンのオーケストラアレンジが特に際立つ超ー美しい名曲だ。リチャード・ベイリーのドラムも素晴らしいが、驚くべきことに、当時まだ18歳だったという。
作曲者は誰だろう?? そう思っていたのだが、手元にあるシンコーミュージックのギタースコア 「ジェフ・ベック奏法」 (1990年初版)を参照すると、第二期ジェフ・ベックグループ消滅後、マックス・ミドルトン、ボブ・テンチなど、そのメンバーだったミュージシャンが結成してた作った ”ハミングバード”に、後にギタリストとして参加するバーニー・ホランドの作曲だという。
レッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズなどとは180度異なり、メンバーがグジャグジャに変遷し、離合集散していく過程は追っていくと面白い・・・当人らは大変だったろうが(笑)
以下のサイトによると、ジェフ・ベックはこの曲の進行を完成させるのに数カ月を要したという。さもありなんと思う。
●リンク:The Golden Road: Jeff Beck
再度、超ー美しい曲だ。ちょっと長い曲でダレる部分もあるが、ギターソロから始まり、最期は同じメロディーをストリングスで奏でる手法など、「黄金のフルート」 などと同じで、ラストの左右に分かれたストリングスサウンドの箇所にさしかかるたび、ゾクゾクする。
収録されているアルバム 『ブロウ・バイ・ブロウ』 はジェフ・ベックの金字塔的作品で、「スキャッター・ブレイン」 など傑作曲も多い。ラストにこの美しい曲を持ってくるところが、いかにもジェフ・ベックらしく、ストイックな音楽美学追求を感じさせて、カチョイイー。
曲名のダイヤモンド・ダストとは、大気中の水蒸気が昇華してできた小さな氷晶で、東京近辺ではあまり見かけることはないと思う。厳冬期の北海道の内陸部などでよく見られるとのことだが、この曲を聴いて、イメージして欲しい。ピアノのアルペジオはまさにダイヤモンド・ダストの情景。この時期ぴったりの曲だ。
以下のサイトで、わずかに試聴することができる。アルバム 『Blow By Blow/ブロウ・バイ・ブロウ』 の9曲目。
●リンク:Sony Music Online Japan : ジェフ・ベック
追伸)
昔、エレキギターを練習したいと思い、上述したギタースコア 「ジェフ・ベック奏法」 を買ってきて、この曲を練習した。スライドやチョーキングの練習にいい曲だ。ややスローなバラードでもあり、メロディー重視の曲のため、初心者でもスコアがあれば充分練習できて、いい感じに弾けると思う。みなさんもギター、チャレンジしてみてはいかがだろうか?
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