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ジョン・レノンが殺された意味(13) Wikipedia 日本語版の不可解な記述 2 | main | ジョン・レノンが殺された意味(11) 自粛された「イマジン」
ジョン・レノンが殺された意味(12) Wikipedia 日本語版の不可解な記述 1
先日、静岡新聞の記者が宮沢元首相に関するエピソードをWikipedia より転用し、出展元を明らかにしなかったために謝罪したというニュースがあった。記者は転用したエピソードについて、広く世に知れわたっているエピソードだと思い込み、それが失敗の原因だったらしい。

ウラも取らず安直に記事を書いた静岡新聞の記者は論外としても、Wikipediaに書かれている内容を事実と思い込み、失敗するケースは多くあるようだ。米バーモント州のミドルベリー大学史学部では、Wikipediaからの引用を認めない措置を1月に決めた。日本史を学ぶ学生たちのテストの解答に、イエズス会が島原の乱を支援したという誤った回答が多く見られ、その情報元を探したところ、Wikipediaであることがわかったことがきっかけとなった。

Wikipedia、確かに便利ではあるが間違いも多い。「2ちゃんねる」であれば半分はガセネタと思って読むのだろうが、Wikipediaに関してはいかにも正しいことが書いてあるというような体裁のため、書いてあることが鵜呑みにされがちだ。そしてGoogleなどで固有名詞をキーワード検索をすると必ずWikipedeaがトップに登場してくることもあり、その間違いは広く世間に普及してしまうこととなる。

Wikipediaに書いてある間違いを2種類に分類すると、一つは単純なミスから来る間違いがある。書いた人のチェックが甘いとか、確認をしないまま書いているとかいうことなのだろう。具体的な例を挙げると、本ブログでも何度か感想を書いている「未来戦隊タイムレンジャー」について、第32話の脚本家の名前が間違っているというような類だ。Wikipediaには「小林靖子」と記載されているが、これは誤りであり「山口亮太」が正しい。その間違いに気付いたからよかったものの、気付かなければ間違った内容を元にして小林靖子やタイムレンジャーの感想を書いていたことだろう。

この類の間違いは迷惑ではあるが、シンプルでわかりやすくもある。しかしこういった単純なミスとは異なり、意図的な間違いや作為的な記述、またはそういった記述がWikipedeiaに転用され、さも事実のように掲載されていることについてはやっかいこの上ない。インターネットとはもともとそういう無責任な媒体であり、それがまた長所でもあるのだが、Wikipediaのように知名度とある程度の信憑性をもつようなサイトになると、新たな問題として考えなければならないのではないかと思う。

前置きはこのぐらいにして、本文の主題であるジョン・レノン殺害に関するWikipedia日本語版の記述について述べよう。その記述を読むと、これは一体どういうことだろうか?とか、そんな話聞いた事もないとかいうような記述がいくつかあることに気付く。ジョン・レノン殺害についてネットで調べようとしている人の多くはその記述を見ていることだろから、次回はその不可解な記述について言及することとする。

(この話つづく)

●リンク:Wikipedia 日本語版 ジョン・レノン-殺害


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| ジョン・レノンが殺された意味 | 23:02 | トラックバック:0コメント:0
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