![]() | COVERS (1990/11/07) RCサクセション 詳細 |
昨日につづきこのアルバムから。アルバムには原発を批判する歌が2曲含まれている。「ラブ・ミー・テンダー 」 及び 「サマータイム・ブルース 」。いずれも忌野清志郎の作詞だ。
20年前に書かれた 「サマータイム・ブルース 」 の詞には原発の数について次のような言及がある。
♪37個も建っている
現在日本では55基が稼動し、これからさらに増えていく予定だ。欧州各国を先頭に世界では脱原発の動きが加速している一方、日本はひたすら推進している状況がわかる。
しかし20年前と比較し、さまざまな事故や事件を経て、原発の危険性についての認識は日本でも一般化しているのではないだろうか。
♪知らねえうちに 漏れていた
2007年3月、東京電力は福島第1原子力発電所3号機での臨界事故をはじめて発表した。1978年の事故であり、それまで隠されていた事故だ。その事故以外にもいくつもの事故が隠されていたことが発表された。このことは先日見た 『六ヶ所村通信no.4』 の中でも、冒頭で取り上げられていただけに、久しぶりに聴いた清志郎の歌詞に大きなリアリティーを感じだ。
ロックとは、音楽的に 「ロック」 であることと同時に、その詞も、そのスピリッツも、その行動も 「ロック」 の要素であり、テーマは、現状打開、先見、革新、人間開放、LOVE&PEACE・・・・社会的言及は必然だ。 世界的に 「ロック」 が人を惹きつけてやまない理由であり、音楽を超えた現代文化である理由であると思う。
そういった意味を含め、この曲、このアルバム、忌野清志郎が日本の誇るロッカーであることを再認識。
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