(前回からの続き)
この歌の歌詞は男性から女性へのメッセージとなっている。しかし意外であったのは女性の感想として 「今の自分の気持ちにぴったり・・・」 そんな感想が何度かあったことだ。女性がこの歌を聴いてどういった感情が働くのか想像するのは少し難しいが、意思の疎通を望んでいるが出来ない男性のことを思い浮かべるのかもしれない。
男性からもこの歌が好きだという意見をよく聞く。アウフヘーベンのドラマーヨコタさんもその一人で、よく 「あなたとは~」 と口ずさんでいる。同じ男性だから、男性の感情はだいたい想像がつく。女性を好きになっても必ずしもその感情が実るわけではなく、逆に実らぬ恋のほうが多いのかもしれない。
恋愛は難しい・・・誰もがそう思ってきたのではないだろうか? 古今東西、恋愛感情は人から冷静な判断能力を奪い、時に人を狂わせ、不幸な結末を招いたりもする。今、仮に意志の疎通がうまくいっている異性がいるとするならば、とても幸運なことだと思う。同時に、失敗を繰り返しながらも経験を積み、学んでいけば、そこにある真理に気づくことも出来ると思うのだ。
かつてこの曲をネットで掲載するにあたり、紹介するために書いた文を以下に転載しよう。
人は希望と失望とを繰り返し、
思いどおりにならぬその波に流されながら、
生きるという行為を体現させているのかもしれない。
経験を重ね、その波の動きを静かに読むことができようになるならば、
希望と失望とのギャップに押し流されることもなく、
いつかその海を泳いでいくことが出来るようになるのかもしれない。
現実という荒波を乗り越えてきた人であるならば、
失望を恐れていては道は拓かれないことを知っている。
そして希望に出会ったのなら、
記憶の中にしっかりとその希望を刻みこんでおかなければならないことも知っているだろう。
失望の波に呑み込まれ、何もかも見失ってしまった時、
その希望を思い出すことが出来るように・・・・・。
恋愛という感情を言い表すならば、それは希望と失望とにあふれ 、
人としての本質が最もよく表された感情の波と呼べるのかもしれない。
人と出会い、そして人と別れ、喜び、そして悲しみ・・・
ただ、その波の中で、「今」という、その命の時間をリアルタイムに実感出来る瞬間があったならば、
それはその人の人生にとって、きっと幸運なことなんだろうと思う。
(次回へ続く)
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この歌の歌詞は男性から女性へのメッセージとなっている。しかし意外であったのは女性の感想として 「今の自分の気持ちにぴったり・・・」 そんな感想が何度かあったことだ。女性がこの歌を聴いてどういった感情が働くのか想像するのは少し難しいが、意思の疎通を望んでいるが出来ない男性のことを思い浮かべるのかもしれない。
男性からもこの歌が好きだという意見をよく聞く。アウフヘーベンのドラマーヨコタさんもその一人で、よく 「あなたとは~」 と口ずさんでいる。同じ男性だから、男性の感情はだいたい想像がつく。女性を好きになっても必ずしもその感情が実るわけではなく、逆に実らぬ恋のほうが多いのかもしれない。
恋愛は難しい・・・誰もがそう思ってきたのではないだろうか? 古今東西、恋愛感情は人から冷静な判断能力を奪い、時に人を狂わせ、不幸な結末を招いたりもする。今、仮に意志の疎通がうまくいっている異性がいるとするならば、とても幸運なことだと思う。同時に、失敗を繰り返しながらも経験を積み、学んでいけば、そこにある真理に気づくことも出来ると思うのだ。
かつてこの曲をネットで掲載するにあたり、紹介するために書いた文を以下に転載しよう。
人は希望と失望とを繰り返し、
思いどおりにならぬその波に流されながら、
生きるという行為を体現させているのかもしれない。
経験を重ね、その波の動きを静かに読むことができようになるならば、
希望と失望とのギャップに押し流されることもなく、
いつかその海を泳いでいくことが出来るようになるのかもしれない。
現実という荒波を乗り越えてきた人であるならば、
失望を恐れていては道は拓かれないことを知っている。
そして希望に出会ったのなら、
記憶の中にしっかりとその希望を刻みこんでおかなければならないことも知っているだろう。
失望の波に呑み込まれ、何もかも見失ってしまった時、
その希望を思い出すことが出来るように・・・・・。
恋愛という感情を言い表すならば、それは希望と失望とにあふれ 、
人としての本質が最もよく表された感情の波と呼べるのかもしれない。
人と出会い、そして人と別れ、喜び、そして悲しみ・・・
ただ、その波の中で、「今」という、その命の時間をリアルタイムに実感出来る瞬間があったならば、
それはその人の人生にとって、きっと幸運なことなんだろうと思う。
(次回へ続く)
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