
(前回からの続き)
この曲の中で描かれている 「彼女」 とは、当時の自分の理想の女性像であったのかもしれない・・・。
「どんなタイプの女性が好きなの?」 そう聞かれるたび、当時の自分はこう答えていた・・・「自分を女にしたような人」 まあ、簡単に言うと女版N郎♪みたいな人ということなのだが(笑)、そんな人がいたら話が合うだろうな・・・などと思っていた。
学生だったころ、デートをしたような女の子の中でも、やはり自分に感性が近い人とは話がはずみ、おもしろかった。社会のこと、世界のこと、生きていくことの意味、つつましく生活していくということ・・・
代々木のボーカル研究生だったころ、同じ研究所に通っていて、一緒に帰ったりしていた女の子がいた。 「子供ように束縛のない感性」 とは、彼女から感じた感性であり、この詞のベースとなっている。
・・・それら、今となってはすべて遠い昔の思い出話であり、歌詞で歌われているとおりだ。
人は、いつかすべてが過去になるということを知っているからこそ、今の大切さを知り、そしてそれが続くことを願うのだと思う。
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